大阪桐蔭の交換野球ノートに書かれていた想いとは。「本物 最高最強のチーム作り 日本一への道」

大阪桐蔭の交換野球ノートに書かれていた想いとは。

第100回目の夏の甲子園、全国制覇を果たした大阪桐蔭ナインは、この1年、西谷監督と交換野球ノートを続けてきたという。

3年生が毎日、試合や練習を振り返り、明日への思いや反省を書き込み続けてきたもの。

そこに書かれていたこととは。

甲子園開幕後に書かれていた内容が日刊スポーツの取材で判明した。


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ノート「本物 最高最強のチーム作り 日本一への道」

6日 小泉航平捕手「1つ勝ったので、ここから勢いに乗っていこう」=1回戦・作新学院戦の当日

12日 中川卓也内野手「短い練習の中でもしっかり質の高い練習ができた。明日は2回戦。相手を上回る準備はできたと思うから、明日も日本一に近づける1日にする」=中6日で迎える2回戦の前日

13日 根尾昂内野手「序盤は見て入ってしまった。うまいことできませんでした。今度はしっかり振っていきたい。初回から先制パンチを打てるように。ここからしっかり練習していきたい」=2回戦の沖学園戦では中盤まで接戦

15日 小泉航平捕手「今日はいい練習ができました。初回からベストパフォーマンスができるように頑張りたい。去年悔しい思いをしたから、悔しさを力に変えよう」=2回戦は先手を奪われたことを踏まえ、翌日の3回戦に向けて

16日 青地斗舞外野手「相手ピッチャーがコーナーを突いてきて打者は苦しかったけど、ピッチャー陣が粘り強く投げてくれた。ここから連覇するために、9人が先頭に立っていかないといけない。自分たちの見せ場」=3回戦の高岡商戦は接戦をモノに。昨夏は3回戦で敗れたがリベンジ成功

17日 宮崎仁斗外野手「前の試合で壁を1つ乗り越えることができた。ここから借りを返すために、ここの舞台を1つ乗り越えないといけない。ここを乗り越えればあと3つ勝てる。ハングリー精神を持って頑張る」=強豪の浦和学院戦を前に

18日 横川凱投手「昨日はホテルのアップから気合が入っていた。今日のアップを含めてベストパフォーマンスができた。根尾と柿木がしっかり投げてくれた。ここからは誰が打って投げてではなく、総力戦になる」=打線は4発、投手も根尾と柿木のリレーで準々決勝・浦和学院を下し

19日 柿木蓮投手「最後の最後まで練習できたことを喜びに思う。西谷先生がいつも言われている心、体、技術、この3つをもう1度再確認する。勝利への執念を持ってやりたい。1人1人の立場を全うして、ノートを回している9人が中心となってギアを上げていこう。準決勝も決勝のつもりで戦う」=学校グラウンドで最後の練習。準決勝・済美戦の前日

20日 藤原恭大外野手「今日勝ったことで、春夏連覇に向けてあと1勝になった。球場の雰囲気もアウェーになるかもしれないが、自分たちがやってきたことを信じて春夏連覇する」=済美に勝利して、いよいよ春夏連覇に王手

21日 中川卓也内野手「自分が作ったチームじゃなくて、周りのみんながキャプテンとして受けて入れてくれて、認めてくれて、自分はキャプテンとしてできたと思う。感謝したいです」=史上初となる2度目の春夏連覇を達成。主将の言葉で最後のページを締めくくる


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ノーとは18年2月開始

今年2月から始まったノートは1冊が終わり、もう1冊ノートをテープで付け足して、約7、8センチもの厚さになった。

青地斗舞は「最初はうまく伝わるかどうか、どうやったら自分の気持ちが伝わるかを考えていた」と振り返っていた。

藤原は1度書き終えたノートのページを「これでいいかな」と根尾に見せ、その意見を元に一から書き直していたこともあったという。

西谷監督が返すページにも、印象的な言葉が並んでいたようだ。「勝ちたいと思うことは大事だけど、思うだけでは駄目。思い続けることが大事」。夏を戦っていくうちに「去年の悔しさを晴らす時。2018年を桐蔭の夏にする」という言葉が増えたという。