【導入時期はいつから】高校野球 投球制限ルールは「1週間で500球」の球数制限へ、2020年のセンバツから

投球制限は1週間で500球の球数制限へ、導入時期は2020年のセンバツから

日本高野連が設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」の第3回会合が2019年9月20日に開かれ、「投球数制限」の内容について、「7日間で500球以内の球数制限」をかける方向で議論がまとまった。11月29日の理事会で正式決定する。

会議は新潟県高野連が独自に1試合100球の制限を導入しようとしたことを契機に今年4月に発足。6月に開かれた第2回会合では、大会終盤の一定期間の総投球数に制限をかける方針を固めていた。



導入時期や対象の試合

この1週間で500球の球数制限は、早ければ来春センバツ(2020年春)から導入へ。対象となる試合は、春夏の甲子園や地方大会の全公式戦。3年間は試行期間となり、翌年からルール化の方針。

連投を避けるような日程の見直しも

中島隆信座長(慶大商学部教授)は会合後の会見で、「制限には3年間の試行期間を設け、本格導入はその後になる。春、夏の甲子園での大会、地方の大会が対象となると思う」との見通しを語った。

また連投についても「故障予防の観点から3連投を避けるよう地方大会などで対処して欲しい」と語った。

金属バットの見直しも

金属製バットの見直しにも着手したことがあきらかになった。最大径を67ミリから64ミリへ、木製に近いものにすることを目指すという。



答申の骨子案

11月29日の日本高野連理事会に諮るる「答申の骨子」が以下の通り。

※「投手の障害予防に関する有識者会議」の第4回会合(11月5日)

1・競技団体としての責務

(1)日本高野連並びに都道府県高野連(以下高野連)が主催する大会などにおいて、投手の障害を予防するため3連戦を回避する日程を設定すること。ただし、雨天などによる日程変更の場合は3連戦になることはやむを得ない。

(2)高野連が主催する大会において、大会期間中の1週間で1人の投手が投球できる総数を500球以内とする。当初日程から雨天などにより試合数が増えた場合でも、1週間内の投球数を500球を超えることはできない。この投球数制限は、2020年度の第92回センバツ大会を含む春季大会から3年間を試行期間とし、その間は罰則のないガイドラインとする。

(3)高野連は、選手、部員のスポーツ障害の有無に関する情報を指導者と選手、部員さらには保護者と共有するために健康調査票が活用されるよう、加盟校に指導されたい。




2・加盟校が主体的に行うべきこと

(1)高校野球におけるスポーツ障害の多くは日常の練習過多が要員となっている。指導者は、大会、試合だけでなく、日常の練習内容が慢性的な疲労の蓄積とならないよう、週1日以上の完全休養日を導入するなど練習過多によって選手、部員にスポーツ障害が発生しない配慮をすること。

(2)選手、部員は、体調に不安を感じたり、痛みを伴う場合には、必ず指導者にその旨を伝えることができる環境づくりが大切で、指導者は選手、部員とのコミュニケーションの取り方を工夫すること。

(3)加盟校は、より積極的に複数投手の育成に留意すること。少人数のチームが1人の投手に頼る傾向があるが、練習試合など、様々な機会を使って複数投手の起用に取り組むこと。

(4)指導者は身体への負担が少ない正しい投球フォームの指導方法を研さんすること。

3・野球界全体で取り組むべき課題の検討

(1)野球手帳の普及、推進

(2)学童、中学野球における大会、試合数の精選とシーズンオフの導入

(3)成長期のスポーツ障害早期発見のための検診システムの構築

(4)野球関係団体による地域連絡協議会の結成

(5)指導者のライセンス制の検討

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