【観戦記】2026年3月22日(日)

■3月22日(日):センバツは、大会4日目に突入。
■第1試合は、明治神宮大会・決勝のカード「九国大付 vs 神戸国際大附」の一戦に。NHKの解説は、飯塚智広さん。「イイじゃん」を持ってくるあたり、相変わらず「お茶目な解説」だなとニヤリとした。勝利した九国大付は、先発の背番号9岩見くんが、昨秋に観た時よりも「緻密さ」という武器が備わって、素晴らしいピッチングを発揮した。2人目のエース渡辺流(るう)くんも、要所で気迫を前面に出し、それが最後の最後に流れを呼び込んだように思う。一方、敗れた神戸国際大附は、エース秋田くんが粘りに粘りの投球を繰り広げた。秋以降にケガをしたと実況で紹介されていたが、持ち前の制球力の高さを存分に発揮した。2人目の剛腕・豊岡くんも再三のピンチを背負うものの、しっかりと押さえ込んだ。制球力の秋田、剛腕の豊岡を支えたキャッチャーの井本くんも、最後まで低めをよくブロックした。打者では、7番田中くんがタイムリー2本を放ち、昨秋同様に、この試合の「日替わりヒーロー」になるのでは、と期待した。しかし、最後まで勝利への流れをつかめなかった印象がある。「初回の守り」におけるバタつきが、最後の最後まで尾を引いてしまったような印象だった。「優勝候補の筆頭」と考えていた神戸国際大附。夏に向けては、「守備からのリズム」。一層鍛え上げて、再び夏の聖地にやってきてほしい。
■第2試合は、大垣日大 vs 近江の一戦。「ピンク」と「ブルー」に染まるアルプスが印象的な試合だった。試合が始まる前は、昨秋の戦歴や成績から「乱打戦になるのでは?」と想像していたが、「9回スコアレスの投手戦」となった。まずは、近江。エース上田くんは、前評判以上に素晴らしいピッチャーだった。低めのストレートは、威力十分だった。攻撃面では、8回裏にキャプテンの4番杉本くんが2塁打で出塁。続く5番箕浦くんがレフト前へヒットを放つ。しかし、レフトの好返球により、本塁タッチアウト!!「・・・近江は、本塁クロスプレーが鬼門だな」と思った。その後、10回裏の攻撃。1-2と1点差に迫り、なお1死満塁のチャンスで、先ほど本塁タッチアウトとなった4番杉本くんに打席が回る(=お母さんが中継で何度も映っていた)。「これは、燃えているはず!!!」と想像し、息を呑む。しかし、結果は空振り三振に。この悔しさは、夏に向けた大きな原動力になるはず、そう思った。続いて、勝った大垣日大。エース竹岡くんは、延長10回・計188球を一人で投げ抜いた。まさしく文字通りの「大熱投」だった。最後の打者を打ち取った瞬間、彼は号泣した。それが全てだと思った。「今を精一杯に生きる」、そんな言葉が彼の姿から頭に浮かんだ。
■第3試合は、優勝候補に挙げられる山梨学院 vs 長崎日大の一戦。初回から山梨学院の菰田くんが、駆けつけたファンに「一発回答!」となるソロ本塁打を放つ。これには、度肝を抜かれた。このあとスクイズなどの小技も絡めて、一気に5点を先制するあたりが、さすが山梨学院と思わされた。このあと、菰田くんはファーストの守備で走者と交錯し、一度は守備に戻るも、交代となった(左手首あたりを負傷?)。投手陣では、3人目として登板した背番号10木田くんが、見事な火消し。残る2回1/3を完全救援+奪三振4つ。相手に傾いた流れを完璧に抑えこんだ。一方、敗れた長崎日大。初回に「あれよあれよ」と一気に5点を先制され、「この先どうなっちゃうのか?」と勝手な心配をしたが、それは杞憂に終わった。それどころか、エース古賀くんとキャッチャー太田くんバッテリーは尻上がりに調子を上げ、終盤には反撃ムードを醸成するような「ピンチをしのぐ見せ場!」をいくつも作った。終わってみれば、失点は初回の5点のみ。見事な守りだった。中でも、キャッチャーの太田くんは1番として両チーム最多となる3安打を放ち、守りでは盗塁2つを阻止するなど、鮮烈な印象を残した。攻撃面では、7回裏にヒット3本から満塁のチャンスを作り、2番鶴山くんが2点タイムリーを放って、2点差に。敗れはしたが、強豪ひしめく「長崎の野球」を存分に魅せてくれたと思った。
[春季大会(各地)]
■神奈川:地区予選では、東海大相模が秦野に5-0で勝利。秦野は、敗れたしたものの、5失点に抑える。結果から想像するに、いいピッチャーおよび守りも安定しているチームなのだろうと想像した。
■東京:一次予選が全て終了し、本大会の組み合わせが決定した。センバツ出場の帝京は、昭和vs東京の勝者と対戦する。関東第一は、初戦で早稲田実業vs小川の勝者と。
■愛知:地区予選が進む。トーナメント制、リーグ戦など様々な形式が用いられており、実践経験をつむによい機会だと思う。そのため、全体を把握するには少し難解である。運営側も日程管理や会場確保、審判さんの確保など大変だろうと想像する。
■岐阜:県立岐阜商業は、富田にコールド勝利。エース柴田くんが7回零封した。丹羽、井田、國枝、内山、中島くんの5人が3塁打を放つなど、新チームも打線が強力そうだ。
■三重:南地区では、松坂商業が宇治山田商業に5-1で勝利し、準決勝進出。昴学園も伊勢工業に競り勝って、準決勝へ進んだ。
■広島:広島新庄・広陵などが県大会出場を決める。広島新庄は2試合連続で完封・10得点以上を記録した。広陵は、新チームがスタート。新入生はどれほど入部したのだろうか、いずれ報道されるだろうと考えた。
■香川:小豆島中央は、高松工芸に2-0で完封勝利。三本松は、終盤に大逆転し、高松西に5-3で勝利した。
■徳島:鳴門は、川島に14-4で勝利。スコアを見ると、9回表まで3-4と1点差を追いかける展開も、9回表に一挙11点を奪い、土壇場で逆転勝利している。稲山くんが3塁打を記録した。板野は、城ノ内に1-0で勝利。先発の藤谷くんが9回を被安打7で完封した。
■愛媛:今治西は、済美に6-2で勝利。倉瀬、髙橋、榊原の3投手の継投で、3回以降を無失点に抑えた。宇和島東は、松山中央に5-0で勝利。片上くんが9回完封した。
■高知:高知商業・高知高校はともにコールド勝利。中村は、岡豊に5-3で競り勝った。
■福岡:福大大濠は、香椎に5-3で競り勝つ。福岡工大城東は、九産大九産に10-0(6回コールド)。香住丘は小郡に5x-4(9回サヨナラ)で勝利した。
■佐賀:高志館は、神埼に6-4で競り勝つ。神崎の井上くんは本塁打を記録。北陵は、佐賀工業に6-5で勝利。7回表に一挙5点を奪い、大逆転した。神崎清明は、久留くんが本塁打を放ち、鳥栖商業に10-2で勝利。唐津工業は、東明館に6-4で勝利。東明館は楠本くんが本塁打を放った。
■熊本:済々黌は、芦北に3-2で勝利。先発の黒川くんが9回2失点で関東した。秀岳館は、熊本西に11-1(6回コールド)。6回に一挙8点を追加し、試合を決めた。
■大分:楊志館は、鶴崎にコールド勝利。松並くんが本塁打を放った。大分南は、大分東明に5-0で勝利。先発の鳥山が6回7奪三振・無四死球と好投した。大分豊府は、佐伯豊南にコールド勝利。ライト松川くん4打数4安打3打点と躍動した。
■宮崎:小林西は、延岡星雲に8-1(7回コールド)。宮崎学園は、都城農業に3-2で競り勝つ。日南学園は、富島にコールド。鬼束くんが本塁打を記録した。
■鹿児島:鹿児島玉龍は、出水に6-0で勝利。先発の淵田くんが9回を被安打4で完封した。加世田と枕崎の試合は、継続試合となった。
■沖縄:具志川商業は、豊見城に13-3(6回コールド)。2点リードされて迎えた5回表に6点を奪い、大逆転した。浦添商業は、宮古総実・宮古工に6x-5(9回逆転サヨナラ)で勝利。北谷は、那覇国際に9-2(8回コールド)で勝利した。
[全国各地] 試合日程・結果
【全国大会】
・センバツ・夏の甲子園・U18代表
・国スポ・明治神宮大会・プロ志望届
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【地区大会】
・北海道・東北・関東・東京・東海
・北信越・近畿・中国・四国・九州
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【都道府県大会】
・北海道
・青森・岩手・秋田・山形
・宮城・福島
・茨城・栃木・群馬・山梨
・埼玉・千葉・東京・神奈川
・長野・新潟・富山・石川・福井
・静岡・愛知・岐阜・三重
・滋賀・京都・奈良・和歌山
・大阪・兵庫
・岡山・広島・鳥取・島根・山口
・香川・徳島・愛媛・高知
・福岡・佐賀・長崎・熊本・大分
・宮崎・鹿児島・沖縄
[目次]

