【観戦記】2026年3月23日(月)

■3月23日(月):センバツは、大会5日目に突入。
■第1試合は、東北高校 vs 帝京長岡の一戦。連休明けということもあり、甲子園には空席が目立った。観客は、5,000人との発表があった。まずは、勝った東北高校。1回表、相手投手の制球が定まらぬ中、いきなり「盗塁」を仕掛けた(=結果はアウト)。センバツ初戦、彼らにとっては初の甲子園。我妻監督は、初回から選手を果敢に「動かす」ことで、「やるぞ!」というメッセージを選手たちに伝える。終盤には、見事なエンドランを決めて追加点を奪い、試合を決定づけた。投手陣は、先発の金沢くんが5回1失点と好投。その後は、2人目の市川くん、3人目の狩野くん(=140キロを超える剛球)、4人目の石崎くん(=相手と同じ新潟出身)が継投した。投手を次々に投入するなど、常に試合の主導権を握り続ける姿勢がみてとれた。「このチームは、面白い存在になるかもしれない」そう思わせた。我妻監督の采配を含め、投打ともに「仕掛け続けるチーム」として、今後も注目したい。一方、敗れた帝京長岡。先発したエース工藤くんは、序盤にボールが浮き、制球が定まらず、ホロ苦の甲子園デビューとなった。ただし、ストレートの威力は、十分だった。2人目で登板した西脇くんは、残る5回を「無四死球」と好投。試合を立て直す見事なピッチングだった。攻撃陣は、序盤に「ホームスチール」を狙うなど「自慢の足」も披露。バッテリーを含む内野陣は、全員が新2年生だった。夏に向けては、3年生と共に一層力をつけて、再び聖地に挑んでほしいと思った。
■第2試合は、英明 vs 高川学園の一戦。英明は、注目のサウスポー冨岡くんが9回完投。非常にテンポのいいピッチングで、フルカウントからも簡単には四球を出さず、守備にもリズムを生んだ。センターの矢野くんは、タイムリーヒット+センターでのスーパーキャッチと躍動をみせた。新2年生ながらセンスが光り、先輩の百々愛輝くん(駒大)や寿賀弘都くん(オリックス)を思い出させた。一方、敗れた高川学園は、エース木下くんが先発。初回には、中学時代のチームメイトとなる1番池田くん・2番太田くんから2者連続三振を奪うなど、笑顔での発進。しかも、初回に「MAX146キロ」をマークするなど、本格派右腕の力を魅せた。試合中盤、甲子園は「突然の大雨」に見舞われた。グランドがぬかるみ、ボールが滑る。これに伴うミスが生まれ、最後の最後まで試合はもつれた。NHKの解説は、飯塚さん。「野球は、最後の1つのアウトを取ることが、とても難しいんです。」その解説通り、最後のアウト1つまでわからぬ好ゲームだった。
■第3試合は、三重 vs 佐野日大の一戦。勝った三重は、先発の背番号18上田くんが圧巻のピッチングを繰り広げた。相手打線を凡打の山に築き、”9回2死”までを投げて、被安打4・四死球0・奪三振4・計99球。打たせて取るピッチングで、バックの内野・外野の仲間たちの足を動かし、まさに「守りからリズム」を生み出した。最後の最後まで「集中力の高い顔つき」が印象的だった。しかし、9回表2死の場面で、まさかの投手交代。「・・・これは、気の毒すぎる」と思った。「上田、9回無死球の完封劇!」という見出しは、幻となった。この先の長い人生の中で、「センバツで完封した」というワンフレーズが言えるはずだったのに・・・。そんなことを考えた。しかし、「彼の目標は、さらに上にあるはず」と切り替え、頭の整理をした。一方、敗れた佐野日大。PL魂が宿るキャプテンの中村くんは、計2安打。さすがだなと思った。先発のエース鈴木くんは、要所を抑えるピッチングが見事だった。アルプスの中継では、OBのお父さんがインタビューされるシーンがあった。「小学生のとき、甲子園に観戦に訪れたら、1試合目から4試合目までを夢中になって見ていた。それほど高校野球が大好き」という趣旨のエピソードが紹介された。そんな彼が、今マウンドに立っている。素晴らしい光景だと思った。2人目でマウンドに上がった新2年生の左腕・沖崎くんも躍動感がたっぷりで、今後が楽しみなピッチャーだなという印象を持った。1時間38分、素晴らしい投手戦だった。
[春季大会(各地)]
■愛知:名古屋地区では、1次予選で享栄・愛工大名電などが1位校に。東三河地区では、豊川が3連勝中。尾張地区では、1次予選が終了し、2次トーナメントの組み合わせが決定。連合チームが3チーム進出する点が、印象に残る。
■岐阜:西濃地区の1試合のみ。大垣北が大垣東に10-0で勝利。田中亮→細野の継投で相手打線を9回完封した。
■愛媛:大洲・大洲農連合が、あの松山商業を6x-5(9回逆転サヨナラ)で撃破!!!! 先発の堀田くんが9回5失点で完投。3番清水恒くんが4打数3安打3打点と躍動した。吉田・南宇和・野村連合は、松山東に5-4で勝利。先発の小川くんが9回4失点と力投。連合チームが躍動している。
■福岡:八女学院は、筑紫に7x-6(延長10回逆転サヨナラ)。祐誠は、8回裏に勝ち越し、春日に7-5で勝利。東福岡は、中盤に一挙5点を奪われるも、山門に18-5(5回コールド)。大牟田は、打線好調だった沖学園に5-2で競り勝った。
■佐賀:佐賀西は、唐津南に4-3で競り勝つ。先発の吉原くんが8回3失点と好投した。唐津商は、伊万里に7-0(7回コールド)。ライト横田が3打数3安打3打点と躍動した。佐賀商業は、佐賀学園に3x-2(延長11回サヨナラ)。佐賀商業は、東條くんが延長11回を2失点と好投。一方、敗れた佐賀学園は、冨永くんが同じく11回を投げ抜き、奪三振13・計203球と力投した。
■熊本:文徳は、4回裏に一挙15点を奪い、大津に17-0(5回コールド)で大勝。熊本二は、天草工業に7-2で勝利。先発の福田仁くんが9回2失点と好投した。九州学院は、熊本に9-0(7回コールド)。先発の小栁くんが5回を被安打0・四死球0・奪三振6と完全投球した。有明は、翔陽に4-0で勝利。友田くん→工くんの継投リレーで、相手打線を完封した。
■宮崎:都城工業と日南高校は、大熱戦に。最後は、都城工業が延長10回裏に2点を奪い、日南高校に9x-8(延長10回逆転サヨナラ)で勝利した。宮崎大宮は、桜美学園に4-1で勝利。先発の舌くん(珍しい苗字!)が9回1失点と好投した。宮崎南は、都城高専にコールド勝利。レフト河野くんが4打点を叩き出した。延岡学園は、延岡に6-1で勝利。神崎くんが3打点と活躍した。
■鹿児島:大島は、伊集院に5-0で勝利。田畑くん・山田くんが本塁打を記録。先発の元山くんが9回を被安打0・四死球1・奪三振8・計87球で完封=ノーヒットノーラン+マダックスを達成!!!!すごい。種子島は、指宿に11-3(8回コールド)。センター飯田くんが4打数2安打3打点と躍動した。枕崎は、加世田に5-2で勝利。先発の鈴木くんが9回2失点と好投した。鹿屋中央は、鹿児島中央に10-0(6回コールド)。先発の渡邊くんが5回の登板で計11奪三振をマークしている。
[全国各地] 試合日程・結果
【全国大会】
・センバツ・夏の甲子園・U18代表
・国スポ・明治神宮大会・プロ志望届
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【地区大会】
・北海道・東北・関東・東京・東海
・北信越・近畿・中国・四国・九州
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【都道府県大会】
・北海道
・青森・岩手・秋田・山形
・宮城・福島
・茨城・栃木・群馬・山梨
・埼玉・千葉・東京・神奈川
・長野・新潟・富山・石川・福井
・静岡・愛知・岐阜・三重
・滋賀・京都・奈良・和歌山
・大阪・兵庫
・岡山・広島・鳥取・島根・山口
・香川・徳島・愛媛・高知
・福岡・佐賀・長崎・熊本・大分
・宮崎・鹿児島・沖縄
[目次]

