《試合結果》明豊 10x-9 東播磨(延長11回サヨナラ) センバツ2021

明豊 vs 東播磨 センバツ2021

①日程・結果 ②注目選手 ③優勝候補 ④登録選手

センバツ2021「明豊 vs 東播磨」の試合の見どころ・結果を特集する。

◆3月22日(月) 1回戦 [第3日目]
14:20 東播磨 9-10x 明豊(延長11回)[見所]
 東播磨|301|001|301|00=9
 明豊|302|004|000|01=10x

✍️試合結果コメント
明豊が21世紀枠の東播磨に延長11回の末、10x-9のサヨナラ勝利した。試合は、両チームが持ち味をぶつけ合う大熱戦となった。初回に東播磨が足で揺さぶり3点を先制すると、すぐさま明豊が3点を奪い同点。その後も、東播磨が得点すると明豊が追いつくという展開が続いた。明豊が1点をリードして迎えた9回表、東播磨は1死3塁とすると、エース鈴木悠仁(2年)が3塁ゴロを放ち、スタートを切っていた走者が生還し同点に。延長11回裏、明豊はノーアウト満塁のチャンスを作ると、東播磨のバッテリーミスで1点を挙げて、10x-9のサヨナラ。

両チーム合計5投手が登板し、計21個の死四球を与える展開に。東播磨が走者を出すと、果敢に明豊バッテリーを揺さぶり、攻め続けた。勝った明豊は、3番の黒木日向(2年)が3打点、4番の米田友(2年)が3打点と活躍。敗れた東播磨は、持ち前の”機動力”で明豊を揺さぶり、3塁側アルプスと甲子園の声援を力に”ヒガハリ野球”を存分に発揮した。



試合のみどころ

東播磨(兵庫・21世紀枠)のエース鈴木悠仁(2年)と、明豊の強力打線の対決に注目したい。

東播磨は、兵庫大会の決勝で神戸国際大に0-2、近畿大会の初戦で市立和歌山に1-2と、投手戦の接戦の末に惜敗した。鈴木悠仁(2年)は、10試合80回1/3を投げて防御率1.01と抜群の安定感を持つ。対する明豊は、1試合平均9.1得点(3位)と伝統の強力打線は健在だ。

ともに機動力が高く、1試合平均盗塁数は、明豊が3.4個(3位)、東播磨が2.6個(7位)を記録する。両チームともに、どれだけ甲子園で持ち味を発揮できるかが勝敗を分けそうだ。

◆主なポイント(注目選手など)
・東播磨は、最速142キロの鈴木悠仁(2年)がチームの大黒柱。秋は、10試合80回1/3を投げて、77奪三振、与死四球20、失点10、防御率1.01を記録。攻撃は「機動力」が武器で、ロースコアの接戦に持ち込む。先頭打者の原正宗主将(2年)は、チーム1位の打率.375・打点9を記録する攻撃のキーマンだ。

・明豊のダブルエースは、ともに好投手。中学時代にジャイアンツカップで優勝した経験を持つ189センチの右腕・京本眞(2年)と、巨人の太田龍を兄に持つ左腕・太田虎次朗(2年)の継投リレーが勝利の方程式。ともに防御率1点台と安定感がある。



明豊のチーム成績・特徴

◆明豊(ベンチ入りメンバー)
京本・太田のダブルエースに抜群の安定感があり、伝統の強力打線も健在だ。秋は打率.330(17位)、平均得点9.1点(3位)、防御率1.89(12位)、平均失点1.8点(9位)を記録。投手陣は、中学時代にジャイアンツカップで優勝した経験を持つ身長189センチの右腕・京本眞(2年)と、巨人の太田龍を兄に持つ左腕・太田虎次朗(2年)の継投リレーが勝利の方程式。ともに防御率1点台と安定感がある。攻撃面では、九州大会の3試合中2試合で、終盤8回以降に同点・逆転劇を演じるなど、流れを一気に変える力がある。また、1試合あたりの盗塁数は3.4個(3位)、全8試合で失策はわずか1個(1位)と、機動力と堅守も光る。スポーツ6紙の評価は、全てB。校歌は、南こうせつ作曲。3年連続のセンバツ出場、初の頂点を目指す。

【回数】3年連続5回目(夏の甲子園=6回)
【成績】大分大会=優勝、九州大会=4強
【勝敗】8戦7勝1敗
【評価】A=0、B=6、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .330 / 17位 (.332)
【防御率】1.89 / 12位 (2.19)
【失点数】14点 / 10位 (22.3点)
 →平均 1.8点 / 9位 (2.4点)
【得点数】73点 / 14位 (67.4点)
 →平均 9.1点 / 3位 (7.3点)
【本塁打】2本 / 20位 (3.5本)
 →平均 0.3本 / 17位 (0.4本)
【盗塁数】27個 / 6位 (15.9個)
 →平均 3.4個 / 3位 (2個)
【失策数】1個 / 1位 (7.2個)
 →平均 0.1個 / 1位 (0.8個)
【部員数】61人(0人) (8位)
【生徒数】489人 (26位)
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※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)



東播磨のチーム成績・特徴

◆東播磨(ベンチ入りメンバー)
地元からの愛称は「ヒガハリ」。初の21世紀枠推薦で、春夏初の甲子園出場。兵庫大会は準優勝、近畿大会は1回戦で市立和歌山に2-1で惜敗した。チーム成績は、打率.296(29位)、平均得点4.1点(32位)、平均盗塁2.6個(7位)、防御率1.67(10位)、平均失点1.8点(9位)、平均失策0.6個(9位)を記録。スポーツ6紙の評価はBが1つ、Cが5つ。最速142キロのエース鈴木悠仁(2年)は、秋10試合80回1/3を投げて、77奪三振、与死四球20、失点10、防御率1.01と、安定感は抜群だ。1試合平均得点は4.1点と出場32チーム中で最も低いが、高い投手力と堅守でロースコアの接戦に持ち込む。前任の加古川北高校を2度の甲子園出場に導いた福村順一監督は「機動力が武器のチーム」と言い切る。先頭打者の原正宗主将(2年)は、チーム1位の打率.375、打点9を記録。リードオフマンを先頭に「ヒガハリ野球」を全国に轟かせる。

【回数】初出場(夏の甲子園=0回)
【成績】兵庫大会=準優勝、近畿大会=1回戦
【勝敗】10戦7勝3敗
【評価】A=0、B=1、C=5(スポーツ紙6紙)
【打率】 .296 / 29位 (.332)
【防御率】1.67 / 10位 (2.19)
【失点数】18点 / 12位 (22.3点)
 →平均 1.8点 / 9位 (2.4点)
【得点数】41点 / 30位 (67.4点)
 →平均 4.1点 / 32位 (7.3点)
【本塁打】0本 / 28位 (3.5本)
 →平均 0本 / 28位 (0.4本)
【盗塁数】26個 / 7位 (15.9個)
 →平均 2.6個 / 7位 (2個)
【失策数】6個 / 11位 (7.2個)
 →平均 0.6個 / 9位 (0.8個)
【部員数】36人(4人) (26位)
【生徒数】740人 (20位)
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※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)

①日程・結果 ②注目選手 ③優勝候補 ④登録選手