明秀日立・増田陸、元チームメイトの大阪桐蔭・中川と対決|「打倒 中川」と寮に。

明秀日立・増田陸、元チームメイトの大阪桐蔭・中川と対決

選抜甲子園は、熱く盛り上がっている。そして、さくら満開の3月31日(土)に注目高校が出場する、大阪桐蔭だ。この大阪桐蔭と激突するのは、茨城の明秀日立。

この両チームを率いる大阪桐蔭主将の中川卓也と明秀日立主将の増田陸は、実は中学時代に同じチームで野球をしていた元チームメイトである。(以下朝日新聞参考)

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組み合わせ抽選会で再会した二人

16日の抽選会。増田君の視線の先に大阪桐蔭の中川君の姿があった。先にくじを引いた中川君が22番。中川君はくじを引こうと前に立った増田君に「隣の23番を引け」と指で「2」「3」とサインを送った。増田君はにやりと笑った。結局、3回戦で戦う組み合わせになると、増田君は「最初からやりたかったんですけどね。必ず2回勝って、大阪桐蔭とやりますよ」と意気込んだ。

同じチームで二遊間コンビだった二人

増田君は大阪出身の遊撃手。中学時代は大阪福島シニアで二塁手の中川君と二遊間コンビだった。ただ、打撃センスもチームでの存在感も中川君が上だったという。ランニング中に近道をして、主将の中川君から注意されたことも。同シニアの中尾学監督(37)は「増田は陰に隠れる存在だった」と振り返る。

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増田陸は「打倒 中川」と寮の部屋に掲げる

2人は別々の道を歩んだが、関係を知る明秀日立の金沢成奉(せいほう)監督(51)はライバル心をあおった。「中川は(2年で)甲子園でプレーしてんのに、お前は何してんねん」。実家からは中川君の活躍ぶりが載った雑誌が送られてきた。

「打倒 中川」。

増田君は寮の部屋のホワイトボードに書き込んだ。とにかくバットを振り、毎晩1キロの白米を食べる「食トレ」を続けた。

昨夏、心境の変化があった。甲子園で大阪桐蔭は中川君が九回2死から一塁ベースを踏み損ねるミスをした後、サヨナラ負けを喫した。寮のテレビで見ていた増田君は「あいつも失敗をするんだ」と「正直、安心した自分がいた」。

だが、中川君がその後、新チームの主将として前向きに再スタートを切る姿に胸を打たれた。増田君は当時、新主将に任命されてチームの統率に苦労していた。「中川でもミスして前向いてるんやから、こんなんで落ち込んでたらあかんわ」。ライバル心に、「尊敬」が加わったという。

甲子園の舞台でついに激突する二人

増田君は昨秋の関東大会で2試合連続本塁打を放ち、チームを甲子園に導いた。

2人は今年1月にあったシニアのOB戦で再会。「打撃練習どうやってんの」。かつては増田君が野球について尋ねるばかりだったのに、初めて中川君に質問され、実力を認めてもらえた気がした。

田君は迎えた今大会でも2試合で長打3本を放つなど強打をみせている。増田君について「守備職人」のイメージを持っていた中川君だが、「甘い球を一発で仕留め、変化球への対応もうまい」と警戒している。

増田君は言った。「今度は目の前で見せてやりたいな。俺の成長」

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