智弁和歌山・高嶋監督を囲む会で語られた名将監督のことば

智弁和歌山・高嶋監督を囲む会で語られた名将監督のことば

2018年夏、智弁和歌山の監督を退任した高嶋仁氏(72)を慰労する「高嶋仁先生を囲む会」が2月10日、大阪市内で開かれ、全国各地の名将監督が高嶋氏へコメントを寄せた。

高嶋監督のことば

昨今、生徒に対して、高校野球もそうですけど、非常に指導が難しくなってきています。子どもたちが育った環境が違うから、指導者がいろいろ考えて、変わっていかなければならない。

指導者が選手を怒る前に、一つ考えてほしい。「あんたが現役のときはどうやったんや。そんな立派な選手やったんか」と。やっぱり、自分も大したことないんですよね。大したことないから指導者になっとるんです。大したことのある選手だったらプロに行ってますよ。行けないから、指導者になって、好きな野球を続けていると思う。そういう気持ちがあれば、もっともっと、子どもたちを、あるいは選手を、大事にしていけるんじゃないかなあと思います。

やっぱり指導者は、監督・コーチの「根性」じゃないかなあと。根性というのは、辛抱する、見守ってやる、感謝の心を持つ、こういうことじゃないかと思うんですね。辞めてから、ようわかりました。外から中を見ますと、まだまだ視野が狭かったなあと感じてます。これから日本全国を回らせてもらって、どんな野球があるのか見たいと思います。

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馬淵史郎・明徳義塾監督

高嶋さんの一番好きなところは勝負に対する執念が誰よりも強いところ。勝利至上主義と言われることが多いが、子どもを犠牲にするんじゃなくて、幸せにしている。負けたときに帰ってすぐに練習をするというのはなかなかできることじゃない。その執念をもっと吸収したかった。

渡辺元智・横浜前監督

全国が頂点を狙っている中でそれを極めてきた。愛情があるからこそ、執念、根性、高校球児を育てようというのが出てくる。私も辞めていろんな人生が見えてきた。高嶋先生もユニホームを脱いで、温厚な顔になってきた。

中村順司・PL学園元監督

小中学生で野球をやる子が少なくなった。ここに集まった皆さんと、野球を通して、世のため人のために役立つような指導を一緒にやりたい。高嶋先生にはそのトップに立っていただきたいと思う。

前田三夫・帝京監督

「おい前田、お前がやめん限りおれは辞めんぞ」という言葉をいただいた。こんなすばらしい監督を辞めさせるわけにはいかんと、がんばってこられた。高嶋先生はよく野球を勉強する、前向きな姿勢がある。その力を生徒が受けて、強いチームができる。このような監督さんを破るのは非常に難しい。

阪口慶三・大垣日大監督

高嶋先生にいつか練習を見てもらいたいと思って、昨年末の合宿でチームを預けた。4日間でがらっと変わった。びっくりした。なんと勉強しておられるのだろうと。子どもたちの心を引きつけ、熱き熱き情熱に心を打たれた。負けるはずだ。

西谷浩一・大阪桐蔭監督

高嶋先生のお言葉を聞いて、私たち若い指導者はもっともっと勉強して、がんばっていかなければならないという気持ちになった。100回の節目が終わったが、高校野球が永遠に続くように、子どもたちの憧れの場所になるように、がんばっていきたい。

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