全国制覇・花咲徳栄の千丸主将が車中ミーティングで語ったこと

全国制覇・花咲徳栄の千丸主将が車中ミーティングで語ったこと

2017夏の甲子園で全国制覇を果たした

花咲徳栄。

岩井監督が講演会で

興味深いことを語りました。

なぜ彼らは強かったのか。

日刊スポーツから。
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花咲徳栄監督明かす 2回戦前に発した主将の言葉

1/21(日) 11:01配信
日刊スポーツ

花咲徳栄監督明かす 2回戦前に発した主将の言葉/コラム

昨夏の甲子園で優勝した花咲徳栄(埼玉)の岩井隆監督(48)が14日に東京・代々木で行われた野球指導者講習会に出席した。「Good Coachの条件」というテーマの討論会にDeNAラミレス監督、日本通運・薮監督、立大・溝口監督とともに参加した。

チームを強くするために何が必要かという問いに「まずは徹底する力、徹底力を植え付けようと思いました。全員が同じ方向に向かないといけない。普段の生活からルールを決めて徹底させました。でもそれだけでは夏の大会で10年くらい勝てませんでした。4万~4万8000人の大観衆の中でプレーする甲子園で勝つためにはベンチの指示がなくてもできるよう自立することが大事」と話した。

なぜ、優勝できたのか? 選手は自立できたのか? 岩井監督が語った。

「いろんな要因がありますが、一番はすべての力を出し切れたこと。目には見えない『不思議な力』。自立する考え、集中力、ルーティン、ゾーン、数字に表れない部分。それらが噛み合った時、強いチームになるんだと思いました」。

1回戦から決勝戦までのスコアは9-0、9-3、10-4、10-1、9-6、14-4。苦戦したのは延長11回を戦った準決勝の東海大菅生戦くらい。強力打線と判で押したような綱脇-清水の継投で埼玉県勢として初めて深紅の大優勝旗をつかんだ。

岩井監督は続けた。

「帝京大ラグビー部の岩出(雅之)監督が『自立というのは自ら考え、想像(創造)し、決断するということ』と話していました。自分たちで想像する。今日1日を想像する。今日の試合を想像する。甲子園の1回戦。初戦というのは緊張する。選手は朝、起きた時点から緊張感を感じることが想像できていた。一番良いスタートが切れました(9-0で快勝)。あとは浮かれることなくコンディショニングを整えて、常に同じ生活、同じルーティーンを繰り返しました」。
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そして8月16日の2回戦、日本航空石川戦でのエピソードを披露した。

「(甲子園へ向かう)バスの中でキャプテンが言った言葉が印象に残っています」。

千丸剛主将(駒大進学)は車中ミーティングでこう話したという。

「(一般人は)お盆休みに入っている。今日は1回戦より1万人くらい観客が多いと思う。歓声もマスコミの数も増える。知らない人も話しかけてくる。見られてる感は半端じゃないぞ」。

8月11日の初戦の観衆は3万6000人。事実、2回戦は4万4000人まで観衆が増えていた。しかし花咲徳栄ナインには初戦以上の緊張感の中で試合に臨む準備がしっかりと出来ていた。

「そんなことまで彼らは想像できていたんです。3回戦、準々決勝、準決勝、決勝と最後までずっとできていました」。

最後に討論会のテーマである「良いコーチの条件とは」という質問に答えた。

「まず情熱があること。お金持ちになるために監督をやっているわけじゃない。お金には換算できない情熱が一番だと思います。それに統制力と厳しさも必要。さらに理論を持っていないとダメ。昔は問答無用でよかったが、今は情報過多の時代。納得させられるだけの理論体系がないと選手は動きません。そして今の選手は飽きっぽい。継続が苦手なんです。飽きさせないために新しいことを伝えていくことも大事。野球以外のことを外に出て勉強することも必要です」。

討論会が終わった後、岩井監督に話を聞いた。今オフはこの日のように外に出る機会が増えたという。「私がグラウンドにいない分、選手には自立するチャンスだと思っています」。

昨秋は埼玉大会で優勝も関東大会は初戦敗退。センバツ出場は絶望的だがチームには夏連覇という大きな目標が残っている。「追われる立場なんてとんでもない。追い越さないといけない。ブレない力を付けたら強いチームになる」。

冬を越え、花咲徳栄ナインがどんな成長を遂げているか…。春が来るのを楽しみに待ちたい。

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