【試合結果】大崎(長崎) 5-1 福大大濠(福岡) 決勝戦 2020年秋季九州大会

【試合結果】大崎(長崎) 5-1 福大大濠(福岡) 決勝戦 2020年秋季九州大会

2020年の高校野球 秋季九州大会の決勝戦は、大崎が5-1で福大大濠に勝利し、優勝。

両チームの先発は、大崎が背番号11の勝本晴彦(1年)、福大大濠が背番号16の森本光紀(1年生)と今大会初登板の1年生がマウンドへ上がった。

試合は福大大濠が1回表、3番・山下恭吾のソロ本塁打で1点を先制。しかし大崎は1回裏、5番・松本のタイムリーで1点を返し、すぐさま同点とした。2回裏、福大大濠は先発・森本から準決勝で1安打完封した馬場拓海がマウンドへ。

4回裏、大崎は先頭がヒットで出塁すると犠打で送り、9番・山口のタイムリーで1点をあげ、2-1と勝ち越す。5回裏には、2連打と四球から1死満塁のチャンスを作ると、押出四球で1点、さらに8番・勝本のスクイズで1点。さらに7回裏には、先頭の4番・調が3塁打を放ち、5番・松本がタイムリーで返して5-1とした。

大崎の先発・勝本晴彦(1年)は、9回を一人で投げ抜き、福大大濠打線を4回以降ヒット1本に抑えるなど、被安打4・死四球4と好投した。

大崎の戦いぶり

大崎は、エース坂本安司が決勝戦までの3試合を全て一人で投げ抜き、いずれの試合も2失点に抑える好投で躍進の原動力となった。打っては主軸の調祐李、村上直也と、9番・山口剛大が勝負強い打撃を見せ、坂本を援護した。準決勝の延長となった明豊戦では乙内翔太が延長同点打・サヨナラ打と活躍が光った。

昨年は、秋の長崎大会で優勝し進んだ九州大会の初戦で大分商業に延長で敗れ、センバツ出場ならず。今夏は長崎独自大会で優勝を果たすも夏の甲子園は中止。人口約5000人の島にある大崎高校が、センバツ出場を確かなものとした。

福大大濠の戦いぶり

福大大濠は、好投手の活躍が光った。エース左腕・毛利海大は、初戦・準々決勝の2試合(計18回)を投げ、奪三振23を記録。伸びのストレートに力があった。

また準決勝・宮崎商業戦では、1年生のプチトルネード投法・馬場拓海が8回1死まで無安打の好投を見せ、強打の宮崎商業を1安打に封じた。ひと冬越えた春、聖地・甲子園で一層成長した姿に注目したい。

11月6日(金) 福大大濠(福1) 1-5 大崎(長1) ※決勝戦
福大大濠|100|000|000|=1
大崎・・|100|120|10x|=5
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(福大大濠)森本、馬場、友納ー川上
(大崎)勝本ー調
・本塁打:山下(福大大濠)
・3塁打:調(大崎)
・2塁打:調(大崎)古川(福大大濠)