【注目進路】高岡商業・山田龍聖、社会人野球 JR東日本へ |最速148キロ左腕・U18高校日本代表

高岡商の山田龍聖はJR東日本へ

U18アジア選手権に、高校日本代表の一員として出場した高岡商の山田龍聖投手が9月26日、高岡市の同校で結果報告会に臨んだ。

会終了後に報道陣の取材に応じ、卒業後は社会人野球の強豪・JR東日本でプレーし、プロを目指す意向を示した。

JR東日本は、今年1月に千葉県で練習を見学。チームの雰囲気の良さに引かれたといい、「社会人野球の世界で人間として成長し、最終的にはプロに行きたい」と展望を語った。

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高岡商業・山田龍聖、最速148キロ左腕

高岡商にプロ注目の左腕がいる。MAX148キロを誇る山田龍聖(3年)だ。

大阪桐蔭戦での好投を受け、評価がさらに上がった。U18高校日本代表にも選出され、侍ジャパンを経験。ドラフトを経てプロ野球界へ進むか、それとも大学進学か社会人へ進むのか。大きな注目が集まる。

夏の甲子園では、大阪桐蔭から11奪三振を奪うなど、大観衆を沸かせた。1−3で惜しくも敗れたが、

「人生で一番いいピッチングができました。でも勝ちたかった」とコメントした。

小さな頃は野球があまり好きではなかった?

両親の勧めで野球を始めたのは小学2年。当時からサッカーやバスケなどの球技にも取り組み、楽しそうにボールを追う一方、野球だけは「おもしろくない」と拒否反応を示していたという。

母は、「無理強いはさせたくなかったので、少しずつ背中を押しながら取り組ませました」。当時の指導者から「球が速い」とセンスを絶賛されたことも自信としてきたという。

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ドラフト・プロ野球|スカウト評価

2018年の春季富山大会では、ネット裏にヤクルト、巨人、楽天、ロッテの4球団が視察に訪れた。

巨人の木佐貫洋スカウトは「僕は投げるだけだったけど、(山田は)バッティングもいいし、脚力もある。運動能力が高い」と評価すれば、ヤクルトの伊東昭光編成部長は「素直な投げ方で、スピンの利いたストレートがいい。機会があれば、また見てみたい」とコメントしている。

冬場は下半身や体幹を徹底強化した。週2~3回のウェートトレーニングでは、100キロの重量を持ってスクワット8回3セットなどのメニューをこなした。体重は2キロ増の80キロとなって、パワーアップ。春先の練習試合では最速に近づく145キロをマークした。 


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山田龍聖のプロフィール

やまだ・りゅうせい
2000年9月7日、氷見市生まれ。
窪小4年から野球を始め、氷見西條中で活躍。
高校入学後は1年秋に初登板し、昨年6月に148キロをマーク。
182センチ、80キロ。左投左打。
尊敬する選手は大谷翔平(エンゼルス)