埼玉新聞が選んだ2017年の重大ニュース1位は「花咲徳栄、埼玉県勢で甲子園初優勝」

埼玉新聞が選んだ2017年の重大ニュース1位は「花咲徳栄、埼玉県勢で甲子園初優勝」

埼玉新聞が選んだ2017年の重大ニュース第1位は、「花咲徳栄が夏の甲子園で県勢悲願の初優勝」に決定。埼玉県勢として初の全国制覇を果たした花咲徳栄のニュースを振り返ってみましょう。

 

「花咲徳栄が夏の甲子園で県勢悲願の初優勝」(8月24日)

<甲子園>創部36年花咲徳栄が凱旋へ 綱脇と清水の二枚看板、見事な打線で県勢初の深紅の大優勝旗つかむ

第99回全国高校野球選手権大会最終日は23日、兵庫県西宮市の甲子園球場で決勝を行い、埼玉代表としては24年ぶり3度目の決勝に進出した花咲徳栄は広陵(広島)を14―4で下し、初の優勝を飾った。99回の歴史を数える同大会で県勢の深紅の大優勝旗獲得は史上初の快挙。上田清司知事は同日、同校に彩の国功労賞を贈る方針を示した。

参加3839校の頂点を決める一戦。残暑の日差しが照り付ける中、4万3千人の観衆を集め、午後2時にプレーボール。花咲徳栄ナインは大観衆を背に「いつも通り」の平常心で、「いつも通り」(岩井隆監督)の力を出し切った。

これまでの5試合連続で2桁安打している打線が晴れ舞台でも本領を発揮した。一回、切り込み隊長の1番太刀岡が中前打で出塁すると、2番千丸は右越えへ二塁打。無死二、三塁とし、3番西川の中前打で2点を先制。序盤でリズムをつかんだ。

自慢の強打で先行し、共に防御率1点台の綱脇、清水の二枚看板で逃げ切るのもいつも通り。綱脇は6戦連続で先発マウンドに立ち、五回途中まで3失点と役割をきっちり果たし、清水へバトンタッチした。

試合を決定づけたのは中盤の攻撃。打者一巡の猛攻で五回に6点、六回に4点を奪った。埼玉大会から見せる腰の据わったシャープな振りと、抜群の選球眼。この五、六回の攻撃で二塁打以上の長打は5本。左打者6人が並ぶ花咲徳栄打線だが、広陵のエース平元、山本の両左腕を苦にせず、低く鋭い打球が外野の間を抜けていった。

五回途中から登板した清水は、伸びのある速球を武器に強打を誇った広陵打線を1失点に抑える好投。最後の打者を右飛に打ち取ると、マウンドに歓喜の輪が広がった。千丸剛主将は「いつも通り攻める姿勢を最後まで貫けた。最高の形で試合を進められた」と、普段着のトクハル野球に胸を張った。

1大会個人最多本塁打記録を塗り替えた広陵の中村の活躍などで、記録更新となる68本塁打が量産された今大会。花咲徳栄の本塁打は2年生の4番野村が放った2本のみだったが、全6試合で2桁安打を記録。勝負どころでの打線のつながりは見事だった。

創部36年目の快挙。県勢にとっても待ちに待った悲願の初優勝だ。岩井隆監督は「誰が埼玉で初めて優勝するのかと思っていたが、まさか自分がやるとは。コツコツと一瞬一瞬を戦ってきた成果が実った」と、いつも通りの冷静な表情で喜びをかみしめた。

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