【結果一覧】秋季九州大会2021年 九州国際大付が優勝⚡️

秋季九州大会 高校野球 2021年

高校野球 秋季九州大会 2021年 日程・結果
11月6日(土)〜11月12日(金)[有観客 鹿児島]

【2021年 秋季九州大会 大会結果・出場校】
センバツ九州4枠4強がセンバツ出場決定
・優勝&準優勝:①九国大付 ②大島
・4強    :④有田工業 ④長崎日大
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【出場校一覧・メンバー】(○数字=県順位)
福岡(2枠):①九国大付福岡第一
佐賀(2枠):①佐賀商業有田工業
長崎(2枠):①海星   ②長崎日大
熊本(2枠):①秀岳館  ②熊本工業
大分(2枠):①明豊   ②大分舞鶴
宮崎(2枠):①小林秀峰日章学園 
鹿児(2枠):①大島   ②鹿児島城西
沖縄(2枠):①興南   ②前原



センバツ2022年 九州地区 選考理由

⭐️2022年選抜選考委員会(1/29開催)における選考理由


“九州大会の4強が順当に選ばれた。優勝した九州国際大付は九州大会の準々決勝、準決勝をコールド勝ち。大島との決勝も12―6と大勝するなど強さが際立った。エース左腕・香西、強打の捕手・野田を中心に投打のバランスが良く、九州大会の全4試合を通じて無失策の堅守も評価された。準優勝の大島は左腕の大野が九州大会1回戦の引き分け再試合を含む3試合を完投。準決勝では打線が最大5点差を逆転するなどの粘り強さも認められた。”


“4強の有田工は九州大会1回戦、準々決勝を完封した右腕・塚本の投手力などが評価されて3番目。4強の長崎日大は強力打線に加え、右腕の種村、左腕の川副の二枚看板が強みと判断され4枠目をつかんだ。 “[主催者:毎日新聞の原文まま]

11月12日(金) 決勝戦

12:00 九国大付(福岡①) 12-6 大島(鹿児島①) (県)
九国大付|181|010|001|=12
大島・・|001|000|005|=6

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⭐️試合総評⭐️九国大付が12-5で大島に勝利し、初優勝!九州地区代表として明治神宮大会に出場する。ここまで打線好調の九国大付は、計15安打(満塁弾1本)で12得点。初回に4番佐倉の犠牲フライで1点を先制すると、2回表には9番隠塚の安打で1点、1番黒田の3塁打で1点、2番中上の安打で1点、5番野田の押出死球で1点、6番白井賢太郎の満塁本塁打から計8得点。その後も、3回表に2番中上の安打で1点、9回表に相手失策から1点を奪った。打者では、2番中上が5打数4安打2打点、6番白井が今大会チーム3本目となる満塁弾を放つなど活躍が光った。投手陣は、背番号2野田が7回を被安打9・死四球0・奪三振8・失点1と好投し、残るイニングを背番号18木塚・背番号11秋元・背番号1香西の3投手が投げて粘る大島を振り切った。敗れた大島は、九国大付と同じヒット15本を記録。9回裏には死球と安打で走者を出すと、8回表の守備から途中出場した8番美島永宝(背番号13)が3ラン本塁打。その後も3番武田の犠牲フライで1点、4番西田の安打で1点を返し、計5点を奪う粘りを見せた。投手陣は、背番号5前山が1回2/3で降板、その後は背番号6武田主将がロングリリーフ。エース大野はこの日も登板はせず(投球制限から残り33球が上限)、1番打者として5打数3安打とバットでチームに貢献。投手も務めた3番武田主将は3打数3安打2打点と投打でチームを引っ張る活躍を見せた。



[決勝までの戦歴] 大島・九国大付

⭐️大島:決勝までの戦歴⭐️エース大野稼頭央(=父が松井稼頭央ファン)が、初戦の大分舞鶴との再試合を含めて、準々決勝までの3試合(計28回)&計467球(残り33球)を熱投し、被安打22・与死四球12・奪三振30・失点6を記録。準決勝の有田工業戦は、背番号6武田主将が8回を被安打8・四球2・奪三振3・計127球と力投した。チーム打率は.289、3番武田が打率.400(打点2)、5番中がチームトップの打率.533(打点5)と好調だ。ここまで、①初戦は大分舞鶴(大分2位)との延長10回引き分け再試合を3-2で勝利。大野が計20回を被安打16・与死四球10・奪三振28・計346球(①186球②160球)。再試合では、ボークから勝ち越し点を奪った。②準々決勝は興南(沖縄1位)に3-0で勝利。大野が9回を被安打6・死球2・奪三振2・計121球と好投。1週間500球の球数制限が迫る中、打たせて取る投球で完封。攻撃陣は3回裏に、2番大野・3番武田・5番中の3者がタイムリーを放って3得点。③準決勝は有田工業(佐賀2位)に11-7で勝利。計12安打を放って、最大5点差を跳ね返して逆転勝利。2回までに計6点を奪われる苦しい試合展開に。3点差に詰め寄った6回裏、代打山下の2塁打などから1死2・3塁のチャンスを作ると、1番大野の犠牲フライで1点、2番有馬の安打で1点、4番西田の安打で1点(同点)、5番中の安打で2点を奪って、9-7と逆転。8回裏には6番前山の安打で2点を奪って、11-7と突き放した。


⭐️九国大付:決勝までの戦歴⭐️決勝までの3試合で35安打・31得点・本塁打5本と打線好調。初戦は11安打6得点(ソロ1本)、準々決勝は10安打13得点(ソロ&満塁弾)、準決勝は14安打12得点(ソロ&満塁弾)。チーム打率は.407。打者では1番黒田が打率.714(打点3・本塁打1本)、3番大島が打率.545(打点5)、5番野田海人が打率.636(打点2・本塁打1本)、1年生の4番佐倉が打率.273・本塁打2本(打点5・ソロ&満塁弾)を記録。投手陣は、エース香西が3試合(計16回)を被安打12・四球4・失点5と安定感があり、背番号2野田と背番号11秋元も控える。①初戦は、鹿児島城西(鹿児島2位)に6-4で勝利。香西が5回を被安打3・四球1・奪三振5・失点3と力投し、残る4回を背番号2野田が被安打3・死球1・奪三振3・失点1と好投。正捕手&投手も務める野田は、6回表に勝ち越し2塁打、8回表にダメ押しソロ本塁打を放つなど4打数3安打2打点と活躍。②準々決勝は明豊(大分1位)に13-0(5C)で勝利。計10安打(ソロ&満塁本塁打の2本含む)で13得点。3回裏にヒット6本などで一挙7点、4回裏には1年生の4番佐倉が特大ソロ弾、5回裏には代打の背番号13小田原義が満塁弾を記録した。エース香西が5回を被安打2・四球1・奪三振4・失点0と好投。③準決勝は長崎日大(長崎2位)に12-2(7C)で勝利。ヒット14本(ソロ本塁打1本、満塁弾1本)で計12得点。3回表に、8番香西・2番中上・3番大島の安打で4点。5回表には1番黒田がソロ本塁打、7回表には1年生の4番佐倉が満塁弾(高校通算7号、体重108kg、憧れは西武の森、ヤクルト村上)を放った。エース香西が6回を被安打7・死四球2・奪三振5・失点2(計99球)と好投し、最後1回を背番号11秋元が三者凡退に抑えた。



11月11日(木) 準決勝(2/2)

13:00 九国大付(福岡①) 12-2 長崎日大(長崎②)(7C)(県)
九国大付|124|010|400|=12
長崎日大|200|000|000|=2

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⭐️試合総評⭐️九国大付が12-2(7C)で長崎日大に勝利し決勝進出。ヒット14本(ソロ本塁打1本、満塁弾1本)を放ち計12得点。攻撃陣は、まず1回表に3番大島の安打で1点を先制、1点をリードされた2回表には2番中上・3番大島の安打で2点を奪い3-2と逆転。3回表には、8番香西・2番中上・3番大島の3人のタイムリーで計4点。5回表には1番黒田のソロ本塁打で1点、7回表には失策と2つの死四球から2死満塁のチャンスを作ると、1年生の4番佐倉の満塁ホームラン(高校通算7号、体重108kg、憧れは西武の森、ヤクルト村上)で、12-2とした。投げては、エース香西が6回を被安打7・死四球2・奪三振5・失点2(計99球)と好投し、最後1回を背番号11秋元が三者凡退に抑えた。打者では、1番黒田が2打数2安打1打点(ソロ本塁打1本)+四球3つと全5打席で出塁し、3番大島は2回表に勝ち越し打を放つなど4打数3安打3打点と活躍が光った。敗れた長崎日大は、エース種村が4回を、背番号10川副が残る3回を投げて、被安打14・与死四球7。攻撃陣は、計7安打を記録するも、1回裏に6番白川の2塁打で奪った2点にとどまった。


⭐️長崎日大:準決勝までの戦歴⭐️2試合で28安打23得点と打線好調だ。初戦は15安打16得点、準々決勝は13安打7得点。ここまでのチーム打率は.414。3番松尾が打率.500(打点3)・6番白川が.667(打点3)、7番勝野が.571(打点4)、9番立川が.571(打点1)と下位まで切れ目がなく、集中打でビッグイニングを作る。投手陣は、背番号1種村と背番号10川副の2投手の継投が基本で、種村は計11回を投げて被安打9・死四球1・失点3と安定感がある。ここまで①初戦は、小林秀峰(宮崎1位)に16-6(8C)で勝利、計15安打を記録。中盤に5点差を追いつき、8回表にヒット7本&3番松尾の2ランなどで一挙10点を奪った。②準決勝は、佐賀商業(佐賀1位)に7-1で勝利。計13安打・5盗塁を記録。7回裏に、5番百武・6番白川・7番勝野の安打などで一挙5得点。エース種村が7回を被安打4・死球1・奪三振3・失点1、背番号10川副が残る2回を被安打2・四球2・奪三振2・失点0と好投した。



11月11日(木) 準決勝(1/2)

10:00 有田工業(佐賀②) 7-11 大島(鹿児島①) (県)
有田工業|240|001|000|=7
大島・・|100|215|02x|=11

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⭐️試合総評⭐️大島が11-7で有田工業に勝利し決勝進出。計12安打を放って、最大5点差を跳ね返して逆転勝利した。大島のエース大野は過去3試合で計467球を投じたため(残り33球が上限=1週間500球の球数制限)、この日は背番号5前山が先発し、1回&2回表に死四球や失策なども絡んで計6点を奪われる苦しい試合展開に(雨の影響で制球難も)。しかし大島は、4回裏に7番体岡の安打で2点、5回裏に5番中の犠牲フライで1点を奪って、6-4。その後、1点を追加されて迎えた6回裏に、代打山下の2塁打などから1死2・3塁のチャンスを作ると、1番大野の犠牲フライで1点、2番有馬の安打で1点、4番西田の安打で1点(7-7の同点)、5番中の安打で2点を奪って、9-7と逆転。8回裏には6番前山の安打で2点を奪って、11-7と突き放した。投手陣は、先発の背番号5前山が2回表無死満塁までを投げて4失点で降板。その後を託された背番号6武田主将が、8回を投げて被安打8・四球2・奪三振3の力投でチームを勝利に導いた。打者では5番中が勝ち越し2点タイムリーを放つなど4打数3安打3打点とこの日も活躍が光った。敗れた有田工業は、過去2試合を連続完封したエース塚本が、6回投げてを被安打9・四球5・奪三振3・失点9(計114球)。残る2回を背番号6松尾が継投し2失点。攻撃陣は計11安打を記録、序盤に6点を奪うもその後は大島の2番手武田に要所を押さえられた。


⭐️有田工業:準決勝までの戦歴⭐️エース塚本がここまで2試合を連続完封勝利。計18回を投げて、被安打12・死四球5・奪三振8・失点0・計236球。攻撃陣は、チーム打率.238で、過去2試合ともに8回に決勝点を記録した。ここまで、①初戦は秀岳館(熊本1位)に3-0で勝利。塚本が被安打3・四球3・奪三振5・失点0(計131球)で完封勝利。両チーム無得点で迎えた8回裏に、背番号14の7番北川のタイムリーで2点&相手失点から1点を奪った。②準々決勝は海星(長崎1位)に2-0で勝利。塚原が9回を被安打9・四球2・奪三振3(計105球)で完封勝利。この試合も少ない好機を生かし、8回表に5番土谷の2点タイムリーが決勝点に。九州大会は60年ぶり2度目の出場。



11月9日(火) 準々決勝(2/2)

13:00 佐賀商業(佐賀①) 1-7 長崎日大(長崎②)(市)
佐賀商業|100|000|000|=1
長崎日大|100|010|50x|=7

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⭐️過去戦歴⭐️◆佐賀商業は、初戦で熊本工業(熊本2位)に4-3で勝利。エース本山が8回1/3を被安打10・死四球5・奪三振5・失点3(計136球)と粘投し、9回表1死1・3塁から背番号11陣内が好救援した。1回裏に4番長谷尾や6番岡部のタイムリーで奪った計4点を最後まで守り抜いた。一方の長崎日大は、初戦で小林秀峰(宮崎1位)に16-6(8C)でに勝利、チームは計15安打。最大5点差を中盤に追いつき、8回表にはヒット7本&3番松尾の2ランなどで一挙10得点。投手陣はエース種村・背番号10川副が登板した。


⭐️試合総評⭐️長崎日大が7-1で佐賀商業に勝利し4強進出、センバツ出場が有力に。計13安打・5盗塁(7回裏に4盗塁)・7得点。1点をリードした7回裏に、四球と死球2つから2死満塁のチャンスを作ると、5番百武の安打で2点、6番白川の安打で1点、7番勝野の安打で2点と、集中打&機動力で一挙5得点を奪った。打者では、3番松尾は初回の同点タイムリーを含む4打数3安打1打点、6番白川が4打数3安打1打点と活躍。投げては、エース種村が7回を被安打4・死球1・奪三振3・失点1と好投し、背番号10川副が残る2回を被安打2・四球2・奪三振2・失点0で試合を締めた。敗れた佐賀商業は、エース本山が5回を被安打5・死四球3・失点2と力投するも、2番手の陣内が7回裏に死四球3つからピンチを招き5失点。攻撃陣は計6安打に抑え込まれた。


13:00 明豊(大分①) 0-13 九国大付(福岡①)(5)(県)
明豊|000|000000|=0
九国大付|107|140000|=13

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⭐️過去戦歴⭐️明豊は、初戦で前原(沖縄2位)に14-4(7C)で勝利。12安打(本塁打3本含む)で計14得点。5番の嶽下桃之介(ニックネームはモモ)は、初回に先制3ラン、4回表に2ランなど3打数3安打6打点+四球2つ。4番宮﨑は、7回表に2ランを放つなど5打数2安打3打点と活躍が光った。投手陣は背番号13中山と背番号11野村の2投手が継投。一方の九国大付は、初戦で鹿児島城西(鹿児島2位)に6-4で勝利。エース香西が5回を被安打3・四球1・奪三振5・失点3と力投し、残る4回を背番号2野田が被安打3・死球1・奪三振3・失点1と好投。正捕手&投手も務めた野田は、6回表に勝ち越し2塁打、8回表にダメ押しソロ本塁打を放つなど4打数3安打2打点と投打で活躍した。


⭐️試合総評⭐️九国大付が13-0(5C)で明豊に勝利し4強進出、センバツ出場が有力に。チームは計10安打(ソロ&満塁本塁打の2本含む)で13得点を奪い、春センバツ準優勝の明豊を圧倒した。3回裏に、3番大島の安打でまず1点、4番佐倉・5番野田の安打で2死満塁のチャンスを作ると、6番白井の安打で1点、7番毛利の押出死球で1点、8番香西の押出四球で1点、9番尾崎の安打で2点、1番黒田の安打で1点と、一挙7得点。4回裏には、1年生の4番佐倉俠史朗が特大のソロ本塁打(高校通算6号)を放ち1点を追加。5回裏には、3つの四球から1死満塁とし、代打に送られた背番号13小田原義が満塁ホームランを放ち、13-0(5C)とした。投げては、エース香西が5回を被安打2・四球1・奪三振4・失点0と好投した。敗れた明豊は、先発の背番号1森山が2回2/3を投げて、被安打8・死四球3・奪三振2・8失点。その後、背番号10江藤・背番号14杉本・背番号8坂本の3投手が登板した。打線は1番後藤と9番森山のヒット2本にとどまった。



11月9日(火) 準々決勝(1/2)

10:00 有田工業(佐賀②) 2-0 海星(長崎①)(市)
有田工業|000|000|020|=2
海星・・|000|000|00x|=0

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⭐️過去戦歴⭐️海星は、初戦で福岡第一(福岡2位)に5x-4で勝利。2点を追いかける9回裏に一挙3点を奪って逆転サヨナラ勝利。決勝打は、9番村上輝が放った。投手陣は、背番号1宮原・背番号10塚本・背番号11向井の3投手が継投した。一方の有田工業は、初戦で秀岳館(熊本1位)に3-0で勝利。エース塚本が被安打3・四球3・奪三振5・失点0(計131球)で完封。両チーム無得点で迎えた8回裏、背番号14の7番北川の安打で2点&相手失点から1点の計3得点を奪った。


⭐️試合総評⭐️有田工業が2-0で海星に勝利し4強進出、センバツ出場が有力に。エース塚原侑弥が9回を一人で投げ抜き、被安打9・四球2・奪三振3・計105球の好投で2試合連続完封。攻撃陣は、7回表までヒット3本に抑えられるも、8回表にこの回先頭の1番エース塚本の安打、3番山口の2塁打から1死2・3塁のチャンスを作ると、その後2死から5番土谷凱生のタイムリーで2点を奪った。有田工業は、少ない好機を確実にものにして2試合連続で終盤8回に決勝点を挙げた。敗れた海星は、エース宮原明弥が9回を被安打6・四球3・奪三振11・計143球と好投。攻撃陣は6回裏までに6安打を放つも無得点。9回裏には2死満塁のチャンスを作るも、前の試合でサヨナラ打を放った9番村上が内野ゴロに倒れた。チームは計9安打9残塁を記録した。


10:00 興南(沖縄①) 0-3 大島(鹿児島①)(県)
興南・・|000|000|000|=0
大島・・|003|000|00x|=3

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⭐️過去戦歴⭐️興南は、初戦で日章学園(宮崎2位)に5-0で勝利。背番号10平山が被安打5・四球2・奪三振8(計145球)で完封した。4番盛島は初回に先制打、6回裏にソロ本塁打など3打数2安打2打点と活躍。一方の大島は、初戦で大分舞鶴(大分2位)との延長10回引き分け再試合を3-2で勝利。計2試合でエース大野稼頭央が計20回を一人で投げて、被安打16、与死四球10、奪三振28、計346球(①186球②160球)を熱投。再試合では相手ボークから勝ち越し点。


⭐️試合総評⭐️大島が3-0で興南に勝利し4強進出、センバツ出場が有力に。エース大野稼頭央が、この試合も9回を一人で投げ抜き、被安打6・死球2・奪三振2・計121球の好投。1週間500球の球数制限が迫る中、打たせて取るピッチングで完封。奄美大島の鉄腕サウスポーが、初戦・大分舞鶴戦の再試合を含めて全3試合・計466球を投げ抜き、チームを選抜当確となる4強に導いた。大島は3回裏に、8番田邊の四球、9番直江のバント安打、1番有馬の犠打から、1死2・3塁のチャンスを作ると、2番のエース大野・3番武田主将・5番中の3者がタイムリーを放って3点を奪い、これが決勝点。守備陣もサードの前山らが堅守でエースを支えた。一方の敗れた興南は、先発した1年生の背番号10平山が3回2死までを投げて3失点。その後、エース安座間が5回1/3を被安打1・死球1・奪三振4・失点0と好投をみせた。攻撃陣は、計6安打を放つも残塁9を記録し得点が奪えなかった。



11月7日(日) 1回戦(3/3)

15:00 大分舞鶴(大分②) 2-3 大島(鹿児島①)(県)
大分舞鶴|020|000|000|=2
大島・・|200|000|10x|=3

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⭐️試合総評⭐️引き分け再試合となった2日連続の大熱戦は、大島が3-2で大分舞鶴に勝利。計6時間43分(①4時間18分②2時間25分)、計20回(①延長10回②9回)を戦い、大島のエース大野稼頭央(名前の由来=父が大ファンの松井稼頭央)が、計20回を一人で投げ抜いて、被安打16本(①6本②10本)、与死四球10つ(①7つ②3つ)、奪三振28つ(①16つ②12つ)、計346球(①186球②160球)を熱投し、チームを勝利に導いた。両校が2試合で放った安打は、大島が計18本(①9本②9本)、大分舞鶴は計16本(①6本②10本)。失策は大島が計3つ・大分舞鶴が計2つ。ともに鹿児島&大分大会で見せた粘りを発揮しあう、互角のゲームとなった。この試合、大島が1回裏に相手失策と5番中の安打で2点を先制すると、すぐさま大分舞鶴は2回表に9番後藤の2点2塁打で2-2の同点に追いつく。その後は、大島エース大野と大分舞鶴エース奥本の投げ合いに。試合が動いたのは7回裏、大分舞鶴は2人目の背番号10野上に投手交代。ここで大島は4番西田の2塁打と死球2つから2死満塁のチャンスを作ると、ボークから1点を勝ち越し、これが決勝点に。大分舞鶴は、8回表に2死2・3塁の場面を作るも三振で無得点、9回表にも2死1・2塁の場面を作るも得点できずにゲームセット。敗れた大分舞鶴は、エース奥本が2試合で計13回(①7回②6回)を投げて、被安打13本(①6本②7本)、与死四球6つ(①4つ②2つ)、奪三振9つ(①7つ②2つ)、計225球(①150球②75球)を熱投。また、背番号10野上も2試合を2回ずつ投げて、被安打3本、与死四球4、奪三振3と力投をみせた。

11月7日(日) 1回戦(2/3)

13:00 長崎日大(長崎②) 16-6 小林秀峰(宮崎①)(8C)(県)
長崎日大|000|005|1⑩0|=16
小林秀峰|010|131|0⓪0|=6

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⭐️試合総評⭐️長崎日大が16-6(8回コールド)で小林秀峰に勝利。中盤までに5点のリードを奪われた長崎日大は、5回表に4番河村・6番白川・7番勝野の3本のタイムリーで3点、さらに押出四球とスクイズから2点を奪って、5-5の同点。再び1点リードされた7回表には6番白川の3塁打で6-6の同点とする。8回表には、合計ヒット7本と3番松尾一樹の2ラン本塁打などで一挙10得点を奪って、試合を決めた。チームは合計15安打を記録。投手陣は、エース種村が4回を登板し、背番号10川副が残る4回を投げて、2投手で被安打9・四球1・失点6。敗れた小林秀峰は、先発のエース田口が4回を被安打1・死四球2・奪三振5・失点0の好投を見せるも、その後を託された背番号10田中・背番号11鹿嶋・背番号12熊ノ迫の3投手が計16失点を喫した。打者では、5番吉丸が4打数2安打2打点、6番江田がソロ本塁打を放つ活躍を見せた。


13:00 九国大付(福岡①) 6-4 鹿児島城西(鹿児島①)(市)
九国大付|002|102|010|=6
鹿児島城西|010|200|100|=4

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⭐️試合総評⭐️九国大付が6-4で鹿児島城西に勝利。1点リードされた3回表に、1番黒田の3塁打と2番中上の安打で2-1と逆転。4回表には6番白井の3塁打で1点を追加し3-1とする。その後、3-3の同点に追いつかれたあと、6回表に5番野田の2塁打で1点、7番毛利の安打で1点を奪って5-3とした。その後、1点差に詰め寄られた直後の8回表には、5番野田のソロ本塁打で6-4と突き放した。投げては、先発のエース香西が5回を被安打3・四球1・奪三振5・失点3と力投し、残る4回を背番号2野田海斗(捕手)が被安打3・死球1・奪三振3・失点1と好投。正捕手&投手も務めた野田海斗は、6回表に勝ち越し2塁打、8回表にダメ押しとなるソロ本塁打を放つなど4打数3安打2打点と投打で活躍した。敗れた鹿児島城西は、背番号1津波・背番号11内田・背番号3明瀬の3投手が登板し被安打11。攻撃陣は4番藤田が2ラン本塁打、5番明瀬がソロ本塁打を放つも、チームは6安打4得点にとどまった。

11月7日(日) 1回戦(1/3)

10:00 熊本工業(熊本②) 3-4 佐賀商業(佐賀①)(県)
熊本工業|000|020|100|=3
佐賀商業|400|000|00x|=4

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⭐️試合総評⭐️佐賀商業が4-3で熊本工業に勝利。エース本山が9回表1死までの8回1/3を投げて被安打10・死四球5・奪三振5・失点3(計136球)の粘りの投球を見せ、9回表1死1・3塁のピンチからマウンドを託された背番号11陣内が好救援し試合を締めた。攻撃陣は1回裏に、4番長谷尾の安打で1点、相手失策から1点、6番岡部の安打で2点を奪い、この4点を最後まで守り抜いた。敗れた熊本工業は、1回表・2回表に満塁チャンスを作るも無得点。合計10安打を放つも残塁12を数えて得点は3点止まり。打者では4番増見が5打数4安打(外本塁打1本)と好打が光った。


10:00 明豊(大分①) 14-4 前原(沖縄②)(7C)(市)
明豊・・|301|502|300|=14
前原・・|300|000|100|=4

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⭐️試合総評⭐️明豊が前原に14-4(7回コールド)で勝利。明豊は12安打(本塁打3本含む)で計14得点。5番の嶽下桃之介は、1回表に先制3ラン本塁打、3回表にタイムリー3塁打、4回表に2ラン本塁打を放つ活躍で、3打数3安打6打点+四球2つと活躍。また、夏の甲子園でもベンチ入りした4番宮﨑元哉は、7回表に2ラン本塁打を放つなど5打数2安打3打点と力を見せた。投手陣は2人が登板し、背番号13中山(1年)が3回を被安打4・死四球2・失点3と力投し、残る4回を背番号11野村が被安打3・四球1・失点1と好リリーフした。敗れた前原は、1回裏に3番目取眞が3ラン本塁打、7回裏には代打島袋優汰がソロ本塁打を放って計4点。投手陣は、背番号1横田と背番号10上原が半分ずつを投げて、被安打12・与死四球10を与えた。



11月6日(土) 1回戦(2/2)

13:00 秀岳館(熊本①) 0-3 有田工業(佐賀②)(県)
秀岳館|000|000|000|=0
有田工業|000|000|03x|=3

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⭐️試合総評⭐️有田工業が3-0で秀岳館に勝利。有田工業が九州大会に出場するのは1961年秋以来、60年ぶり2度目。初のセンバツ、2013年夏以来の2度目の甲子園出場を目指す。エース塚本侑弥が9回を一人で投げ抜き、被安打3・四球3・奪三振5・失点0(計131球)の好投で、秀岳館を完封した。両エースの好投でスコアに0が並ぶ試合は、迎えた8回裏に3番山口が四球・4番角田が安打で出塁し、その後2死2・3塁のチャンスを作ると、背番号14を背負う1年生の7番北川晴翔がタイムリーを放ち2点、さらに相手失策から1点を奪って計3得点。チームは計9安打を放ち、打者では4番角田が3打数3安打と活躍した。敗れた秀岳館はエース山内勇人が9回を被安打9・死四球2・奪三振7・失点3と力投。一方で、攻撃陣は計3安打。9回表には、2死から4番岩崎の安打、5番安達の四球から2死1・2塁のチャンスを作るもあと一本が出なかった。


13:00 大分舞鶴(大分②) vs 大島(鹿児島①)(市)
大分舞鶴|001|000|021|0 =4
大島高校|100|100|020|0 =4 ※再試合に

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⭐️試合総評⭐️大分舞鶴と大島の1回戦は、4-4(延長10回)引き分け再試合に(雨・グラウンド不良等)。大分舞鶴は、決勝で明豊に最大7点差をつけられるも最後は10-9と1点差まで詰め寄る粘りを、大島は鹿児島大会で全6試合中4試合でサヨナラ勝利(延長戦は3回、内タイブレークは2回)してきた粘りを、共にこの試合でも発揮した。大分舞鶴は3投手が登板し、背番号1奥本が最多7回(150球)・背番号10野上が2回(30球)・背番号11若杉が1回(27球)を投じた。対する大島はエース大野稼頭央が延長10回を一人で投げ抜き、計186球・被安打6・死四球7・奪三振16を記録。この試合の投球数も「1週間500球の投球制限」にカウントされる。試合は、1点差を追いかける大分舞鶴が8回表に代打児玉の安打で2-2の同点とし、さらに2死満塁から押出四球で3-2と逆転。しかし大島は直後の8回裏に2死1塁から、5番中優斗の2塁打と6番前山の2点2塁打で3-4と再び逆転。土壇場の9回表、大分舞鶴は前の打席から代打出場の児玉が2死からタイムリー2塁打を放ち4-4の同点に追いつく。試合は延長戦となり、10回表に大分舞鶴が2死四球&失策から1死満塁のチャンスを作るも、大島のエース大野が2者連続三振を奪って無得点。延長10回裏、大島が四球・安打・死球から2死満塁のチャンスを作るも、代打屋井を大分舞鶴のエース奥本が三振に切ってとり、無得点。共に譲らぬ大熱戦は、翌日の第3試合に再試合。なお、両校は同じ宿舎に宿泊する。

11月6日(土) 1回戦(1/2)

10:00 福岡第一(福岡②) 4-5x 海星(長崎①)(県)
福岡第一|100|300|000|=4
海星・・|010|001|003|=5x

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⭐️試合総評⭐️海星が福岡第一に5x-4(9回サヨナラ)で勝利。2点差を追いかける9回裏、この回先頭の4番田川一心が3塁打で出塁し反撃の狼煙をあげると、続く5番西村が四球を選んで無死1・3塁のチャンス。ここで、6番峯のタイムリーでまず1点(1点差)。その後、1死2・3塁から代打に送られた8番平石が犠牲フライを放ち、4-4の同点。続く9番村上輝がタイムリーを放ち(8回代打に代打出場=高校公式戦初打席、兄流星は19年夏に海星で夏の甲子園出場)、5x-4で劇的サヨナラ勝利。投手陣は背番号1宮原が4回1/3を被安打9・4失点、2人目の背番号10塚本が0回2/3を登板。残るイニングを3人目の背番号11向井が4回を被安打4・四球1・奪三振2・失点0と好投した。敗れた福岡第一は背番号10杉本が先発し6回を2失点と力投するも、その後エース川波がリリーフし9回裏に3点を奪われ逆転を許した。打線は相手の10安打を上回る13安打を放つも4点止まり(残塁10)だった。


10:00 日章学園(宮崎②) 0-5 興南(沖縄①)(市)
日章学園|000|000|000|=0
興南・・|110|001|20x|=5

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⭐️試合総評⭐️興南が5-0で日章学園に勝利。1年生の背番号10平山航多(左腕)が9回を一人で投げ抜き、被安打5・四球2・奪三振8(計145球)の好投で完封勝利。打っては、4番盛島稜大が初回に先制タイムリー、6回裏にはソロ本塁打を放つなど3打数2安打2打点(ソロ弾含む)と活躍した。攻撃陣は計9安打を放ち、終盤の7回には2番仲程の犠牲フライと相手失策から2点を追加して突き放した。敗れた日章学園は、背番号1村上・背番号10古川の2投手が継投。守備陣は失策3つを記録、打線は相手投手の前に5安打に抑えられた。打者では6番大谷が4打数3安打とひとり気を吐いた。



組み合わせ日程・トーナメント


【2021年秋季九州大会の日程・開催県】
・組み合わせ抽選会:10月29日(金)14:40
・日程:11月6日(土)〜12日(金)[有観客]
・会場:鹿児島 平和リース・鴨池市民球場


【出場校一覧・メンバー】(○数字=県順位)
福岡(2枠):①九国大付福岡第一
佐賀(2枠):①佐賀商業有田工業
長崎(2枠):①海星   ②長崎日大
熊本(2枠):①秀岳館  ②熊本工業
大分(2枠):①明豊   ②大分舞鶴
宮崎(2枠):①小林秀峰日章学園 
鹿児(2枠):①大島   ②鹿児島城西
沖縄(2枠):①興南   ②前原



優勝予想アンケート

優勝予想アンケート 秋季九州大会2021年

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