高校野球【汗と涙】

俺たちの夏は終わらせない。

【ドラフト会議】花咲徳栄・西川愛也を西武がドラフト2位指名(プロフィール)

【ドラフト会議】花咲徳栄・西川愛也を西武がドラフト2位指名(プロフィール)

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【生年月日】 1999610

【身長・体重】 180センチ、78キロ

【投打】 右左

【出身地】 大阪

【寸評】 抜群のバットコントロールを誇る安打製造機。昨春の県大会中に大胸筋を断裂する大ケガを負い、スローイングは今も万全ではないが、着実に回復を遂げている

スポーツ紙から

「悔しいです」。花咲徳栄を初優勝に導いた立役者・西川愛也左翼手(3年)は決勝後、こう言った。全国制覇したナインの言葉には思えないが、そこにはドラフト候補の根っからの負けず嫌い根性があった。

 小学時代に所属していた長曽根ストロングスは全国最多6度の優勝を誇る名門軟式チーム。厳しい練習に「野球は嫌いでした。やめたかったです」。それにもかかわらず、野球を続けた理由は「1つ上の学年に西川さんっていう同じ名字の上手な人がいた。その人に負けたくなかった」というものだった。当時の監督から「虎になれ! 日本一の西川になれ!」と言われ、奮い立った。そして6年時、エースで全国制覇。野球が好きになった瞬間だった。

 甲子園直前、西川は負けたくない人に同校OBで現西武の愛斗選手と答えた。中学時代の浜寺ボーイズと花咲徳栄の先輩でもある愛斗は、夏の甲子園でランニングホームランを放った。西川はボールボーイとしてこの光景を見ていた。負けていられない、その気持ちが甲子園での本塁打への熱き思いとなった。

 強力な武器も持っていた。2年時にセンバツで初めて甲子園に出場。浜寺ボーイズの監督から扇子をもらった。「おまえはセンスがないから扇子を持っておけ」。おやじギャグなノリで甲子園出場の度にもらった扇子は3本となり、毎日カバンに入れていた。

 扇子の効果かはハテナだが、西川は今夏の甲子園で打率3割3分3厘、10打点と活躍した。しかし、先に後輩の野村佑希(2年)が本塁打を放った。「悔しすぎて、ハイタッチしませんでした」。決勝でも3安打4打点と暴れたが、恋い焦がれた一発は出なかった。

 埼玉の地に優勝旗をもたらせたのは、西川の力が大きい。彼の野球人生はまだまだ続く。プロになったら今度こそ、甲子園で特大アーチを放ってほしい。