《試合結果》天理 0-2 東海大相模 準決勝 センバツ2021

天理 vs 東海大相模 準決勝 センバツ2021

センバツ2021 準決勝 天理 vs 東海大相模 試合のみどころ・結果を特集する。

◆3月31日(水) 準決勝  [第10日目]
11:00 東海大相模 2-0 天理   [見所]
東海大相模|100|000|001|=2
天理・・・|000|000|000|=0

東海大相模が2-0で天理に勝利し、決勝進出。エース石田隼都(2年)が、天理打線をヒット3本・死四球0で完封。奪った三振は15つと、圧巻のピッチングを見せた。チームは1回表、2番・綛田小瑛(2年)が単打の当たりも、セカンドへ一気に進塁。4番・柴田疾(2年)がヒットで返し1点。最終回にも相手バッテリーの悪送球で1点を奪った。

一方の天理は、エース達孝太(2年)は登板せず。先発した背番号17の左腕・仲川一平(2年)が8回を7安打1失点と好投するも、打線が押さえ込まれた。



試合の見どころ

天理のエース達孝太(2年)の出来が試合の結果を左右しそうだ。達孝太(2年)は、準々決勝までの3試合全てに先発し合計459球。2回戦・健大高崎戦は4-0で完封と絶好調、しかし準々決勝・仙台育英戦は失点3に抑えたものの8安打・8四死球を記録するなど、やや制球に苦しんだ。

一方の東海大相模は、3人の投手が好調だ。1回戦・東海大甲府戦では、背番号18・石川永稀(2年)が8回104球を投げて1失点。2回戦・鳥取城北戦では、背番号10・求航太郎(1年)が4回2安打と好投。いずれもエース石田隼都(2年)が救援した。準々決勝・福岡大大濠戦では、石田隼都(2年)が先発して被安打3・四球1・奪三振14で完封している。

攻撃面においては、天理は打率が5割近い4番・瀬千皓(2年)が絶好調。9番の女房役・政所蒼太(2年)も勝負強い打撃でエース達を援護している。その他の打者も勝負強さが光り、全員野球のムードが高まっている。

一方の東海大相模打線は、1・2回戦で計4得点とやや沈黙も、準々決勝・福岡大大濠戦では14安打8得点と上向いている。ただ、大塚瑠晏(2年)は急性胃腸炎で準々決勝を欠場。1番・門馬功(2年=門馬監督の息子)、4番・柴田疾(2年)などが、勝負強い打撃で大塚の穴をカバーしたい。

【天理のこれまでの戦歴】
・準々決勝 天理 10-3 仙台育英 [見所]
・2回戦 天理 4-0 健大高崎 [見所]
・1回戦 天理 7-1 宮崎商業 [見所]

【東海大相模のこれまでの戦歴】
・準々決勝 東海大相模 8-0 福岡大大濠 [見所]
・2回戦 東海大相模 1-0 鳥取城北 [見所]
・1回戦 東海大相模 3-1 東海大甲府(延長11回) [見所]



天理 これまでの試合結果

3月29日(月) 準々決勝  [第9日目]

08:30 仙台育英 3-10 天理 [見所]
 仙台育英|002|000|010|=3
 天理・・|200|422|00x|=10
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天理が仙台育英に10-3で勝利。エース達孝太(2年)は、8回を8安打・8四死球・6奪三振・3失点。計164球の粘りの投球をみせた。初回、3番・内藤大翔(1年)のタイムリーなどで2点を先制。4回には女房役・政所蒼太(2年)が勝ち越し打、5回には杉下海生(2年)が2点打、6回には4番・瀬千皓(2年)が2点打と、仙台育英の3投手を打ち崩した。一方の仙台育英は、失策3が響いた。左腕・古川翼(1年)が先発し2失点。2回からエース伊藤樹(2年)が登板するも8失点を喫した。その後は、右腕・松田隆之介(2年)に継投。中盤に大量失点し、最後まで流れを引き寄せられなかった。

3月25日(木) 1・2回戦  [第6日目]

14:20 天理 4-0 健大高崎 [見所]
 天理・・|110|000|200|=4
 健大高崎|000|000|000|=0
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天理が強力打線を誇る健大高崎に4-0で勝利。エース達孝太(2年)が、被安打2・四球6で完封(合計134球)。捕手・政所蒼太(2年)が盗塁を刺すなど、バックが相手のチャンスを早摘みし、得点を許さなかった。攻撃では、1回表に先頭の内山陽斗主将(2年)からの3連打で先制。2回には捕手・政所蒼太(2年)の安打で2点目。7回表には、4番・瀬千皓(2年)のタイムリー2塁打で2点を追加し、勝負を決めた。一方の健大高崎は、達孝太(2年)の前に2安打と沈黙。投手陣は、野中駿哉、今仲泰一、高松将斗の3投手が継投、11安打を浴びた。序盤でリードを奪われ、試合の流れを最後まで引き寄せられなかった。

3月20日(土) 1回戦  [第2日目]

09:00 天理 7-1 宮崎商業   [見所]
  天理・・|020|000|410|=7
  宮崎商業|000|000|010|=1
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天理が7-1で宮崎商業に勝利し、2回戦へ進出。天理・達孝太は、161球を投じ、6安打・1失点・10奪三振の完投。試合は、天理が先制するも、その後は宮崎商業の投手陣(日高大空、長友稜太)が力投。迎えた7回表に、エース達とバッテリーを組む捕手で9番の政所蒼太(達とは身長30センチ差)が、2点タイムリーを放ち、試合の流れを引きつけた。一方の宮崎商業は、52年ぶりの出場。終盤の8回裏には、中村碧人主将が意地のタイムリー3塁打を放ち1点を返す意地を見せたが敗れた。



東海大相模 これまでの試合結果

3月29日(月) 準々決勝  [第9日目]

11:10 東海大相模 8-0 福岡大大濠 [見所]
 東海大相模|241|000|010|=8
 福岡大大濠|000|000|000|=0
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東海大相模が8-0で福岡大大濠に勝利。エース石田隼都(2年)が先発し、被安打3・四球1・奪三振14で完封(116球)。初回に3番・小島大河(2年)と5番・百瀬和真(1年)のタイムリーで2点を先制すると、2回表には1番・門馬功(2年=門馬監督の息子)の2ラン本塁打など、序盤から試合の主導権を握った。一方の福岡大大濠は、プチトルネード投法の馬場拓海(1年)が先発し、1回1/3を投げて4失点。その後、エース毛利海大(2年)に継投するも4失点。中盤以降は相手打線を抑え込むも、打線がヒット3本と沈黙した。

3月26日(金) 2回戦  [第7日目]

09:00 東海大相模 1-0 鳥取城北 [見所]
 東海大相模|010|000|000|=1
 鳥取城北|000|000|000|=0
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東海大相模が鳥取城北に1-0で勝利し、準々決勝進出。背番号10の求航太郎(1年)が先発し、4回2安打と好投(55球)。5回からはエース石田隼都(2年)が投げ、相手に得点を与えなかった。攻撃は、2回表に失策で出た走者を6番・佐藤優真(2年)がヒットで返し1点。最後までこの1点を守り抜いた。一方の鳥取城北は、沖縄出身の背番号10・山内龍亜(2年)の好投が光った。9回表打者1人に四球を出した場面で交代したが、強力打線をわずかヒット4本に抑えた。9回裏に1死3塁のチャンスを作るも、あと一本が出ず敗れた。

3月20日(土) 1回戦  [第2日目]

14:20 東海大相模 3-1 東海大甲府(延長11回) [見所]
  東海大相|000|000|100|020=3
  東海大甲|000|000|010|000=1
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東海大相模が東海大甲府に延長11回の末、3-1で勝利。秋季関東大会・準々決勝でのサヨナラ負けのリベンジを果たした。東海大相模は、直前の最終メンバー変更でベンチ入りした背番号18・石川永稀(2年)が好投。8回104球を投げ、被安打6の1失点と試合を作った。さらに、9回からはエース左腕・石田隼都(2年)が、気迫あふれる投球で相手打線を抑えた。延長11回表には、キャプテンの大塚瑠晏(2年)が勝ち越しとなるタイムリー2塁打、さらに4番・柴田疾(2年)のタイムリーで合計2点を挙げ、3-1と勝負を決めた。一方の東海大甲府は、エース左腕・若山恵斗(2年)が延長11回を1人で投げ抜き、計123球の熱投。気合十分で、甲子園球場全体の視線を集めた。バックも再三の好守備で盛り立てた。8回裏には、関東大会の東海大相模戦でサヨナラ打を放った久井竣也(2年)が1-1とする同点打を放つなど、勝負強さをみせた。