【下克上だ】過去10年連続初戦敗退、三重・白山高校が甲子園出場へ!雑草軍団の野球部

10年連続初戦敗退の歴史、三重・白山高校が甲子園出場!雑草軍団の野球部

激選区・三重県を勝ち抜き、第100回目の夏の甲子園出場を決めた「県立 白山高校」に大きな注目が集まっている。

津市中心部から車で30分以上かかる過疎地域にある公立校。

監督らを中心に「草だらけ」のグラウンドを一から整備して環境を整えた「雑草軍団」が、100回目の夏の頂点に駆け上がった。

愛工大名電戦は甲子園球場全体から拍手が送られた

白山高校の夏・三重予選の過去の戦歴・成績

2007年…初戦敗退
2008年…初戦敗退
2009年…初戦敗退
2010年…初戦敗退
2011年…初戦敗退
2012年…初戦敗退
2013年…初戦敗退
2014年…初戦敗退
2015年…初戦敗退
2016年…初戦敗退
2017年…3回戦
2018年…優勝

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初戦敗退ばかりだった白山高校野球部

白山高校の野球部は、夏の三重大会は07年から10年連続で初戦敗退。

13年秋と14年春は部員が足らず、連合チームを組んだ。

創部は1960年で、79年に8強入りが最高だった。

しかし、17年の三重大会で11年ぶりの勝利を挙げて3回戦進出。昨秋と今春の県大会では8強に入り、100回目の夏はダークホースとされていたのは白山だ。着実に力をつけていった。

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白山高校野球部の転機

そんな白山高校が変わり始めたのは、2013年に赴任した東拓司監督の存在だ。当初、「部員が5人ほど。野球をしたいと思ってきたら、そんな状態ではなかった」と監督。就任1年目の三重大会前の壮行会、生徒から「どうせコールド負けだろ」という言葉が飛んだ。登録選手11人で臨んだ最初の夏はコールド負け。同年秋と翌春の大会は、部員不足で他校と連合チームを組むほどだった。

白山・東監督は上原浩治と大学同級生

大体大で上原浩治投手(巨人)と一緒にプレーし、教諭になってからは古豪の県立上野高校で監督を務めた。県内外の強豪などと年150試合以上の練習試合を組み、エアコンの効かないマイクロバスで移動した。

「甲子園より広い」グラウンドを生かし、打撃強化に重点を置いた。竹バットで芯にボールを当てたり、スローボールを外野に向かって打ち込んだりする練習を重ねた。

菰野、三重を倒した松坂商を撃破し優勝

この夏、3回戦で菰野を4―3で破って勢いに乗った。さらに、準々決勝、準決勝も1点差ゲームを制す。さらに、決勝の松阪商戦は、五回に6安打を固めて一挙6点を奪い、今春のセンバツ4強の三重を破った相手を圧倒し、頂点にたった。

白山高校野球部メンバー・選手一覧

背番号 選手 学年 打率 身長 体重 投打
1 山本 朔矢 3年 .333 167 63 右右
2 ★辻 宏樹 3年 .320 176 81 右右
3 有森 紫苑 3年 .400 167 66 右右
4 石田 健二郎 3年 .250 163 57 右右
5 岩田 剛知 3年 .143 167 64 右左
6 栗山 翔伍 3年 .458 171 67 右右
7 伊藤 尚 3年 .346 172 70 左左
8 市川 京太郎 3年 .250 165 58 右左
9 駒田 流星 2年 .316 180 70 右右
10 堀 涼 3年 – 176 71 右右
11 神野 真志 3年 – 176 67 右右
12 橋本 魁蛇 2年 – 165 63 右右
13 河村 岳留 2年 .000 170 72 右左
14 梶川 裕一朗 3年 .200 175 64 右右
15 刀根 夢斗 3年 – 166 56 右左
16 下中 宙 2年 – 175 65 右右
17 パルマ ハーヴィ― 2年 – 162 64 右右
18 吉岡 海斗 3年 – 178 64 右右
主将は★印。打率は地方大会の成績。

注目:有村紫苑(3年生・背番号3)

三重大会の決勝戦で走者一掃の2塁打を放つキーマン。

「冬の間、誰よりも振り込んだ」と東監督。
中学時代は奈良のクラブチームに所属し、今も遊ぶ場所は奈良。

阪神ファン向けのイベントで甲子園で一球だけ投げたことがある。

部内では「ゆるキャラ」。

フラフープを回しながら、バッティングができるが、部員に見せたことはない。

注目:伊藤尚(3年生・背番号7)

三重大会菰野戦ではホームランで勝利に大きく貢献。

もともとは一塁手だったが、目が悪く、失策が多かったのでレフトに転向。

目に入れるのが怖かったコンタクトをつけたら守備力が向上した。

最初に白山に来た時の感想は「選手が少ない。ここで野球とか無理やな」。

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注目:刀根夢斗(3年生・背番号15)

テレビで見た甲子園に憧れ、小6から野球を始めた。
白山を選んだのは東監督にほれこんだから。
「経歴を調べて『絶対にいける』と思いました」。
コンパクトな打撃でつなぎ、守備は機動力のある内野手として貢献。
シャイな性格でクラスのかわいい子とは緊張で話せない。
「姉とは普通にしゃべれるのに。」と語る。

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注目:パルマ・ハーヴィー(2年生・背番号17)

小学4年のとき、家族でフィリピンから来日。
野球は友達の誘いで6年生から開始。パルマが苗字。
ムードメーカーで次期キャプテン候補。
声の大きさと走塁に自信。三重大会では伝令として活躍。
常に笑顔を意識しているが「意識しすぎてたまに顔がこわばる」という。
趣味はカラオケなど。

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2018年 | 三重大会試合結果

※日程 回戦 対戦 試合結果

7月14日 1回戦
四日市南 10-3

7月17日 2回戦
上野 11-3

7月21日 3回戦
菰野 4-3

7月22日 準々決勝
暁 4-3

7月24日 準決勝
海星 6-5

7月25日 決勝
松阪商 8-2

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