高校野球【汗と涙】

俺たちの夏は終わらせない。

【写真レポ】前橋育英・男気キャプテンの飯島、痛み耐えた夏。前橋育英 (群馬) 4 - 10 花咲徳栄 (埼玉)

【写真レポ】前橋育英・男気キャプテンの飯島、痛み耐えた夏。前橋育英 (群馬) 4 - 10 花咲徳栄 (埼玉)

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【目次】記事のあらすじ解説

 

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観客動員数・済美 (愛媛) 7 - 12 盛岡大付 (岩手)

観客数 : 42,000人

 

《白球の詩》「気持ちで打ちたい」手の痛み耐え出場 前橋育英・飯島大夢主将

8/20(日) 6:04配信・上毛新聞

骨折が回復しきらない左手首は常に痛かった。バットを振るたび顔をゆがめた。万全な状態には程遠い。でも「気持ちで何とか打ちたい」。フルスイングを繰り返した。

 

◎貫いたフルスイング

 小学生の頃から教師を困らせる「問題児」だった。中学に上がってもやんちゃな行動は続き、勉強もあまりしなかった。「敬語も知らなかったです」

 前橋育英への入学が転機となった。寮生活では部屋を毎日掃除し、門限も決められている。それまで知らなかった洗濯機の使い方も知った。何より大切だと学んだのは、地域のごみ拾いをはじめ周囲への気配り。それも全て、荒井直樹監督に言い聞かされたことだ。

 ごみ拾いなんて考えたこともなかった自身にとって、毎日それを繰り返す指揮官の姿は新鮮だった。練習でも同じことをこつこつと積み重ねる。「ああいう人は初めて。見ていて格好良かった」。いつしか人生の目標となった。

 荒井監督は飯島を「問題児」と思わなかった。「おとこ気がある。そこを認めてあげたかった」と振り返る。

 育英で日々たくましくなる息子の姿を、誰よりもうれしく眺めていたのが男手一つで育ててきた父の公男さん(49)だ。学童野球から中高とずっと主将を務め、絶対に弱音を吐かなかった大夢。「何をやっても目立つ奴なんだよ」と、誇らしげに目を細めた。

 心身ともに磨かれ、2年春の群馬県予選で3試合連続本塁打を放って頭角を現した。プロへの道だって強く意識できた。しかしその後は親指や足首などのけがが続き、望む結果を残せなかった。「悔しかったですね」。淡々としながらも、言葉は切実に響いた。

 運命は再び、最悪のタイミングで訪れた。今春の関東大会で死球を受け、左手首を骨折。報告を受けた公男さんは思わず携帯を落とした。「なぜこの時期に。夏に間に合わない」

 大会後の練習試合には出られず、チームの雰囲気が良くないと指揮官に聞いた。貢献できずに歯がゆかったが、荒井監督や清水陽介コーチら指導陣、そして仲間は頻繁に声を掛けてくれた。「一番声を出したり声を掛けたり、もっとできることをやろうと思った」。周囲の支えで前を向けた。

 迎えた夏。群馬大会から無理を押して出場し、甲子園切符をつかんだ。聖地でも痛みをこらえて活躍を続けた。

 花咲徳栄(埼玉)戦は第3打席で空振り三振に倒れ、ベンチに退いた。それでも劣勢をはね返そうと、目いっぱい声を張り上げた。試合後は悔し涙を浮かべたが、最後まで主将らしくチームを引っ張った。

 多くのことを学んだ高校野球。良き指導者や仲間と出会い、人として成長させてくれたと感謝している。野球をしていなかったら今ごろ「何もしていないんじゃないですか」。将来の選択肢の一つとして、母校で指導する自身の姿を思い描いている。(中里圭秀)

 

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【現地写真】前橋育英 (群馬) 4 - 10 花咲徳栄 (埼玉)

 

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【現地写真】前橋育英 (群馬) 4 - 10 花咲徳栄 (埼玉)

 

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【現地写真】前橋育英 (群馬) 4 - 10 花咲徳栄 (埼玉)