《試合結果》天理高校 7-1 宮崎商業 センバツ2021

天理 vs 宮崎商業 センバツ2021

①日程・結果 ②注目選手 ③優勝候補 ④登録選手

センバツ2021「天理 vs 宮崎商業」の試合の見どころ・結果を特集する。

◆3月20日(土) 1回戦 [第2日目]
09:00 天理 7-1 宮崎商業      [見所]
  天理・・|020|000|410|=7
  宮崎商業|000|000|010|=1

◆試合結果コメント
天理が7-1で宮崎商業に勝利し、2回戦へ進出。天理のエース達孝太は、161球を投じ、6安打・1失点・10奪三振の完投勝利。試合は、天理が先制するも、その後は宮崎商業の投手陣(日高大空、長友稜太)が力投。迎えた7回表に、エース達とバッテリーを組む捕手で9番の政所蒼太(達とは身長30センチ差)が、2点タイムリーを放ち、試合の流れを引きつけた。一方の宮崎商業は、52年ぶりの出場。終盤の8回裏には、中村碧人主将が意地のタイムリー3塁打を放ち1点を返すも敗れた。



試合のみどころ

ドラフト候補の達孝太(2年)を擁する天理に、強力打線の宮崎商業が挑む構図か。

宮崎商業は、宮崎大会で準決勝・決勝戦はともに6点差を逆転勝利するなど粘り強さがある。平均8.2得点(10位)、本塁打6本(3位)の強力打線が持ち味だ。

一方の天理は、智辯学園・大阪桐蔭に一勝一敗と互角に渡りあい、今大会は優勝候補の一角。宮崎商業は、点の取り合い・シーソーゲームに持ち込みたい。

◆主なポイント(注目選手など)
・天理は、最速146キロの達孝太(2年)とメガネがトレードマークの強打者・瀬千皓(2年)が投打の柱だ。このほか、打率.545・打点8・本塁打1本を記録した内山陽斗主将(2年)も好打者として注目したい。

・宮崎商業のエース日高大空(2年)は、秋9試合58回を投げて、防御率2.02と安定感がある。”6点差は逆転圏内”の打線は、秋に合計3本塁打を記録したキャプテン中村碧人(2年)がキーマンだ。高校通算26本塁打を誇る強打者。



天理のチーム成績・特徴

◆天理(ベンチ入りメンバー)
近畿大会の優勝・準優勝校に1勝1敗。ドラフト候補の長身右腕・達孝太(2年)とメガネがトレードマークの好打者・瀬千皓(2年)を中心に総合力が高い。チーム成績は、打率.327(18位)、平均得点6.9点(18位)、合計本塁打4本(9位)、防御率2.95(26位)、平均失点2.9点(22位)を記録。県大会では近畿大会優勝の智辯学園を撃破し、近畿大会・大阪桐蔭戦は大量失点を喫したものの試合内容は好ゲームを演じた。スポーツ6紙はいずれもB評価。最速146キロの大会屈指の右腕・達孝太(2年)は、秋7試合52回を投げ、被安打34、奪三振67、与四球9、15失点、防御率2.60を記録。高い奪三振力がある。打撃陣は瀬のほか、打率.545、打点8、本塁打1本を記録した内山陽斗主将(2年)が軸となる。

【回数】2年連続25回目(夏の甲子園=28回)
【成績】奈良大会=優勝、近畿大会=8強
【勝敗】7戦6勝1敗
【評価】A=0、B=6、C=0(スポーツ紙6紙)
【打率】 .327 / 18位 (.332)
【防御率】2.95 / 26位 (2.19)
【失点数】20点 / 14位 (22.3点)
 →平均 2.9点 / 22位 (2.4点)
【得点数】48点 / 27位 (67.4点)
 →平均 6.9点 / 18位 (7.3点)
【本塁打】4本 / 9位 (3.5本)
 →平均 0.6本 / 8位 (0.4本)
【盗塁数】9個 / 25位 (15.9個)
 →平均 1.3個 / 25位 (2個)
【失策数】5個 / 8位 (7.2個)
 →平均 0.7個 / 11位 (0.8個)
【部員数】51人(7人) (16位)
【生徒数】1236人 (11位)
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※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)



宮崎商業のチーム成績・特徴

◆宮崎商業(ベンチ入りメンバー)
“6点差”は逆転圏内の粘り強さと強打を持つ。宮崎大会の準決勝・宮崎日大戦は、6点をリードされる展開も、中盤に得点を重ねて、9回裏に同点とし、延長11回裏にサヨナラ2ランで8x-6。決勝・延岡学園戦は、初回に大量6失点も、1回裏に打者12人の猛攻で7点を挙げて逆転勝利。秋は、打率.311(24位)、平均得点8.2点(10位)、防御率2.31(21位)、平均失点2.3点(16位)、合計本塁打6本(3位)を記録。エース日高大空(2年)は秋9試合58回を投げて、防御率2.02と安定する。攻撃陣は、合計3本塁打を記録した中村碧人主将(2年)などを中心に力がある。スポーツ6紙の評価は、Bが4つ、Cが2つ。センバツ出場は、アポロ11号が人類初の月面有人着陸を果たした1969年以来52年ぶり。

【回数】52年ぶり3回目(夏の甲子園=4回)
【成績】宮崎大会=優勝、九州大会=4強
【勝敗】9戦8勝1敗
【評価】A=0、B=4、C=2(スポーツ紙6紙)
【打率】 .311 / 24位 (.332)
【防御率】2.31 / 21位 (2.19)
【失点数】21点 / 16位 (22.3点)
 →平均 2.3点 / 16位 (2.4点)
【得点数】74点 / 12位 (67.4点)
 →平均 8.2点 / 10位 (7.3点)
【本塁打】6本 / 3位 (3.5本)
 →平均 0.7本 / 4位 (0.4本)
【盗塁数】14個 / 20位 (15.9個)
 →平均 1.6個 / 17位 (2個)
【失策数】9個 / 23位 (7.2個)
 →平均 1個 / 25位 (0.8個)
【部員数】52人(8人) (14位)
【生徒数】830人 (16位)
——————————————
※→平均=1試合あたりの平均値
※ (カッコ内)=全32出場校の平均値
※部員数( )=マネ数(内訳)

①日程・結果 ②注目選手 ③優勝候補 ④登録選手