【観戦記】2026年3月31日(火)

■3月31日(火):センバツは、ついに決勝戦。→【🆕更新🆕】3月30日(月) 春季大会(各地)のレポートを更新済み
■第98回 センバツの決勝、大阪桐蔭 vs 智辯学園が激突。大阪桐蔭が7-3で勝利し、優勝。2022年以来4年ぶり。これで東邦と並んで最多5回目のVとなった。決勝は、小雨が降る中で行われた。NHKの解説は、杉本さん。大阪桐蔭は、初回の守りで、怪物2年生の川本くんが「3者連続三振」でスタートを切る。このセンバツの「どの試合よりもキレている」そう感じさせる立ち上がりだった。終わってみれば、川本くんは9回を被安打6・四死球3・奪三振15・失点3・計150球と圧巻のピッチングを披露。まさに「優勝の立役者」であった。攻撃面では、簡単に送りバントを選択せず、エンドランなどの「技」を絡めた攻撃で、しぶとく1点をもぎ取るシーンが印象の残る。大会序盤、エースナンバーを背負った吉岡くんが乱調。守備の乱れも散見された。しかしその後、吉岡くんは準決勝で立ち直り、守備も決勝の大舞台でノーエラーで守り切った。「さすが大阪桐蔭」という修正力だった。ここ1〜2年、大阪桐蔭には「アゲインスト」のような風が吹いていたように思う。「TOIN」という自らにものしかかるプレッシャーを跳ねのけ、見事V。「絶対王者」それが強ければ強いほど、「あのTOINと闘い、日本一になりたい。」全国のライバルたちは、これで一層燃えるだろうと想像した。
■一方、敗れた智辯学園。開幕前、個人的に「優勝候補」の存在として、智辯学園の名前をあげていなかった。秋時点では、投手・守備など「守り」に課題があると見ていたからだ。しかし、1回戦・花巻東戦でのエース杉本くんのピッチングを目の当たりにし、「これは・・!!」と考えを改めた(=秋は秋、来春にはしっかりと肝に銘じたい)。エース杉本くんとチームは、「投球制限というルール」とも闘った決勝だった。この試合では「残り131球」が上限に。「あとXX球・・・」これを意識せざるを得ないピッチングは、投球内容にどう響いたのだろうか。エース杉本くんに「この決勝という大舞台。球数を意識して投げたか? 本当はもっと投げたかった? 投げられたか?」という問いをしてみたいと思った。試合は、7回表に勝ち越される。杉本くんはマウンドを降りた。計128球の力投だった。ベンチでは、誰にも気が付かれぬように後ろを向いて、涙しているような姿があった。その後、2人目としてマウンドにあがった2人目の田川くん。花咲徳栄戦で先発して5失点。「わずかアウト1つで交代」という屈辱的な降板劇だった。あの日から、そして今日。9回表、最後のバッターから奪った三振。最後のストレートは、魂の込ったボールだった。その渾身のストレートは、他の投手陣にも「火」をつけただろうと思う。攻撃面では、4番逢坂くんの打った瞬間とわかる強烈なソロ本塁打で3-3の同点に追いついた。今大会もっともインパクトのある、強烈なスイングだった。まだ2年生、末恐ろしいバッターだと思った。花咲徳栄戦では「さすがに智辯学園でも・・・」が、「→→→さすが智辯学園!!」と感嘆した。「逆転の智辯学園。」この決勝でも、最後の最後までその予感・期待を抱かせてくれた。夏に向けて、課題は明確。それを克服し、みんなで力を合わせて成長し、またこの聖地で観るものを熱くさせる試合を展開してほしいと思った。・・・センバツ観戦記は、これで終了。今後は、各地の春季大会を観戦記として追って行きたい。
[春季大会(各地)]
[東海]
■静岡:上位決定戦の一部試合日程の変更が発表。聖隷クリストファー高部くんがU18候補合宿に参加することが決定したためである。予選の最終試合であり(あとの日程に影響がない)、対戦校の合意がとれるのであれば、静岡高野連は良い措置を採ったと思った。
■愛知:名古屋地区は、順延。西三河地区は、順延。尾張地区は、順延。知多地区では、未決定だった順延分の日時・会場が決定した。愛知を含めて、「4月1日」に順延するケースが複数あるが、年度初めの日は、先生や生徒・保護者などのイベントごとに支障がないのだろうかと気になったりする。
■三重:南地区は、雨天順延。中地区は、1試合(順位決定戦)が行われ、近大高専が上野に7-2で勝利。1位 津商業、2位 近大高専、3位 上野、4位高田という順位に決まる。これで中地区は、全日程が終了。県大会出場校が出揃った。
[近畿]
■兵庫:試合は、全て順延。順延に伴うトーナメント表が更新される。県大会の抽選日、大会日程がいまだ不明である。どこかにメモを書いてほしい。気になるニュースでは、東播磨の福村順一監督が「明石南」への転任が決まった。
[九州]
■長崎:準々決勝。大崎は、諫早農業に10-0(5回コールド)。1時間15分でのスピード決着。4番小宮琉斗くんが2ラン本塁打を含む2打数2安打4打点と活躍。先発の山本翔大くんが5回を被安打2・四死球2・奪三振6で零封した。瓊浦は、長崎商業に6-2で勝利。1点を先制された直後の2回表に、押出四死球2つと4番横瀬勇人くんのタイムリーから3点を奪い、逆転に成功。先発の竹内勝翔が9回を被安打7・四死球2・奪三振7・失点2と好投した。九州文化は、海星に7-3で勝利。指名打者&2人目投手の大曲拓実くんが勝ち越し2ラン本塁打を含む4打数2安打3打点と活躍。先発の荒木翔斗くんが4回2/3を3失点、2人目のDH大曲拓実くんが残る4回1/3を無失点に抑えた。創成館は、大村工業に3-1で勝利。1-1で迎えた8回裏に4番DH山本大勢くんの3塁打と5番川﨑治知くんのタイムリーから2点を勝ち越した。先発の宮平悠生くんが5回1失点、2人目の岡村大翔くんが残る4回を無失点に抑えた。これで、準決勝は「九州文化vs創成館、瓊浦vs大崎」の対戦カードに決まった。
■宮崎:準々決勝。ウルスラは、日南学園に3-1で勝利。先発の中山くんが9回を被安打4・四死球7・奪三振4・失点1と好投。2番ショート笠江くんが4打数1安打3打点と活躍した。宮崎日大は、高鍋に5-3で勝利。昨日からの継続試合を制した。先発の椎葉くんが9回を被安打10・四死球4・奪三振8・失点3と好投。4番河野・5番小屋くんが共に2打点を記録した。一方、敗れた高鍋は、2番西村悠くんが5打数3安打2打点と活躍が光った。これで、準決勝は「小林西vs宮崎日大、ウルスラvs宮崎学園」の対戦カードに決まった。
■鹿児島:準々決勝。鹿児島商業は、鹿児島情報に5-2で勝利。2-2の同点で迎えた8回裏に3点を勝ち越した。先発の福元くんが9回を被安打5・四死球3・奪三振5・失点2と好投。ファースト吉原くんが最多3安打1打点を記録した。樟南は、鹿児島南に5-2で勝利。初回に2点を先制されるも、その後に逆転。先発の山下空くんが9回を被安打10・四死球5・奪三振7・失点2と好投。センター岩下・ライト山下聖くんが共に2安打1打点と活躍した。これで、まず鹿児島商業と樟南の2チームが4強入り。地元・鹿児島開催の九州大会には、神村学園と上位3チームが出場する予定。
[全国各地] 試合日程・結果
【全国大会】
・センバツ・夏の甲子園・U18代表
・国スポ・明治神宮大会・プロ志望届
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【地区大会】
・北海道・東北・関東・東京・東海
・北信越・近畿・中国・四国・九州
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【都道府県大会】
・北海道
・青森・岩手・秋田・山形
・宮城・福島
・茨城・栃木・群馬・山梨
・埼玉・千葉・東京・神奈川
・長野・新潟・富山・石川・福井
・静岡・愛知・岐阜・三重
・滋賀・京都・奈良・和歌山
・大阪・兵庫
・岡山・広島・鳥取・島根・山口
・香川・徳島・愛媛・高知
・福岡・佐賀・長崎・熊本・大分
・宮崎・鹿児島・沖縄
[目次]

