【特集ページ】横浜高校の万波中正(日本ハム4位)が始動!コンゴハーフの高校通算40本塁打スラッガー

横浜高校 万波中正 日ハム4位指名

横浜高校の万波中正。ドラフト4位で日本ハム入り。年俸は520万円。

中学時代は、陸上部員としても活躍し、1年時に100メートル障害で都大会2位、3年時は砲丸投げで全国大会出場。横浜高校では、高校通算40本塁打、投手としても最速149キロをマーク。

コンゴ人の父と日本人の母を持つ。

3月6日、プロ初本塁打を記録。レフロ防球ネット中段に突き刺さる推定120メートルの2ラン。荒木2軍監督は「びっくりしたよ。振りにいけてる。ああいうのがあいつの良さ」と称賛した。

<日本ハム新入団選手の背番号>
18 吉田輝星
24 野村佑希
13 生田目翼
66 万波中正
37 柿木蓮
64 田宮裕涼
40 福田俊
144 海老原一佳

万波中正、いよいよ入寮へ

2019年のスタート、万波が入寮。隣接する室内練習場では、マシンの球を黙々と打ち返しす。

「バッティングは毎日あれぐらいやろうと思っています。(ほかに)やることがないですし。夕食を食べた後にもまた打ちます」とコメント。

「感覚が中々来ないタイプなので、最初は模索して、それから強度上げて、長く打つ。マシン2時間は多いと思っていません。そのぐらいは最低限。…使えるものを全部試して、どういう練習に使えるか知ろうと思って」と恵まれた環境を最大限生かす。「もっと時間がほしい。やればやるほど足りないものが出てくるので」と意気込む。

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契約金3500万円、年俸520万円で仮契約

11月12日、契約金3500万円、年俸520万円で仮契約。「いろいろ話していく中で現実味を帯びてきた感じ。プロ野球選手になると身が引き締まる思いです」とコメント。

万波は高校通算40本塁打を放ったスラッガー。コンゴ出身の父を持ち、1メートル90、90キロの恵まれた体格を持つ。

今後については「最終的にはファンの人たちが盛り上がってくれることをやりたい。お客さんありきの世界なので、ファンサービスという面でも喜んでもらえることは積極的にやりたい。そういう選手になりたいし、明るく中心にいるような選手になりたい」と意欲を示した。

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コンゴハーフの高校通算40本塁打スラッガー

コンゴ出身の父を持ち、190センチ、88キロの恵まれた体格で「二刀流」としてもチームをけん引。横浜スタジアムのバックスクリーンを直撃する通算40号本塁打を放つなど、規格外のパワーを持つ。

10月31日、日ハムの指名挨拶を受け、万波は「チームとして日本一になるということと、自分がそこに貢献出来るようにということを目標にやっていきたいと思います」とコメントした。

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日本ハムからドラフト4位指名

高校通算40発の大型スラッガーは最速149キロを投げる二刀流。

将来は「球団の顔となるような選手になりたい。日本ハムは若い選手が多く、生え抜きの選手が多い。先輩方に続きたい。技術はプロで通用する所はない。元気を出し、声を出してやるだけ」とコメントした。

北海道については「去年、修学旅行で行きました。おいしい物が多い印象」と語った。

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万波中正のプロフィール・出身

  • まんなみ・ちゅうせい
  • 2000年(平12)4月7日生まれ
  • 東京都練馬区出身・コンゴ出身の父を持つ
  • 小学2年で野球を始める。中学では東練馬シニアで投手、外野手。同シニアで3年時はエースとして全国4位。
  • 高校では1年夏、2年夏に甲子園出場。投手としても149キロをマーク。
  • 1メートル90、88キロ
  • 右投げ右打ち
  • 読書家 読書しながら電車通学。最近では孫子の「兵法」を読了。

万波中正は陸上・砲丸投げでも全国レベル

中学時代には、陸上部にも在籍し、1年時に100メートル障害で東京都大会2位。

中学3年生時は、砲丸投げで都大会を制し全国大会出場した経歴を持つ。

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「完全覚醒」、高校通算40本塁打で甲子園乗り込む

コンゴ人の父と日本人の母を持つハーフ、横浜高校の万波中世が「覚醒」した。

南神奈川大会の決勝戦(鎌倉学園戦)では、高校通算40本目となる特大ツーランホームランを放つ。あと1メートルで場外となるような特大130メートル弾。また、準々決勝でも同じ横浜スタジアムのバックスクリーンを直撃する一発を放った。

神奈川大会では、24打数13安打で打率・542、2本塁打、12打点の大活躍。

いよいよスーパー1年生と騒がれた男が、最終学年に甲子園に乗り込んでくる。

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不調理由に一時ベンチ外、背番号は13

万波は、夏の神奈川大会のベンチ入りメンバーの一次登録で、20人のメンバーから外れた。このニュースは高校野球ファンをざわめかせた。その後、最終のメンバー登録で夏はベンチ入りを果たすも背番号は二けたの13番。

冬に場、打撃フォームをつくり上げる中で悩みすぎ、自分を見失った。横浜・平田徹監督は「頭が良くて、好奇心旺盛。それゆえに考えがブレていた」と語る。

さらには、1月下旬には野球部寮から出て、都内の自宅から通学した。朝5時起きになっても、帰宅後は自らの映像をチェックし、素振りを繰り返した。ようやくフォームが固まったのは6月、覚醒が始まった。

横浜 20年ぶり全国制覇へ

神奈川大会では背番号13の万波だが「背番号とか打順とか今は執着していないんです」と語る。

「“絶対やってやる”という気持ちで強豪校に一泡吹かせたい」。

98年以来20年ぶりの優勝へ。第100回大会の主役に躍り出る。