《試合結果》東海大菅生 0-6 中京大中京 準々決勝 センバツ2021

東海大菅生 vs 中京大中京 センバツ2021

①日程・結果 ②注目選手 ③優勝候補 ④登録選手

センバツ2021 東海大菅生 vs 中京大中京(準々決勝)の試合のみどころ・結果を特集する。

◆3月29日(月) 準々決勝  [第9日目]
16:30 中京大中京 6-0 東海大菅生 [見所]
 中京大中京|310|020|000|=6
 東海大菅生|000|000|000|=0

✍️試合結果コメント
中京大中京が6-0で東海大菅生に勝利。エース畔柳亨丞(2年)は被安打2、四球5、奪三振7で完封。最終回まで馬力が残るスタミナで、9回裏もストレートで相手を押し続けた。攻撃では合計5安打も、序盤に四球や失策から4点を奪い、試合の主導権を握った。

一方の東海大菅生は、肩の違和感を抱えていたエース本田峻也(2年)が今大会初先発。初回に1・2番に対して連続四球を出し、その後に送りバント処理を誤って2失点と、立ち上がりで苦しんだ。打線は、最後まで畔柳亨丞(2年)を捉えることができず2安打と沈黙した。



試合のみどころ

中京大中京は、エース畔柳亨丞(2年)がここまでの2試合で241球を投じており、控え投手陣の活躍が期待される。一方の東海大菅生は、エース本田峻也(2年)は京都国際戦の最終回のみで、鈴木泰成(1年)と松永大輝(2年)が力投してきた。ともに攻撃力が高く、上位・下位のどこからでも得点ができる。先発・中継など投手起用が、試合のポイントとなりそうだ。

東海大菅生は、1回戦・聖カタリナ学園に4-3、2回戦・京都国際に5x-4(9回サヨナラ)で勝利。2試合ともに背番号11の鈴木泰成(1年)が先発し、背番号14の松永大輝(2年)に継投した。エース本田峻也(2年)は京都国際戦の最終回のみに登板。攻撃面では、大会第1号を放った鈴木悠平(1年)と2号を放った千田光一郎(2年)に加えて、栄塁唯(2年)や小池祐吏(1年)らも好調だ。背番号18・多井耶雲(1年)は、京都国際戦で代打でサヨナラ打を放つなど、どの打者も勝負強さを持つ。

中京大中京は、1回戦・専大松戸に2-0、2回戦・常総学院に15-5で勝利。2試合ともにエース畔柳亨丞(2年)が登板し、専大松戸戦は完封、常総学院戦は7回を7安打1失点と好投した。(2試合=合計241球)攻撃面では、専大松戸戦は3安打も、常総学院戦は17安打と好調。特に、常総学院戦では、2番・杉浦泰文(2年)が4打数4安打、6番・加藤優翔(2年)が5打数4安打4打点と活躍している。



東海大菅生のチーム成績・特徴

◆東海大菅生(ベンチ入りメンバー)
打撃力・足・投手力で秀でる優勝候補の一角秋公式戦では1試合平均得点11.6点(1位)、打率.389(2位)を記録するなど高い攻撃力を誇る。左腕エース・本田峻也(2年)を中心に投手力も高く、防御率1.64(9位)、1試合平均失点1.3点(5位)と最小失点に抑え込む。特筆すべきは盗塁数で、決勝・日大三戦でも6盗塁を記録するなど、1試合平均6.6個(合計53盗塁)は全出場校中1位と機動力も高い。スポーツ6紙ともにA評価。インステップからエグる投球が魅力の左腕・本田峻也(2年・石川出身)と捕手の福原聖矢(1年・沖縄出身)は、共にU15日本代表を経験。福原は中2時で出場したU15W杯ではベストナインに選出。秋公式戦では、福原一人で15盗塁を記録するなど、走攻守で抜群のセンスを持つ。打撃面では、秋は控え背番号ながらチーム最多15打点を記録した小山凌暉(1年)などに注目したい。

【回数】6年ぶり4回目(夏の甲子園=3回)
【成績】東京大会=優勝
【勝敗】8戦8勝0敗
【評価】A=6、B=0、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .389 / 2位 (.332)
【防御率】1.64 / 9位 (2.19)
【失点数】10点 / 4位 (22.3点)
 →平均 1.3点 / 5位 (2.4点)
【得点数】93点 / 3位 (67.4点)
 →平均 11.6点 / 1位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
 →平均 0.5本 / 10位 (0.4本)
【盗塁数】53個 / 1位 (15.9個)
 →平均 6.6個 / 1位 (2個)
【失策数】6個 / 11位 (7.2個)
 →平均 0.8個 / 15位 (0.8個)
【部員数】69人(5人) (3位)
【生徒数】1351人 (8位)
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※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)



中京大中京のチーム成績・特徴

◆中京大中京(ベンチ入りメンバー)
最速151キロの畔柳亨丞(くろやなぎ きょうすけ 2年)に熱視線が送られる。秋は公式戦10試合に登板し、49回2/3を投げ、被安打27、6失点、防御率0.72、60奪三振を記録。チームは、県大会の6試合中3試合でコールド勝利し、決勝・東邦戦は7-1で勝利。東海大会は、海星・三重を7-0(7回コールド)で圧倒。決勝・県立岐阜商業戦は、6点差を逆転し9回サヨナラで優勝。新チームは、打率.353(8位)、1試合平均得点数7.5点(14位)、防御率1.99(16位)、1試合平均失点2.3点(16位)と高い総合力を持ち、スポーツ6紙は全てA評価。前チームは高橋宏斗(中日ドラ1位)を擁して公式戦無敗、チームは甲子園歴代最多の春夏通算133勝。今大会も優勝候補の一角に。

【回数】2年連続32回目(夏の甲子園=28回)
【成績】愛知大会=優勝、東海大会=優勝
【勝敗】12戦11勝1敗 (8月の地区予選で星城に1敗)
【評価】A=6、B=0、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .353 / 8位 (.332)
【防御率】1.99 / 16位 (2.19)
【失点数】28点 / 25位 (22.3点)
 →平均 2.3点 / 16位 (2.4点)
【得点数】90点 / 5位 (67.4点)
 →平均 7.5点 / 14位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
 →平均 0.3本 / 17位 (0.4本)
【盗塁数】17個 / 13位 (15.9個)
 →平均 1.4個 / 22位 (2個)
【失策数】15個 / 32位 (7.2個)
 →平均 1.3個 / 30位 (0.8個)
【部員数】66人(5人) (4位)
【生徒数】1396人 (7位)
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※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)

①日程・結果 ②注目選手 ③優勝候補 ④登録選手