【注目選手】明石商業・来田涼斗(2年) 恐怖のリードオフマン/1年生春から1番打者に「キタがキタ」

明石商業 来田涼斗 1年生春からリードオフマン

来田涼斗(きた・りょうと。新2年生):50メートル5秒9、高校通算16本塁打の「俊足強打」の左打者。潜在能力の高さを買われ、1年生の春からリードオフマン。来田が打席に入ると「キタがキタ」とついつい呟いてしまいたくなるほど、その存在感を放つ好打者。

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19年の高校野球を熱くする兵庫・明石商業。リードオフマン・1番打者を任される男の名前は、来田涼斗(2年生)だ。

オリックス・バファローズジュニア、神戸ドラゴンズ出身。

昨年の春、入学時には野球部員が129人。この大所帯の中で1年春から不動の1番に座る。

狭間善徳監督は「1年生から1番はなかなかいない。将来のある子。経験を積んでくれたら。足も速い」と期待する存在。

狭間監督いわく、入学前には県内外の「48校から誘いが来た」と話す逸材。

兄の背中を追って明石商の門を叩いた。

渉悟さん=日体大2年=の最後の夏、県大会決勝敗退を見届け「兄ちゃん、俺、明商行くわ」と当時まだ甲子園出場1度の明石商行きを宣言。


センバツ・東邦戦/ネクストで敗戦見届けた

準決勝 東邦4―2明石商

準決勝・東邦戦。最終回の攻撃、ツーアウトの場面で、今大会最もブレイクした来田涼斗は、ネクストバッターズサークルで敗戦を見届けた。「悔しい。中森が粘り強く投げていたのでチャンスで返さなきゃと」。この試合は、3打数無安打1死球だった。「次の夏、必ず戻ってくる」とコメントした。



センバツ・智弁和歌山戦/先頭弾・サヨナラ弾

明石商業 4x−3 智弁和歌山(9回サヨナラ)

彼は、試合の幕開けで先頭打者ホームランを放ち、そして、試合の幕切れでサヨナラホームラン。

最初から最後まで強烈な印象を刻み続けたのは明石商業・来田涼斗(新2年生)。

新時代の幕開け目前に「背番号8」のニュースターが誕生。「キタ・リョウト」。

そのルックスやオーラ、眼力は海老蔵のようだ。

智弁和歌山戦、先頭打者ホームランを放ち、輝きを見せる。すると、それ以降、来田が打席に立つと「キタがキタ」とちびっ子たちがつぶやくようになる。それほど鮮烈な印象を与える選手だった。

そして、9回裏に来田に打席が回った。打った瞬間だった。レフトスタンドにライナーで飛び込むサヨナラホームラン。右手を高く天に突き上げ、ダイヤモンドを一周した。

【高校通算16本、3本は智弁和歌山】

先頭弾・サヨナラ弾の2本を入れて高校通算は16本。うち公式戦では3本。残りの1本も、昨秋の近畿大会準決勝の智弁和歌山戦で打つという智弁和歌山キラーだ。

来田は「「後ろに頼れる先輩がいたので、思い切って振れました。狙っていました。芯に当たったので、入るかな…と思いました。一塁を回った辺りで分かった。今までで一番気持ちのいい本塁打です。2本目の方が完璧でした。中森を援護しなきゃ、と思ってました。」

人生初というサヨナラ弾だった。

この冬を越えて体重は7キロ増え、武器のスイングスピードに磨き。体幹トレーニングで軸のぶれない体もつくり上げた。この打席では、追い込まれてから「ノーステップ打法」に変更するという修正力もみせた。

狭間善徳監督は「信じられない。まさか本塁打になるとは。当たっているから塁に出るとは思っていたけど…。見たことのない打球だった。驚いた」とコメント。

「来田にバントのサインは出したことがない。打たせた方が確率が高い」と話すほどの信頼が置かれている。



センバツ/初戦・国士舘戦で3打点の活躍

明石商7―1国士舘

明石商のリードオフマン来田が、センバツ初戦・国士舘戦で合計3打点と躍動。

二回には試合の流れを引き寄せるタイムリーで2点打、八回は犠牲フライでチーム6点目をもたらした。

自己評価は「50点」と厳しめ。「次は1打席目からチームに勢いをつけたい」とコメントした。



智弁和歌山から3ラン/18秋近畿大会

高校野球秋季近畿地区大会 準決勝
明石商12-0智弁和歌山(5回コールド)

来田は、秋季近畿大会の智弁和歌山戦で、9-0の5回1死一・二塁から、コールド勝ちを決める右越え三塁打を放つなど、4打数3安打5打点と大活躍。

高校通算14本塁打ながら、公式戦では初本塁打が「3ラン」となった。

センバツに向けてパワーアップ

18冬場はフルスイングをしても軸がぶれない体作りを目指した。

1日5食計10合の米を食べて、秋に76キロだった体重は3カ月間で83キロに。

「打った瞬間から打球が伸びていくようになった」と変化を感じているという。

来田涼斗 読み方 プロフィール

来田 涼斗(きた・りょうと)2002年10月16日、神戸市生まれ。

有瀬小1年から軟式の「明舞ネオボーイズ」で始め、長坂中では硬式の「神戸ドラゴンズ」でプレー。2年夏に全国大会優勝。

明石商では1年春からベンチ入り。50メートル走は5秒9。

特技はバスケットボール、目標の選手はソフトバンクの柳田。

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