【試合速報・結果】明豊 1x-0 龍谷大平安(延長11回サヨナラ) センバツ高校野球2019/注目選手【甲子園】

龍谷大平安 0-1x 明豊(11回サヨナラ)

平安000 000 000 00=0
明豊000 000 000 01=1
【明】寺迫、若杉、大畑
【平】橋本、野沢

明豊が龍谷大平安に延長11回サヨナラ勝ちで春夏を通じ初の4強進出。息詰まる投手戦に終止符を打ったのは“明豊の寮長”だった。0-0の延長11回裏2死満塁。打席には、11回表から一塁守備についた背番号15の後藤杏太。6球目をとらえ、サヨナラ打。すぐに右手を突き上げ、一塁ベースを回るとうれしい涙があふれてきた。

「自分が決めようという気持ちでした。サヨナラ打は人生初。打った瞬間に涙が出てきて…」とコメント。寮長の仕事は多い。朝はだれよりも早く起きて、起床の号令と点呼。夜は選手の携帯電話を集める。そんな仕事をいとわず、指導者の右腕となって働き、野球の練習にも打ち込んできた男が決めた。

龍谷大平安は、エース野澤秀伍が力投もサヨナラ打を打たれ敗戦。先発は背番号13の右腕・橋本幸樹だった。もともとは外野手として入学したが、原田監督が「ハシビッシュ」と呼び、期待をかける選手。「右がほしかった。橋本はいい球を投げる。甲子園でどれだけ躍動してくれるか」と準々決勝の舞台で先発を任せ、橋本は期待に応える好投をみせた。

投手は踏ん張ったが、完封負けが誤算だった。原田監督は「明豊さんはエース級が3人いた。何とか打開しないといけなかったんですが、点を取れなかった」と語った。

試合後のベンチ前。原田監督はエース左腕と2人きりになり、こう告げた。「よく投げてくれた。しっかりご飯を食べて、しっかり走り込んで、また夏に頑張ろう。一回り大きくなって、真のエースになろう」

【第9日 3月31日(日)準々決勝】
習志野 4-3 市和歌山 (みどころ)
龍谷大平安 0-1x 明豊 11回 (みどころ)
東邦 7-2 筑陽学園 (みどころ)
智弁和歌山 3-4x 明石商 (みどころ)
※開門時間:7時 第2試合 41,000人



みどころ/明豊 vs 龍谷大平安 

明豊は、初戦で横浜を13-5と打撃力で圧倒。2回戦では明治神宮大会王者・札幌大谷との接戦を2-1でものにした。投打ともに充実した成果を残し8強入り。2年生エース左腕の若杉、3年生右腕の大畑の投球に安定感があり、打線は主軸を中心に好調だ。

龍谷大平安はエース左腕・野澤(あだ名はおじいちゃん)が、津田学園戦で延長11回完投、さらに盛岡大付戦でも完投した。強打が自慢の津田学園・盛岡大付を、持ち前の粘りづよい投球で抑え込んだ。8強入りの立役者だ。

投打ともに充実した両チーム。明豊は若杉・大畑らの継投が基本。龍谷大平安はエース野澤がここまで2試合完投も、秋背番号1の左腕・豊田が控える。打撃のキーマンが勝負の行方を左右しそうだ。明豊では主軸を担う野邊や藪田、龍谷大平安は主軸を担う奥村真大・水谷。チャンス場面でどちらが勝負強さを発揮できるか、注目したい。

==ここまでの試合==

【第2日 3月24日(日)】
習志野 8-2 日章学園 (結果)
明豊 13-5 横浜 (結果)
米子東 1-4 札幌大谷 (結果)
※開門時間:7時50分 第2試合 41,000人

【第3日 3月25日(月)】
龍谷大平安 2-0 津田学園 11回 (結果)
石岡一 2-3x 盛岡大付 11回 (結果)
札幌第一 5-24 山梨学院 (結果)
※開門時間:8時 第1試合 18,000人

【第7日 3月29日(金)】
札幌大谷 1-2 明豊 (結果)
盛岡大付 1-9 龍谷大平安 (結果)
筑陽学園 3-2 山梨学院 (結果)
※開門時間:8時 第2試合 21,000人



明豊・チームの特徴

【明豊】
【主な成績】
・大分大会優勝、九州大会準優勝

【チームデータ】
・部員数:51人(0)
・8勝1敗
・[率].375[本]7[防]2.84[盗]18
・スポーツ紙評価:B・B・B
(日刊・スポニチ・サンスポ)

【打撃力】
・打率.375は出場校中3位。平均得点数は8.56で2位。さらに、平均得失点差は5.56で3位と試合では打ち勝つ野球で大差で選抜。チーム本塁打は7本を誇る。

【投手力】
・エース若杉晟汰(2年)は171センチと小柄ながら最速139キロの直球に伸び。
・1試合平均の奪三振数は9.70と出場投手で8位の好成績。

【トピックス】
・背番号12の青地七斗(3年)は、大阪桐蔭で全国制覇した中川世代のライト青地斗舞(現同志社大)。ニックネームは「つるべ」。
・レギュラーメンバーの多くが新2年生と今後のポテンシャルも十分。

【センバツ直前】
明豊は3月16日、城北(熊本)を14-5の7回コールドで下し、昨春のセンバツ8強の創成館を8-3で破った。


「スポンサーリンク」

センバツベンチ入りメンバー

背番号 選手名 投/打 学年
出身中学/中学時代の所属チーム
1 若杉晟汰 左/右 2年
 明豊
 打率.333/本塁打0/打点1(21打席)
2 成田武蔵 右/右 3年
 京都・向島東/京都南山城ボーイズ
 打率.407/本塁打1/打点7(27打席)
3 野上真叶 右/左 2年
 明豊
 打率.419/本塁打0/打点5(31打席)
4 表悠斗 右/右 3年
 中津緑ヶ丘【主将】
 打率.333/本塁打0/打点2(21打席)
5 野邊優汰 右/左 3年
 明豊
 打率.387/本塁打1/打点15(31打席)
6 宮川雄基 右/左 2年
 安心院/別府ボーイズ
 打率.462/本塁打0/打点11(39打席)
7 布施心海 右/右 2年
 大阪・豊中第一/豊中シニア
 打率.406/本塁打1/打点14(32打席)
8 山田昭太 右/左 2年
 蒲江翔南/佐伯ボーイズ
 打率.357/本塁打1/打点5(28打席)
9 藪田源 右/右 3年
 豊洋/大分ブレーブス
 打率.281/本塁打3/打点11(32打席)
10 大畑蓮 右/右 3年
 明豊
 打率.000/本塁打0/打点0(2打席)
11 狭間大暉 右/右 2年
 津久見第一/大分南シニア
 打率.333/本塁打0/打点0(3打席)
12 青地七斗 右/右 3年
 大阪・喜志/河南シニア
 打率.000/本塁打0/打点0(1打席)
13 川原颯起 右/左 2年
 明豊
→(変更)吉開大輝 左/左 2年
 福岡・志免/糸島ボーイズ
14 中尾圭 右/左 2年
 臼杵西/大分シニア
 打率.385/本塁打0/打点2(13打席)
15 後藤杏太 右/右 3年
 大阪・長栄/枚岡ボーイズ
 打率.000/本塁打0/打点0(0打席)
16 安保和樹 右/右 3年
 大阪・大東/大阪旭シニア
 打率.-/本塁打-/打点-(-打席)
17 井上功介 右/両 3年
 打率.-/本塁打0/打点0(0打席)
 大阪・孔舎衙/枚岡ボーイズ
18 岡本欧佑 左/左 3年
 明豊
→(変更)寺迫涼生 右/右 3年
 和歌山・西脇/和歌山御坊ボーイズ



龍谷大平安・チームの特徴

【主な成績】
・京都府大会3位、近畿大会優勝
・明治神宮大会初戦敗退、優勝した札幌大谷に5-6で敗れた。

【チームデータ】
・部員数:63人(マネ2)
・8勝2敗[率].320[本]4[防]3.29[盗]20
・スポーツ紙評価:A・A・A
(日刊・スポニチ・サンスポ)

【投手力】
・ダブル左腕エースがチームの柱。秋に背番号11の野澤秀伍はセンバツでは1、秋に背番号1の豊田祐輔は背番号10に変更。130キロ台と球速はないが、変化球などキレあり。
・課題は守備、秋公式戦は10試合で14失格。秋以降守備練習を強化。

【打撃力】
・チームの柱は水谷祥平主将(背番号9)。打率.447、秋はチーム最多の13打点。ニックネームは「ぎょうざ」。

【トピックス】
・原田監督のチーム評価「技術はないが、元気、負けん気がある」と評する。
キーマンの奥村真大(2年)は、祖父・父・兄が甲子園出場。兄はヤクルトの奥村展征。甲子園一族。
・背番号4 北村涼 「学校ですれ違うと女子から北村君や!と言われています」と仲間。
・エース野澤は「まゆ毛が下がっていて目が細い」ことから、原田監督からは「おじいちゃん」とも呼ばれ、またチームメイトからは「じじぃ」のニックネームで親しまれる。


「スポンサーリンク」

センバツベンチ入りメンバー

【更新済1】公式ガイドブック(3月13日発売)から全出場校のベンチ入りメンバーを更新
【更新済2】直前登録メンバー変更を反映済み(3月18日発表)※赤字で記載

背番号 選手名 投/打 学年
出身中学/中学時代の所属チーム
1 野澤秀伍 左/左 3年
 岐阜・西可児/美農加茂リトルシニア
 打率.222/本塁打0/打点2(18打席)
2 多田龍平 右/右 3年
 奈良・富雄/南都ボーイズ
 打率.286/本塁打0/打点5(35打席)
3 三尾健太郎 右/左 3年
 和歌山・南部/南部リトルシニア
 打率.400/本塁打0/打点9(30打席)
4 北村涼 右/右 3年
 洛西/高槻リトルシニア
 打率.382/本塁打0/打点4(34打席)
5 奥村真大 右/右 2年
 滋賀・甲西/草津シニア
 打率.333/本塁打1/打点8(36打席)
6 羽切陸 右/右 3年
 静岡・曳馬
 打率.226/本塁打1/打点7(31打席)
7 半保和貴 右/右 3年
 長岡第三/高槻リトルシニア
 打率.300/本塁打0/打点6(30打席)
8 中島大輔 右/左 3年
 和歌山・早蘇/和歌山御坊ボーイズ
 打率.333/本塁打0/打点6(45打席)
9 水谷祥平 右/右 3年
 東輝/京都東山ボーイズ【主将】
 打率.447/本塁打2/打点13(38打席)
10 豊田祐輔 左/左 3年
 蜂ヶ岡
 打率.111/本塁打0/打点1(9打席)
11 村尾亮哉 右/右 2年
 城北
→(変更)橋本幸樹 右/右 3年
 愛媛・三津浜/愛媛ヤングラディアンツ
12 田島輝久 右/左 2年
 岐阜・各務原中央/チャレンジクラブ
 打率.00/本塁打0/打点0(0打席)
13 山崎憂翔 右/右 2年
 兵庫・駒ヶ林/神戸西リトルシニア
→(変更)橋本幸樹 右/右 3年
 太泰/京都嵐山ボーイズ
14 下野優真 右/右 3年
 樫原/京都ピュールヤング
 打率.-/本塁打-/打点-(-打席)
15 川谷優真 右/右 3年
 修学院/京都ブラックス
 打率.-/本塁打-/打点-(-打席)
16 西川史礁 右/右 2年
 和歌山・丹生/和歌山日高ボーイズ
 打率.-/本塁打-/打点-(-打席)
17 大國太陽 左/左 3年
 大阪・白鷺/松原ボーイズ
→(変更)長畑海飛 右/右 3年
 大阪・狭山南/大阪狭山ヤング
18 中嶋駿 右/左 3年
 岐阜・岐阜西/岐阜フェニックス
 打率.-/本塁打0/打点0(0打席)

スポンサー リンク