【不祥事】名古屋経大高蔵、日体大柏、国分寺高校など
日本学生野球協会は2018年12月18日の審査室会議で高校12件と大学1件の処分を決めた。
名古屋経大高蔵(愛知)
元プロ野球選手の監督による体罰事案について、平成30年11月10日~同31年11月9日まで1年間の謹慎処分が科された。
監督(47)の暴力シーンが動画で撮影された同事案について(1)計12人もの部員に(2)弁明の余地を与えず(3)身体的ダメージを与えかねない暴力を振るった―点が長期処分の理由となった。
国分寺(東京)
監督(53)が暴力・暴言に加え、生徒の安全管理義務を怠ったとして平成30年10月1日~同32年9月30日まで2年間の謹慎処分が科された。
監督が自主練習中、複数部員に約4メートルの至近距離から「右翼打ちの手本」と称してノックを浴びせ、打球が体をかすめても「避けるな」と叱責(しっせき)。打球が1年生部員の左臀部(でんぶ)を直撃しても、病院に連れて行かず「本気ではなかった」などと弁明していたが診断の結果、全治2カ月と判明した。暴力行為だけでなく、安全管理を果たさなかったとして、有期では最長の処分が科された。
対外試合禁止処分
日体大柏(千葉)
11月5日~3か月=部員の飲酒、喫煙、パチンコ店での遊技
B校(A県)
11月9日~6か月=部員の部内いじめ※被害者保護のため都道府県名と校名は非公表
久留米大(九州六大学)
11月6日~3か月=部員の集団窃盗(事件の詳細)
謹慎処分
松山商(愛媛)の部長
11月13日~1年=部長の部内暴力
藤井(香川)の副部長
11月22日~1か月=副部長の部内暴力
名古屋経大高蔵の監督
11月10日~1年=監督の部内暴力
帝京三(山梨)のコーチ
11月23日~1か月=コーチの部内暴力
広島学院(広島)の軟式の部長兼監督
11月14日~6か月=部長兼監督の部内暴力、部内暴言
君津商(千葉)の監督
11月28日~3か月=監督の部内暴力
岡崎工(愛知)の監督
10月16日~6か月=監督の暴力、暴言、ハラスメント(いずれも部内)
飯山(香川)の監督
12月6日~4か月=監督の部内暴力、報告遅れ
西和清陵(奈良)の監督
11月14日~4か月=監督の部内暴力、部内暴言、報告遅れ
西和清陵の部長
11月21日~1か月=部長の部内暴言
国分寺の監督
10月1日~2年=監督の部内暴力、部内暴言