【ドラフト候補】星稜エース奥川恭伸、世代ナンバーワン右腕|最速151キロは中学全国制覇、幼馴染とバッテリー

星稜エース奥川恭伸、スター性ある最速151キロ投手

【センバツ出場決定を受けて】 エース奥川恭伸は「秋(明治神宮大会)は準優勝に終わって、春は何としても秋の悔しさを晴らすためにも全国制覇を狙って、絶対に1位をとりたいと思います」と豊富。

2019年の高校野球界で最も注目したいのは、星稜の奥川恭伸だ。

2年生で唯一、U18高校日本代表に選出され、根尾昂や藤原恭大、吉田輝星らと日の丸を背負った。夏の第100回記念大会の開幕戦を引き当て、その大舞台で150キロを記録するなどスター性は十分。(3/23更新 履正社戦で自己最速151キロを記録)また、マウンドに立つその姿は、笑顔にあふれ、観る者たちを惹きつける魅力を持つ。

2018年秋、北信越大会と明治神宮大会では計7試合、48回1/3を投げ、3失点(自責点0)、65奪三振、与四死球3と圧倒的なピッチングを見せた。

甲子園のマウンドでも、笑顔を絶やさないのが奥川だ。「常に笑顔でいることで、観客やいろんな人を味方につけられる。野手にも安心感を与えられる」と中学時代から心がけてきたという。

センバツ直前トピックス

=3月10日=
星稜・奥川恭伸が練習試合・光泉(滋賀)戦に先発。3回2安打無失点、最速は148キロを計測。試合は13―1、13―2(7回で終了)で連勝した。

=3月12日=
星稜は、3月12日に高岡第一(富山)と練習試合を行い9-3で勝利。先制を許したが、五回に2番山本の安打や4番内山の適時打。林和成監督は「秋よりスイングの強さと速さは格段に良くなっている。今後は投球をしっかり見て判断するバッティングを目指す」とコメント。

=3月16日 星稜=
星稜は3月16日、林・有馬バッテリーを擁す近江と練習試合を行い、1-1で引き分けた。奥川恭伸は、先発して7回5安打無失点5三振と好投。プロ6球団計13人のスカウトが集結。最速で148キロを記録。

プロ12球団が一斉に”奥川詣”で

ロ界も大いに注目している。

センバツ出場が決定した1月26日には、ヤクルトのスカウトが視察。これで19年の年明けから「12球団すべて」の“奥川詣で”が完了した。

また、世代ナンバーワン注目選手の根尾昂を獲得した中日ドラゴンズでは、星稜・奥川を密着マーク。同校OBの音重鎮スカウトを北信越担当に配置転換したことがわかっている。根尾に続く、スター候補の指名に備える環境整備した。

センバツに向けて26m投球

奥川は、センバツに向けた冬場に、週5回・約60球の投球練習で通常の18・44メートルより長い26メートルの距離から投げ「糸を引く」感覚を磨くトレーニングを実施しているという。

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神宮大会、準優勝・奥川のことば

明治神宮大会では、札幌大谷に敗れた星稜。

試合終了後、この試合、途中登板となった奥川は「結局優勝したチームのピッチャーが一番すごい。勝てる投手になって結果としてもしっかり1位になりたいと思います」と語った。

明治神宮大会では、初戦・準決勝と2試合連続で完投。決勝の舞台は「5番右翼」で先発。2-1と逆転されなおもピンチの7回2死一、三塁でマウンドに上がり、ピシャリと札幌大谷の攻撃を切った。

奥川は「今日はバッティングで活躍したかったんですけど、それもイマイチ」。試合後は「悔しいです」と声を振り絞った。

明治神宮大会・広陵戦で圧巻投球

明治神宮大会では、広陵を9-0の7回コールドで勝利。

奥川恭伸は、7回3安打無失点。この日最速149キロをマークし、11三振を奪う圧巻のピッチングを見せた。

「昨日の練習で投げてみて良かったので」とフォークを活用。130キロ台前半で落ちる新球が要所で決まる。

「いつもスライダーばかりだったので、全国の舞台で自分の力を試したかった。低めに決まっていたので手応えはありました」と語った。

侍ジャパンでは同部屋となった大阪桐蔭・根尾昂からは「組み立て方や変化球のにぎりを教わりました」とコメント。ドラフト後は「おめでとうございます」と伝え、根尾からは「神宮大会頑張れよ」と激励されたという。

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北信越大会では異次元の「10者連続三振」

異次元の投球を見せた北信越大会。

18年の秋季北信越大会の準々決勝・松本第一戦(10月14日)では、

なんと「初回から4回の先頭打者まで10者連続三振」を記録。

5回コールドまでの15アウト中、合計13のアウトを三振でとる異次元のピッチングをみせ、その存在感を示した。

長野・松本第一の打線は、ほとんどバットに当てられず、10者連続三振。11人目の打者はセーフティーバントを試みアウトになった。

U18日本代表に2年生で唯一選出された奥川


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最速151キロ、2年生で史上4人目

星稜・奥川は、18夏の甲子園・開幕戦で、150キロを記録。(3/23更新 履正社戦で自己最速の151キロを記録)

甲子園で2年生による150キロ以上は田中将大(駒大苫小牧)、大谷翔平(花巻東)、安楽(済美)に次いで、史上4人目となった。

18センバツ終了後のコメント

センバツベスト8で甲子園を去った時、

奥川は「この大会はやりきった気持ちがある。成長できたと思います。それに優勝までの距離が分かった。制球力、スタミナをつけて夏に戻ってきたい」と語っていた。

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小学校4年生からバッテリー

世代最強右腕・奥川の球を受けるのは、山瀬慎之助(捕手)だ。実は、奥川と山瀬は、石川県の宇ノ気中で全国制覇を果たしている。宇ノ気小学校4年生の時からバッテリーを組む仲だ。

「高校でも全国制覇しよう」と誓い、そろって星稜に進学した。

奥川は語る「これまで何千、何万球と受けてもらっている。日々の積み重ねが信頼を生んでいる。」

バッテリー歴 約10年の築きあげた深い絆で、中学時代のそれと同じように「全国制覇」を目指す。

捕手の山瀬の名前は「阿部慎之介」から命名

女房役の山瀬の名前の由来は、巨人・阿部慎之介である。

阿部グッズを愛用し、投手に声をかける時にマスクを上げる角度もマネしている。

「自分も打てる捕手を目指している」

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センバツではゾーンに「捕手までの軌道が見える」

2017年のセンバツでは「ゾーンに入っているというか、本当に記憶がなくなるぐらい集中していた」と打ち明けていた。

ピンチの時に「自分から捕手までの軌道が見えることがある。どれだけ腕を振ってもそのライン上に球が行く」という瞬間を経験。

走者を背負うと、マウンド上で「自分は絶対できる」「守備が守ってくれるから安心して」と声を出して「ゾーン」に入っていたという。

独自トレーニングを積む奥川「クリップを指先でつまむ」

奥川の練習方法は独特だ。

通学電車内では、バインダークリップを指先でつまむ自己流の練習も実践している。

「練習法が正しいか分からないが、指先にボールが引っ掛かる感覚がつかめた」。

ボールの回転数を上げることで、直球の質をさらに高めえいる。なお、奥川がフォークを覚えたのは選抜出場直前の3月10日である。

2018センバツ開会式の入場行進


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奥川恭伸(おくがわ・やすのぶ)プロフィール

2001年4月16日、石川・かほく市生まれ。

宇ノ気小2年で野球を始め、内野手兼投手。

宇ノ気中1年冬から投手に専念し、3年時に全国中学校軟式大会優勝。

将来の夢は「プロ野球選手」。家族は両親と兄。


星稜 センバツベンチ入りメンバー

背番号 選手名 投/打 学年/出身中学/中学時代の所属チーム
1 奥川恭伸 右/右 3年/宇ノ気
2 山瀬慎之助 右/右 3年/宇ノ気【主将】
3 福本陽生 右/右 3年/東京・緑丘/東練馬リトルシニア
4 山本伊織 右/両 3年/神奈川・高津/東京神宮リトルシニア
5 知田爽汰 右/左 2年/星稜
6 内山壮真 右/右 2年/星稜
7 有松和輝 右/右 3年/星稜
8 東海林航介 右/左 3年/星稜
9 岡田大響 左/左 3年/星稜
10 寺沢孝多 左/左 3年/星稜
11 荻原吟哉 右/右 2年/星稜
12 新保温己 右/右 3年/星稜
13 大高正寛 右/右 3年/星稜
14 寺西成騎 右/右 2年/根上

15 今井秀輔 右/右 2年/紫錦台/金沢リトルシニア
16 竹村紘人 右/左 3年/野田/金沢ヤングブルーウェーブ
17 吉本有佑 右/右 3年/星稜
18 高木宏望 右/左 2年/星稜

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