《試合結果》仙台育英 3-10 天理 準々決勝 センバツ2021

仙台育英 vs 天理 センバツ2021

①日程・結果 ②注目選手 ③優勝候補 ④登録選手

センバツ2021 仙台育英 vs 天理(準々決勝) 試合のみどころ・結果を特集する。

3月29日(月) 準々決勝  [第9日目]
08:30 仙台育英 3-10 天理     [見所]
 仙台育英|002|000|010|=3
 天理・・|200|422|00x|=10

天理が仙台育英に10-3で勝利。エース達孝太(2年)は、8回を8安打・8四死球・6奪三振・3失点。計164球の粘りの投球をみせた。初回、3番・内藤大翔(1年)のタイムリーなどで2点を先制。4回には女房役・政所蒼太(2年)が勝ち越し打、5回には杉下海生(2年)が2点打、6回には4番・瀬千皓(2年)が2点打と、仙台育英の3投手を打ち崩した。

一方の仙台育英は、失策3が響いた。左腕・古川翼(1年)が先発し2失点。2回からエース伊藤樹(2年)が登板するも8失点を喫した。その後は、右腕・松田隆之介(2年)に継投。中盤に大量失点し、最後まで流れを引き寄せられなかった。



試合のみどころ

両チームともに投手陣の出来がポイントとなりそうだ。攻撃面は、両チームともに2回戦から調子が上向きだ。

◆天理は、初戦・宮崎商業に7-1で勝利。2回戦の健大高崎戦は、達孝太(2年)が、被安打2に抑えて完封。宮崎商業戦は161球、健大高崎戦は134球と、合計295球を投じている。捕手・政所蒼太(2年)が配球やバットでエース達を好リードする。また、好打者の4番・瀬千皓(2年)にもあたりが出てきている。

◆仙台育英は、初戦・明徳義塾戦で、古川翼(1年)と伊藤樹(2年)が継投し、被安打1で1-0の完封勝利。2回戦・神戸国際大付属戦は、背番号10の松田隆之介(2年)が先発し、6回を投げて被安打3・四球2・奪三振8と好投(93球)した。14安打で13得点を挙げ、13-5で圧勝している。

投球制限や疲労面からみると、仙台育英がやや有利か。ただ、天理の達孝太(2年)は健大高崎を2安打で完封し、中村監督も「出来過ぎ」というほどに調子を上げており、そのポテンシャルを甲子園で開花させている。

過去、天理と仙台育英は3度甲子園で対戦があり、仙台育英が2勝1敗としている。



仙台育英のチーム成績・特徴

◆仙台育英(特集ページ)
投打の総合力の高さは、全国屈指。打率.370(5位)、防御率0.94(3位)、1試合あたりの得点は9.1点(3位)、失点は1点(3位)と攻撃・投手等の全ての成績項目で上位。また、平均盗塁は4.3個(2位)、失策は0.6個(9位)と走攻守に優れる。スポーツ6紙の評価はいずれも「A」と優勝候補本命の1校。注目は、最速147キロのエース・伊藤樹(2年)。古川翼(1年)、松田隆之介(2年)ら最速140キロ超で安定感のある投手陣が揃う。打撃面では、4番・吉野蓮(2年)と5番・秋山俊(2年)は東北大会決勝で満塁本塁打を記録。8番・八巻真也(2年)はソロ本塁打と3塁打2本を記録。上位から下位まで力がある。

【回数】2年連続14回目(夏の甲子園=28回)
【成績】宮城大会=優勝、東北大会=優勝
【勝敗】9戦9勝0敗
【評価】A=6、B=0、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .370 / 5位 (.332)
【防御率】0.94 / 3位 (2.19)
【失点数】9点 / 3位 (22.3点)
 →平均 1点 / 3位 (2.4点)
【得点数】82点 / 7位 (67.4点)
 →平均 9.1点 / 3位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
 →平均 0.4本 / 12位 (0.4本)
【盗塁数】39個 / 2位 (15.9個)
 →平均 4.3個 / 2位 (2個)
【失策数】5個 / 8位 (7.2個)
 →平均 0.6個 / 9位 (0.8個)
【部員数】62人(0人) (7位)
【生徒数】3394人 (1位)



天理のチーム成績・特徴

◆天理(ベンチ入りメンバー)
近畿大会の優勝・準優勝校に1勝1敗。ドラフト候補の長身右腕・達孝太(2年)とメガネがトレードマークの好打者・瀬千皓(2年)を中心に総合力が高い。チーム成績は、打率.327(18位)、平均得点6.9点(18位)、合計本塁打4本(9位)、防御率2.95(26位)、平均失点2.9点(22位)を記録。県大会では近畿大会優勝の智辯学園を撃破し、近畿大会・大阪桐蔭戦は大量失点を喫したものの試合内容は好ゲームを演じた。スポーツ6紙はいずれもB評価。最速146キロの大会屈指の右腕・達孝太(2年)は、秋7試合52回を投げ、被安打34、奪三振67、与四球9、15失点、防御率2.60を記録。高い奪三振力がある。打撃陣は瀬のほか、打率.545、打点8、本塁打1本を記録した内山陽斗主将(2年)が軸となる。

【回数】2年連続25回目(夏の甲子園=28回)
【成績】奈良大会=優勝、近畿大会=8強
【勝敗】7戦6勝1敗
【評価】A=0、B=6、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .327 / 18位 (.332)
【防御率】2.95 / 26位 (2.19)
【失点数】20点 / 14位 (22.3点)
 →平均 2.9点 / 22位 (2.4点)
【得点数】48点 / 27位 (67.4点)
 →平均 6.9点 / 18位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
 →平均 0.6本 / 8位 (0.4本)
【盗塁数】9個 / 25位 (15.9個)
 →平均 1.3個 / 25位 (2個)
【失策数】5個 / 8位 (7.2個)
 →平均 0.7個 / 11位 (0.8個)
【部員数】51人(7人) (16位)
【生徒数】1236人 (11位)
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※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)

①日程・結果 ②注目選手 ③優勝候補 ④登録選手