【注目投手】星稜・寺沢孝多、左腕エースの夢は「警察官」|済美戦で魂の投球

星稜・寺沢孝多、左腕エースの夢は「警察官」

星稜は「奥川だけじゃない」、そう甲子園の舞台で証明する。炎のピッチングを見せるには、左腕エース左腕・寺沢孝多だ。

寺沢孝多といえば、高校野球ファンの記憶に刻まれた投手の一人。18夏の甲子園、済美戦では、同点の9回からマウンドに上がり、何度もピンチを切り抜けた。しかし、タイブレークの延長13回に大会史上初の逆転サヨナラ満塁本塁打を浴びた。

あの試合後、寺沢はこう語っている。

「失投だと思います。切れて欲しかったんですけど、狙ったところより内側に入ってしまった。満塁だったのでボール球を投げたくない思いで真ん中に甘く入ってしまった」

「切れろ!切れろ!と思ったが、弾道がホームランの上がり方だった。失投です。…悔しい。先輩ともっと甲子園で一緒に野球がしたかった。…先輩たちには『来年も戻って来て頑張れ。胸を張れ』と言ってもらった。また甲子園に戻ってくる」




センバツに向けては、「「奥川だけじゃない」って周りの方々に証明したいので、キレとコントロールで日本一に貢献したいです。夏は自分の投球のせいで負けた(済美戦)と思っているので、センバツではチームを勝たせられる投球をしたいです。」

「甲子園で味わった悔しさは、甲子園でしか返せない。」と語り、あの済美戦のサヨナラの場面は「悔しさを忘れないため」週に一度は見返しているという。

実は、寺沢は、星稜中ではエースとして全日本少年軟式大会(全軟)で日本一に輝いた経験を持つ。最速135キロと速球派の投手ではないが、18秋の練習試合では11試合41回を投げ、四死球なし。奪った三振はわずか2つだが、防御率は0・66を誇る制球力が持ち味だ。

チームメンバーからは、「自分に厳しい」と評される。「練習は人一倍しっかりやるし質の高さを求める。ほかの選手にアドバイスをしたり、何事も率先してやる」と信頼も厚い。



寺沢孝多(てらさわ・こうた)のプロフィール

2001年8月29日、金沢市生まれ。小学1年で伏見台ファイターズで野球を始め、星稜中3年時にエースとして全日本少年軟式大会(全軟)で優勝。星稜高では1年秋からベンチ入りし、17年春、18年夏の甲子園に出場。好きなプロ野球は今永昇太(DeNA)。176センチ、74キロ。左投左打。家族は両親と姉。

ちなみに、好きなタレントは「広瀬すず」。将来の夢は警察官。

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