【注目進路】大阪桐蔭 中川卓也は早稲田大学へ進学|仙台育英戦の悔しさを糧に成し遂げた春夏連覇

仙台育英戦の悔しさを糧に成し遂げた春夏連覇

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※夏の第100回記念大会 55試合完全収録

早稲田大学スポーツ推薦で合格

早稲田大学・スポーツ科学部は2018年11月16日(金)、2019年度アスリート選抜入試の合格者を発表した。

野球部では、甲子園で春夏連覇を達成した大阪桐蔭の主将でU18高校日本代表の中川卓也、U18代表の浦和学院(埼玉)の蛭間拓哉、仙台育英の田中星流、日大豊山の名倉侑田の4名が合格した。

早稲田大学スポーツ推薦合格者
浦和学院 蛭間拓哉
大阪桐蔭 中川卓也
仙台育英 田中星流
日大豊山 名倉侑田

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あの試合を忘れた日は1日もない

史上2度目の春夏連覇を果たした大阪桐蔭。主将を務めたのが中川卓也だ。

「あの試合を忘れた日は1日もない」

中川がそう語るのは、忘れもしない2017年(第99回大会)の仙台育英戦だ。

9回2死から相手をショートゴロから打ち取ったが、当時一塁手だった中川がベースを踏み外しセーフに。そのあと、柿木がサヨナラを打たれ、春夏連覇を逃した。

球場からは地響きのような歓声が起き、観客は一斉にタオルを振り回した。

「遊撃手が二塁に送球すると思い込んだ。球場の雰囲気にのまれて焦っていた」

呆然としている中、先輩からかけられた「お前のせいじゃない。今までありがとう」の言葉。涙が止まらなくなった。

あの時から中川は覚悟を決め、幾度も試練を越えてきた。

「気持ちは夜のうちに切り替えた。来年の夏、忘れ物(夏の優勝旗)を必ず取りに帰る。先輩たちのためにも、春夏連覇の夢を必ずかなえる 」

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”最後まで諦めなかった”北大阪大会準決勝 履正社戦

今年の北大阪大会準決勝 履正社戦。(7月27日、大阪桐蔭6-4履正社)

再び試練が訪れた。

1点リードされた9回、先頭打者を出しながら犠打に失敗し、併殺で2死の窮地に。

しかし2番打者の宮崎仁斗が冷静に見極めて四球で出塁。

続く3番中川「絶対に大きいのは狙わない。つなぐ」。

4番藤原も「今までで一番緊張した。でも頭は冷静だった」と、大振りせずファウルで粘り連続四球を選ぶ。

5番根尾の押し出し四球で追いつき、山田の2点適時打でひっくり返した。

西谷監督が「棺桶に両足が入っていた」と表現した土壇場からつかんだ劇的な逆転勝利。

9回最後の攻撃の前に中川は「経験と意地と執念。気持ちでカバーしよう」と声をかけていた。

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西谷監督「このチームは中川が作ってきたチーム」

大阪桐蔭の名将 西谷監督は「このチームは中川が作ってきたチーム」と語る。

昨年の悔しさを糧に、今年こそ春夏連覇を実現するために、中川は心を鬼にした。

夏前に強い危機感を抱いた中川は「何か変えないと、このままの力だと、夏負けてしまうので」と口を開いた。

「みんなから嫌われることを大事にしている。キャプテンである以上は言いにくいことも言わなくてはいけない」

誰よりも自分を厳しく追い込み、周りの人たちの意識を変えていった。

チームをまとめられず、グランド横のトイレでこっそり泣いたこともある。
昨年の”ミス”を背負い、「春夏連覇」という重圧を抱え、1年間ひたすらに努力し続けた。

「最強世代」と呼ばれようが、そこに慢心は一切なかった。

西谷監督「お前は何三振しても代えない」

中川は北大阪大会の後半から打撃不振だった。今夏の甲子園1回戦・作新学院戦は4打数無安打。

「(打撃は)どん底のどん底。バットも握りたくない状態だった」

西谷監督は「お前は何三振しても代えない。お前がいままでつくってきたチームだから」と語りかけていた。

「こんなに苦しいゲームは今までなかった」

第100回全国高校野球選手権・3回戦(8月16日、大阪桐蔭3-1高岡商)

この夏も大阪桐蔭は苦しい試合が続いた。

3回戦 対高岡商。”あの日”と状況が酷似していた。

九回2死二塁。

大阪桐蔭の内野陣はマウンドに集まると、苦笑いで目を合わせた。

だが、今年は冷静だった。

「あの日のことは1日も忘れたことはない。悔しさを持ってやってきたので」気持ちは強かった。

高岡商を後押しする手拍子が甲子園を包む。山田健太が「去年の仙台育英やん」と笑った。

一呼吸置くと、中川が気合いを入れた。「去年の二の舞にはならんぞ!」拳を合わせ、想いを1つにした。

昨夏、涙を流した3回戦。絆を深めた大阪桐蔭は今年笑顔で試合終了を迎えた。

中川は「主将としても3番としても、大きな役割を果たせた」と胸をなで下ろした

「地元の強豪から甲子園に出たい」という思いで、大阪桐蔭へ

中川には、3歳上の兄がいる。兄の名前は「中川優」。八戸学院光星(青森)のエースとして、2年生の春から3季連続で甲子園の土を踏んだ。

「野球選手として尊敬している」という兄と同じ道を歩む選択肢もあったが、「地元の強豪から甲子園に出たい」という思いが勝り、大阪桐蔭の門をたたいた。

中学時代は福島シニア(大阪)に所属。関西選抜に選ばれ、大阪桐蔭入学後も、6月の沖縄遠征メンバーに藤原、根尾とともに参加した。1年生ではこの3人だけだった。

U18高校日本代表のキャプテンに抜擢

U18高校日本代表のキャプテンは中川に決まった。永田監督は「今までずっと見てましたので。大会とか練習を見せてもらう中で、中川くんが一番適していると思いました。チームを統括してくれ、ということで。キャプテンは中川くん」とコメントした。

副主将は、大阪桐蔭・根尾昂選手浦和学院・蛭間拓哉選手日大三高・日置航選手の3名に決まった。

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中川卓也に欠かせない「ルーティーン」

中川は「打席で立つ位置と、打つポイントを確認するルーティンです」とルーティーンについて語る。

バットを当てるのは、①ホームベースの捕手寄りの外角②ホームベースの投手寄りの外角③構えた右足の先あたりの内角の3カ所。①②③の順番で指すことで、「外角ならこのラインまでは打つ」というような意識付けをしているそうだ。

高校に入る前から続けていて、体全体を使うことで、打席でも自分の世界に集中できるという。

体をのけぞらせる動作は「猫背になりやすいので、骨盤を立たせて体の軸をうまく使うため」。

さらに、打席では投手に近い右目ばかりを使いがちになるらしく、「利き目の左目をしっかり使えるように、両目で投手をしっかり見つめる」という手順も取り入れている。

中川卓也のプロフィール・経歴・誕生日

「野球の神様がいると昔から信じている。神様に見てもらうためには、プレー以外の身の回りのことをきっちりしたい」

練習後はグラブやバットなど自分が使う道具は毎日手入れし、寮の部屋の掃除も怠らない。

どこでも寝られるのが特技で「睡眠力」も高い。

2000年7月28日
175cm / 78kg B型
大阪府長吉中 / 大阪福島リトルシニア
好きな食べ物はカニ

苦手な食べ物は卵
趣味は釣り
好きな選手は森友哉(西武)

好きなタレントは新川優愛
大阪府選抜(日台国際親善野球試合)
家族は両親と姉と兄
U-18アジア選手権日本代表

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