【観戦記】2026年3月27日(金)

■3月27日(金):センバツは、準々決勝に突入。→【🆕 更新 🆕】3月26日(木)分 春季大会(各地)のレポートを更新済み
■第1試合は、中京大中京 vs 八学光星の一戦。勝った中京大中京は、エース安藤くんがこの試合でも好投が際立った。初回の守りで、先頭に2塁打+失策から1点を返され、さらに四球・安打から2死満塁のピンチを迎える。しかし、このピンチで追加点を許さず。その後、尻上がりに調子を上げ、4回以降はノーヒットピッチング。終わってみれば、計7回を被安打3・四死球1・奪三振8と圧倒した。雄叫びを上げながらの投球は、チーム全体の士気を高めた。8回裏からは、2人目の背番号10太田くんにスイッチ。「頼りになる男」があとに控えているという安心感。残る2回を見事に完全救援した。打者では、「絶好調・男」の1番田中大晴くん。前の試合まで「8打数6安打」と当たり、この試合でも3打数2安打と躍動。投打の役者が、いずれも絶好調の波に乗っている。まず、中京大中京がベスト4一番乗りを決めた。一方、敗れた八学光星。先発した背番号19岩崎くんは5回2失点と力投。その後は、エース北口くんが「0」を並べた。さすが大黒柱である。打者では、こちらも「絶好調・男」の1番菅沼くんが活躍。先制された直後の1回裏、先頭打者として2塁打で出塁し、すぐさま同点の足がかりを作った。悔やまれるのは、守りだった。初回には先頭から2者が四死球で出塁し、その後に捕球まであと一歩だった外野フライ(=記録は2塁打)で先制を許す。5回表には、安打→盗塁のあと、暴投から1死3塁のピンチを招くと、犠牲フライから1点を勝ち越された。エースで4番でキャプテン北口という絶対的な大黒柱、加えて、伝統の超強力打線。またこの聖地で、再び観るものを熱くさせる光星野球を展開してほしい。
■第2試合は、智辯学園 vs 花咲徳栄の一戦に。智辯学園が「最大8点差」を大逆転した。守る1回表に一挙6点を先制され、続く2回表にも2点を奪われ、「0-8」という非常に厳しい試合展開に。しかも、投手陣は、2回までに背番号18田川→背番号11高井→背番号10水口くんの3投手を投入済み。ベンチ前に集うナインの表情も浮かない。「戦意喪失」というワードが頭に浮かぶ。これは一方的な試合になってしまいそうだな・・・、そんな気持ちで見ていた。ところが、3回表からエース杉本くんがマウンドへ。守りのリズムが生まれ、徐々に得点を重ねていく。流れは一気に、智辯学園のものとなる。5回裏、7-8と1点差に詰め寄った場面で、花咲徳栄はエース黒川くんを投入。直後、小柄な2番志村くんが右中間へ2塁打を放ち、ついに9-8と逆転。まさに、ドラマチックナインである。「さすがに智辯学園でも・・・」と思っていたが、「さすが智辯学園!!」という強烈な大逆転劇だった。頂点まで、あと2つ。一方、敗れた花咲徳栄。昨秋の関東大会では「最大9点差」を逆転勝利し、このセンバツの切符を掴み取った。序盤では、その脅威的な攻撃力を見せつける。「この試合、一体何点取るのだろうか」と思わされた。しかし、魔物。「最大8点差」をひっくり返された。最後の砦だったエース黒川くんは、4人目としてマウンドへ。登板直後、逆転となる決勝打を浴びた。両チームともに「エースが4人目」としてマウンドへ。そのエースの対決が、命運を分ける形となった。・・・「あの黒川くんのお母さんは、試合後、彼にどんな言葉をかけるだろうか」と想像。その言葉を受け、さらに成長し、夏に圧巻のピッチングを見せてほしいと思った。
■第3試合は、専大松戸 vs 山梨学院の一戦。まずは、勝った専大松戸。昨秋の関東大会では、準決勝で山梨学院と対戦し、11-4(8回コールド)で大敗。その試合で、エース門倉くんは6回途中5失点で降板。この試合で、見事なリベンジを果たした。エース門倉くんは、昨日の第4試合で2人目で4回1/3(=計68球)を投げた。24時間も立たぬうちに、この試合では9回1失点で完投。疲れも見える中、粘り強いピッチングが光った。打者では、5番瀬谷くん。昨日の活躍も凄かったが、今日は決勝打。驚異的な勝負強さである。「強打の専大松戸」、今大会(計3試合)でまだヒットが出ていない1番石崎くん。昨秋は、打率.474・盗塁9個。きっと今、燃えたぎるものがあるはず。準決勝・決勝へ向けては、彼の躍動に大きな期待がかかる。・・・これで専大松戸は、北海道V→神宮V→関東Vを撃破し、初のベスト4入り。頂点まで、あと2つとなった。一方、敗れた山梨学院。この試合も新2年生の渡部くんが先発した。決して乱れることなく、ひょうひょうと凡打の山を築く。末恐ろしい新2年生である。さらに「救援職人」の背番号10木田くん。彼が後ろに控える、この安心感たるや。攻撃面では、6回表に代走を送るなど、先に仕掛けを見せる。エンドランが決まるも、その後にスクイズが決まらない。続く7回表には、四死球2つから走者を出すも、犠打がキャッチャーの足元に。さらには、ライナー性の打球がショート正面となり、ゲッツー。ことごとく「相手のいいところ」に打球が飛んでしまい、あと1点が遠かった。監督は「甲子園は、2倍速・3倍速で生徒を成長させる」と語る。この試合も、菰田くん・檜垣くんという主力がベンチに。その中で、渡部くんや木田くんがチームを支え、大きな成長を遂げた。フルメンバーが揃ったこの夏には、末恐ろしいチームになるなと感じさせた。
■第4試合は、大阪桐蔭vs英明の一戦。まず、勝った大阪桐蔭。ギラギラとした雰囲気の漂う「これぞ4番打者!」というDH谷渕くんが、大活躍。四万十川が育んだ才能は、6回裏に打った瞬間とわかる「ソロ本塁打」。さらに8回裏には、バントの構えから「技ありのレフト線への2塁打」を放ち、直後の勝ち越し打を演出した。ブラスバンドの音色とそのオーラは、かつての藤原くんを彷彿とさせた。先発の小川くんは5回2失点と力投。その後、西谷監督は惜しむことなく背番号10の怪物・川本くんを投入。川本くんは、MAX149キロを計測するなど、エンジン全開だった。守りでは、失策4つと悪い流れもあった。しかし、8回表のピンチでは、キャッチャーの藤田くんが盗塁を2回阻止。直後、自ら決勝犠牲フライを放つなど、勝利の女神となった。一方、敗れた英明。9回を一人で投げ抜いたエース冨岡くんは、大阪桐蔭を相手に被安打5と好投。4番谷渕くん1人にしてやられたというような見事なピッチングだった。守備では、セカンド前田くんが再三の好プレーを見せ、センター矢野くんは見事な背面キャッチ。攻撃面では、その選球眼が光った。さらには、鍛え上げられた犠打の精度。打席に立つ誰もが「それらに自信を持っている」、そんな雰囲気を感じさせた。「きっちり、しっかり。」これをやることの大切さ。それを続けることで、相手の「きっちり、しっかり。」を時に上回ることがある。試合では、そんな場面が何度も見られた。1点を負う9回表、1死から2番太田くんがヒットで出塁。続く3番松原くんは犠打できっちり送り、2死2塁のチャンスを作る。最後は、4番高田くんに「勝負を託す」という采配をとった。惜しくも敗れたが、最後まで「自分たちの野球」を貫き、存分に「英明野球」を魅せてくれたと思う。相変わらず英明は、いつも素晴らしい試合を見せてくれる。「ありがとう」という気持ちで、今をこれを書いている。
[春季大会(各地)]
■神奈川:地区予選は、概ね終了。残りは、代表決定戦となる。川崎・横浜北地区では、法政二が1位で通過。関東大会で逆転負けした花咲徳栄戦を彼らも観戦しただろうか。このほか、慶應・桐蔭学園・桐光学園などが1位通過。横浜南・横須賀地区では、横須賀学院が1位→三浦学苑が2位通過。湘南・西湘地区では、平塚学苑・日大藤沢などが1位通過。北相地区では、相模原・東海大相模・向上などが1位通過となった。
■愛知:知多地区は、1次リーグが終了。東海樟風が半田農業にコールド勝利した。名古屋地区は、決勝トーナメントで愛知・至学館・星城・享栄がそれぞれ勝ち上がる。西三河地区は、決勝トーナメントで刈谷工科が西尾東を、杜若が愛産大三河をそれぞれ下した。尾張地区は、2次トーナメントで誠信・誉が準々決勝へ進出。東三河地区は、2次トーナメントの組み合わせが決定。豊川vs国府、豊橋中央vs桜丘の各グループ1位同士が対戦予定。愛知高野連の「公告」が掲載。貸借対照表では、総資産が約7,838万円・普通預金が6,720万円と明らかになった。
■岐阜:岐阜地区は、県立岐阜商業が岐阜工業にコールド。豊吉→柴田が継投し、8回1失点に抑えた。長良は、坂本くんが2塁打2本を放ち、岐阜高専にコールド。岐阜各務野は、市立岐阜商業に4-1で勝利。渡辺旬→志茂山→森くんの3投手が好投した。西濃地区では、大垣西が海津明誠に4-3(延長10回)で競り勝つ。池田は、大垣東に5-4で勝利。市田、石原明くんが2塁打を記録した。中濃飛騨地区は、東濃実業が可児に7x-6(延長11回サヨナラ)。早川くんがランニング本塁打を記録した。郡上は、加茂に9-8で競り勝つ。同点で迎えた9回表に1点を勝ち越した。東濃地区は、中津川工業が多治見に2x-1(9回サヨナラ)。稲熊くんが9回1失点と好投した。中津は、土岐紅陵にコールド。浅野→安江くんの継投で6回無失点に抑えた。
■兵庫:三田学園は、浜坂に22-3(5回コールド)。篠山産業は、篠山鳳鳴・氷上西・氷上連合と対戦し、7-7の同点で迎えた10回に4点を勝ち越し、11-7(延長10回)で競り勝った。このほか、川西緑台は宝塚西に、川西明峰は雲雀丘に、それぞれ完封勝利した。明日から本格的に開幕予定。
■香川:香川中央は、小豆島中央に5-1で勝利。2番田中宏弥くんが4打数3安打1打点+2盗塁と躍動。2人目の安藤潤平くんが残る4回を被安打0・四死球0・奪三振6・無失点と好投した。高松東は、丸亀城西に8-5で勝利。2点を負う7回表に一挙6点を奪い、逆転。1番岡田悠伸くんが4打数3安打1打点と活躍。2人目としてマウンドにあがった上野 一翔くんがロングリリーフし、残る8回2/3を1失点と好救援した。
■徳島:順延の影響があり、1試合のみ。富岡西は、穴吹・阿波西・池田辻連合に11-1(6回コールド)。先発の瀧本くんが6回を被安打1・失点1と好投。1番皆谷くんが4打数3安打3打点、3番松尻くんが4打数3安打1打点+3盗塁と活躍した。敗れた連合チームは、センター小西くんがチーム唯一のヒットを記録した。
■福岡:八女学院は、柳川に6-1。小倉工は、小倉商業に2-1で逆転勝利。筑陽学園は、福大大濠と死闘を繰り広げ、5-4(延長11回)で競り勝った。東福岡は、博多に10-3(7回コールド)。八幡南は、小倉西に1-0で完封勝利。城南は、九産大九州に7x-6(9回逆転サヨナラ)で勝利。西短大附は、明善に7-0(7回コールド)で勝ち上がった。
■佐賀:早稲田佐賀は、北陵に10-3(7回コールド)。計14安打を放ち、レフト山崎くんが本塁打を記録。1番村田くん・3番山本くんがいずれも3安打を記録。先発の井上くんが5回3失点、2人目の西田くんが2回無失点に抑えた。鳥栖工業は、神埼晴明に7-0(7回コールド)。注目の竹谷くんが7回を被安打3・四死球2・奪三振8・無失点と好投。唐津工業は、佐賀西に3-0で勝利。先発の山口くんが9回を被安打4・四死球6・奪三振5で完封した。
■長崎:清峰は、佐世保実業に7-1で勝利。2番松尾瑛太くんが3塁打+2塁打を含む4打数3安打2打点と躍動。西陵は、長崎南に6-4で勝利。4-4で迎えた7回表に5番松本圭心くんが勝ち越しタイムリーを放った。諫早は、長崎東に13-3(5回コールド)。サード川元佳久くんが3打数3安打5打点(2塁打+3塁打)と活躍した。海星は、島原に10-0(5回コールド)。サード右田輝くんが3打数2安打4打点(2塁打+3塁打)と活躍した。長崎南山は、佐世保工業に4-2で勝利。先発の小森優太くんが9回2失点と好投した。
■熊本:文徳は、熊本国府に4x-3(9回サヨナラ)。8回裏に2点を返して同点に追いつき、最後はサヨナラ決着。ショート中山くんが最多3安打を記録。3人目としてマウンドに上がった淀川くんが残る5回を無失点と好リリーフした。九州学院は、熊本第二にコールド。2番早川大晴くん、3番上田くんが共に3打点を叩き出した。投手陣は、福本→中村栄斗くんの継投で5回をノーヒットに抑えた。有明は、熊本農業にコールド。1番永田くんが本塁打を含む3打数2安打3打点と活躍。先発の日高くんが4回を被安打0・四死球0・奪三振4・無失点と好投した。ルーテル学院は、熊本商業に8x-7(9回サヨナラ)。9回表に同点に追いつかれるも、最後は競り勝った。先発の梶川くんが9回を奪三振10・失点7で完投。ファースト米田くんが3打数2安打3打点と活躍した。
■大分:津久見は、大分豊府に3-1で勝利。先発の中谷くんが9回を被安打5・四死球5・奪三振1・失点1と好投した。国東は、鶴崎工業に8-4で勝利。先発の山本くんが9回4失点で完投。捕手の川原くんが4打数3安打1打点と活躍した。大分上野丘は、中津北に7-0(8回コールド)。先発の倉光くんが8回を被安打3・四死球1・奪三振9・失点0と好投した。楊志館は、杵築に4-2(延長10回)で勝利。先発の公受くんが10回を一人で投げ抜き、被安打5・四死球2・奪三振9・失点2・計119球と好投した。
■宮崎:佐土原は、宮崎南に6-4で勝利。1番林くんが5打数3安打4打点と躍動した。高鍋は、都城商業に4-2で競り勝った。先発の興梠くんが6回2失点、2人目の甲斐裕くんが残る3回を被安打1・無失点に抑えた。ウルスラは、宮崎第一に5-1で勝利。3番是則くんが最多3安打。投げては、先発の中山くんが9回を被安打2・四死球5・奪三振7・失点1・計160球と好投した。宮崎商業は、都城工業に6-1で勝利。センター窪田くんが3打数3安打3打点+1盗塁と活躍。先発の末田くんが8回を奪三振9・失点1と好投した。
■鹿児島:鹿児島城西は、尚志館に4-0で勝利。先発の織田くんが9回完封、さらに1番打者として4打数3安打1盗塁の活躍で、チームを牽引した。徳之島は、加治木工に3-2で勝利。先発の長尾くんが9回2失点と好投。レフト野中くんが2打点を記録した。鹿児島工業は、種子島に11-1(6回コールド)。3番サード吉田くんが3打数3安打+3盗塁と活躍した。枕崎は、鹿児島玉龍に5-3で勝利。先発の鈴木くんが9回3失点と好投。セカンド本山くんが最多3安打を記録した。鹿児島実業は、武岡台に5-0で勝利。先発の茂利くんが9回を被安打5・四死球1・奪三振14・計117球で、相手打線を完封。捕手の久保田くんが最多3安打を記録した。鹿屋中央は、大島に3-2で勝利。先発の渡邊くんが5回を奪三振7・無失点と好投し、2人目の井上くんが残る4回を2失点に抑えた。指名打者の畠中くんが4打数2安打2打点、セカンド3番山野くんが4打数4安打と活躍をみせた。
[全国各地] 試合日程・結果
【全国大会】
・センバツ・夏の甲子園・U18代表
・国スポ・明治神宮大会・プロ志望届
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【地区大会】
・北海道・東北・関東・東京・東海
・北信越・近畿・中国・四国・九州
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【都道府県大会】
・北海道
・青森・岩手・秋田・山形
・宮城・福島
・茨城・栃木・群馬・山梨
・埼玉・千葉・東京・神奈川
・長野・新潟・富山・石川・福井
・静岡・愛知・岐阜・三重
・滋賀・京都・奈良・和歌山
・大阪・兵庫
・岡山・広島・鳥取・島根・山口
・香川・徳島・愛媛・高知
・福岡・佐賀・長崎・熊本・大分
・宮崎・鹿児島・沖縄
[目次]

