【ドラフト候補】津田学園エース前佑囲斗 最速152キロ/兄の悔しさを胸に

津田学園・前佑囲斗 

津田学園のエースは、前佑囲斗。名前は「まえ・ゆいと」と読む。その体格を生かしたストレートは最速152キロを誇る。

高校野球界のBIG4にも決して引けを取らない投手として一躍ブレイクの予感を漂わせる。



センバツ初戦・延長11回・志願の続投170球

【龍谷大平安2-0津田学園】

津田学園の前佑囲斗がセンバツ初戦の龍谷大平安戦で、延長11回、志願の続投で自己最多170球の力投を見せた。龍谷大の野沢との投手戦、延長11回に先頭打者への死球から2点を与えた。「最後に疲れが出て、ああいう結果になってしまった」

試合中6回には右手の親指から中指にかけて痛みが走ったという。「つりかけていました。少しずつ威力もなくなっていった」。佐川監督から交代も提案されたが、続投を志願した。帽子のつばには「全員野球」と記す。



兄の悔しさを胸に

18秋の公式戦13試合で73回2/3を投げ、三振82。津田学園の絶対的なエースとしてその信頼感は厚い。

秋公式戦の奪三振率トップ10
①及川雅貴 横浜 12.85
②中森俊介 明石商業 12.35
③奥川恭伸 星稜 12.23
④清水大成 履正社 10.96
⑤中塚公晴 高松商業 10.91
⑥飯塚脩斗 習志野 10.50
⑦前佑囲斗 津田学園 10.02
⑧若杉晟汰 明豊 9.70
⑨宮口大輝 明石商 9.50
⑩香川卓摩 高松商 8.38

秋公式戦の与四死球率トップ10
①奥川恭伸 星稜 0.75
②小橋翔大 福知山成美 1.11
③沼田仁 市立呉 1.13
④村田賢一 春日部共栄 1.39
⑤西舘昂汰 筑陽学園 1.40
⑥飯塚脩斗 習志野 1.50
⑦前佑囲斗 津田学園 1.71
⑧長尾凌我 大分 1.80
⑨山内翔太 習志野 2.02
⑩森下祐樹 米子東 2.11

前投手にはある秘めた思いがある。野球部が2年前、夏の甲子園に初出場した際、当時投手として聖地のマウンドに立つ予定だった2歳上の兄が怪我で出場ができなかった。この兄の果たせなかった思いを胸に、センバツに乗り込む。

夏の甲子園で大ブレイクを果たした金足農業・吉田輝星の「ギアチェンジ」も参考とした。前投手は、135キロ前後、140キロ台前半、140キロ台後半と意図的に球速を変える。

夢はプロ入りも視野に入れる。19年年明けからは、地元中日ドラゴンズなど7球団のスカウトが視察した。



前佑囲斗(まえ・ゆいと)プロフィール

2001(平成13)年8月13日生まれ、三重県亀山市出身。

182センチ、87キロ、右投げ右打ち。

小学1年から関パワーキッズで野球を始め、中学時代は津ボーイズでプレー。2歳上の兄・恵弥さんがいた津田学園に進学し、1年秋に背番号11でベンチ入り。2年秋の新チームからエース。

寝ることが好きで、中学時代は最高17時間寝たこともあるという。

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