【観戦記】2026年3月29日(日) 高校野球【観たこと・感じたこと】

【観戦記】2026年3月29日(日)

■3月29日(日):センバツは、準決勝2試合が開催。→【🆕更新🆕】3月28日(土)分 春季大会(各地)のレポートを更新済み

■第1試合は、智辯学園 vs 中京大中京の一戦。まず、勝った智辯学園。試合前は「さすがにエース杉本くんは疲れもあるだろうし・・・」と思っていたが、なんと先発。序盤に3回には、マウンド上で大汗。その後、制球が定まらない場面もあったが、終盤にはアドレナリンが出て、終わってみれば、「9回1失点」で完投。「ザ・エース」だった。序盤、バックのミスをきっかけに先制を許す。攻撃陣は、中盤以降に相手ミスからチャンスを再三作るも、自らそれを相殺してしまうような攻撃に。「杉本くんに援護を・・・」その後、5番馬場井くんのタイムリーで1-1の同点とし、8回裏には4番逢坂くんのタイムリー2塁打から勝ち越し。クライマックスは、9回表だった。エース杉本くんは先頭に四球を与えてしまうも、送りバントを自ら好フィールディング。その後、2死1・2塁のピンチ。ここで中京大中京の絶好調男・1番田中くんとの対決に。弾き返された打球は、センターに抜けるか!!しかし、ここでエース杉本くんが、強烈な打球を体で止めて、ゲームセット。「エース杉本に尽きる」そんなゲームだった。決勝では「投球制限の影響」、これはどうなるのだろうかと気になった。一方、敗れた中京大中京。エース安藤くんはこの日も躍動感があり、5回無失点と好投。その後は、今大会で無失点と好投を続けてきた太田くんへとスイッチ。直後、先頭打者へ死球を与え、送りバントの送球ミスもあり、ピンチを招く。が、凌ぐ。昨秋の明治神宮大会では、初戦で神戸国際大附に7-0(7回コールド)で惨敗。大会前には、「中京大中京は、投手陣が課題」と思っていたが、予想は大きく裏切られた。安藤くん・太田くんは、想像を超える成長を遂げていた。打線では、絶好調男・1番田中くんは、今大会で16打数10安打(打率.625)を記録。さらに、東海屈指のスラッガー4番荻田くんはどデカい一発、5番となりのトトロ松田くんは大会第1号を放った。躍動した投手陣、巧打・長打力のある攻撃陣。名門中の名門、その実力を存分に見せつけた。


■第2試合は、大阪桐蔭 vs 専大松戸の一戦。まずは、勝った大阪桐蔭。先発は、エース吉岡くんだった。前回の登板では制球が大きく乱れ、暴投も複数記録していた。メンタルの状況を含めて注目していたが、しっかりと調整してきた。さすが「TOINのエース」である。終わってみれば、7回を被安打5・四死球3・奪三振5・失点1の好投だった。1点リードで迎えた8回裏からは、背番号10の怪物・川本に継投。「このまま川本で(逃げ切る!)」という西谷監督の意志を感じた。が、すぐさま同点に追いつかれてしまう。それでも、さすがは大阪桐蔭。8回裏に、前の試合でも活躍した5番藤田くんが2塁打で出塁すると、7番岡安くんの内野ゴロからしぶとく1点を勝ち越した。エース吉岡くんが復調へ向かい、怪物川本くんは安定感が継続。他の投手陣も、マウンドを経験済み。打線には、しぶとさも加わった。決勝では、昨秋の近畿大会では対戦のなかった智辯学園と激突へ。「10度目のV」へ、いよいよ「あと1つ」となった。一方、敗れた専大松戸。先発は、関東大会で横浜に完投勝利した小林くんだった。3回1失点と試合を作り、あとをエースに託す。センバツ開幕前までは、「専大松戸≒小林くん」というイメージでいた。しかし、今大会の躍進の原動力となったのは、間違いなく「エース門倉くん」の存在だった。昨秋の関東大会では、山梨学院に打ち込まれてコールド負け。そこからフォーム等を修正し、大会屈指の右腕へと成長していた。中京大中京の安藤くん・太田くんに加えて、このセンバツで「おお!!!」と特に驚かされた投手の1人だった。攻撃面では、9番長谷川くんが懸命なヘッドスライディングで1点をもぎ取り、同点に追いついた。「勝利への執念」では、相手を上回るものを感じ、「これは・・・終盤あるぞ」と思わされた。サード苅部くんは、スーパーキャッチに加えて、8回表に同点タイムリーを放つなど活躍が光った。一方、注目の1番石崎くんは、最後までヒットが出なかった。この悔しさは、彼にしかわからない。これは夏に向けて、大きなバネになろだろうと想像した。さて、持丸監督は先日のインタビューで「今までのチームの中でこんなに明るいチームはなかったですよ。”ナイスバッティング”って言ったら (選手が) “サンキュー”って言うんですよ(笑)」とコメント。夏に向けては、一層面白いチームに成長して、再びこの場所に戻ってきてほしいなと思った。



[春季大会(各地)]

[東海]

静岡:敗者復活戦が行われ、沼津商業・飛龍・富士宮北・桐陽・焼津中央・島田樟誠・東海大静岡翔洋・静岡市立・島田工業・浜松工業・浜松開誠館・遠江総合・浜松大平台が勝利し、それぞれ県大会出場を決めた。桐陽は、伊豆伊東に4x-3(延長10回逆転サヨナラ)。東海大静岡翔洋は、科学技術に3x-2(延長11回サヨナラ)。浜松大平台は、オイスカに3-1(延長10回)で勝利。9回表に同点に追いつき、10回表に2点を勝ち越した。今後、上位決定戦が予定。


愛知:知多地区は、第5位決定戦。阿久比と知多翔洋が勝ち上がり、県大会出場の5位1枠を争うことに。東三河地区は、豊川が国府を、豊橋中央が桜丘を下し、ともに決勝進出。2位・3位校の対戦では、時習館・有教館・成章・豊丘が勝ち上がった。名古屋地区は、愛工大名電が愛知に7-3、たちばなが至学館に2-1、星城が東邦に3-2、享栄が中部大春日丘に12-8でそれぞれ勝利し、準決勝進出を決めた。


岐阜:岐阜地区は、岐阜総合と県立岐阜商業が決勝進出。5位は、各務野・岐阜北・岐阜工業に決まり、県大会へ出場する。岐阜総合は、石ヶ崎・小塩くんが2塁打2本と活躍。県立岐阜商業は、岐阜第一に0-4から逆転勝利した。中濃飛騨地区は、関と東濃実業が勝利し、この2校が県大会出場(5位)をかけて対戦予定。関は、高山西に6-4で勝利。篠原・山田慶・平田謙・佐藤の4投手が継投した。東濃実業は、郡上に11-4(7回コールド)。初回に一挙5点を先制し、主導権を握った。


三重:北地区は、いなべ総合が桑名西に8-0で勝利し、決勝進出。復活戦では、四日市中央工が四日市に10-9で、四日市工業は川越に5-1で勝利し、ともに県大会出場を決めた。中地区は、津商が近大高専に13-0(5回コールド)で勝利し、優勝。上野は、高田に3-0で勝利し、3位に決まった。復活戦では、津と久居農林が勝利し、県大会出場を決めた。南地区は、昴学園が伊勢に8-2で勝利し、優勝。明野は、松阪商業に5-2で勝利し、3位に決まった。復活戦では、松阪工業と宇治山田商が勝利し、この2校が県大会出場をかけて激突予定。



[近畿]

兵庫:報徳学園は、市立伊丹・尼崎稲園に17-0(5回コールド)。関西学院は、県立尼崎工業に8-0(7回コールド)。神戸弘陵は、須磨東に7-0(7回コールド)。神戸学院大附は、長田に7-0(7回コールド)。須磨翔風は、御影に8-2で勝利。姫路工業は、姫路商業に5-1で勝利。滝川は、神港学園に11-4(7回コールド)。2回裏に一挙7点を奪って逆転し、コールドで決着をつけた。トーナメント表の更新はない。

[中国]

広島:各地区で敗者復活戦が行われた。西部地区では、工大高・城北・並木学院&五日市連合が県大会出場を決める。東部地区では、近大福山・神辺旭が県大会出場を決める。北部地区では、沼田・高陽東が県大会出場を決める。南部地区では、桜が丘・広島市工、安芸南・安芸府中が勝利し、ともに県大会出場をかけて対戦予定。4月4日(土)に、1枠を除いてすべての県大会出場校が揃う。



[四国]

香川:準々決勝。蓬莱は、高松東に3-0で勝利。先発の清家くんが9回を被安打4・四死球3・奪三振5で完封。センター佐伯・ファースト坂本くんが共に2安打を放った。尽誠学園は、香川中央に2x-1(延長11回逆転サヨナラ)。0-0のまま迎えた11回表に1点を先行されるも、その裏に2点を奪い、劇的決着。先発の吉井くんが延長11回を一人で投げ抜き、被安打4・四死球1・奪三振6・失点1・計144球と好投した。ともに準決勝へ進む。


徳島:準々決勝。池田は、鳴門高校に3-2で勝利。1-2と1点を追う8回裏に2点を奪い、逆転。先発の大久保くんが3回1/3を1失点、2人目の佐藤元くんが残る5回2/3を1失点と共に好投。4番山根くんが3打数2安打1打点と活躍した。一方、敗れた鳴門高校は、注目の4番稲山くんが3打数0安打だった。城東は、富岡西に9-2(8回コールド)。先発の濱野くんが8回を被安打8も2失点と好投。四死球1と制球力が光った。1番谷口くんが最多3安打、2番鈴木くん・3番小島くんが共に2打点を記録し、上位打線が得点源となった。ともに準決勝へ進む。



[九州]

福岡:南部の5回戦(2試合のみ)。久留米商業は、純真に5-1で勝利。中盤まで小刻みに加点した。城南は、筑陽学園に5-4で勝利。1点を追う8回裏に2点を奪い、逆転。城南は、前の試合でも九産大九州に9回逆転サヨナラ勝利するなど、勢いを感じる。


佐賀:準々決勝。佐賀商業は、唐津商業に2-1で勝利。1点を追う7回裏に2点を奪い、逆転。先発の東條くんが8回を被安打11・失点1と力投し、最終回は溝口くんが無失点に抑える。捕手の立花くん、指名打者の溝口くんが共に4打数2安打1打点と活躍した。高志館は、小城に4-2で勝利。先発の香月くんが6回2/3を2失点、その後は竹内くんが無失点に抑える。1番森川くんが5打数3安打1打点とリードオフマンの役割を果たした。


長崎:3回戦。九州文化は、清峰に2-1で勝利。先発の荒木翔斗くんが、9回を被安打0・四死球3・奪三振10・失点1と好投。ノーヒットノーランを達成。ノーノー達成も、6回表に死球などから走者を出し、清峰の4番上野海音くんによる犠牲フライから1点を奪われた。打者では、4番池田璃玖くんが決勝点となる2点2塁打を記録した。長崎商業は、長崎南山に3-1で勝利。先発の寺田海弥くんが5回無失点と好投し、残る4回を中尾幸誠くんが1失点に抑えた。瓊浦は、西陵に4-0で勝利。先発の後藤魁志くんが9回を被安打4・四死球1・奪三振4で完封した。大崎は、佐世保南に9-1(7回コールド)。計9安打+7盗塁と機動力を発揮。捕手の下園虎太朗くんが2打数2安打3打点と躍動した。諫早農業は、島原中央に11-4(7回コールド)。2番井上絆くんが4打数4安打2打点+3盗塁と大活躍した。創成館は、川棚に11-3(7回コールド)。指名打者の山本大勢くんが3打数3安打3打点と、DHとして躍動した。大村工業は、諫早に10-0(7回コールド)。1番村川藤士くんが4打数3安打2打点と活躍。7回表にヒット7本で一挙6点を奪い、試合を決めた。海星は、波佐見に6-5で勝利。1番宮地渉貴くんが3回裏に同点ソロ本塁打、9番吉弘隼人くんが4回裏に勝ち越し2点3塁打を記録。敗れた波佐見は、9回表に5番坂本光天星くんのタイムリーなどから一挙3点を返し、あと1点差に詰め寄るも競り負けた。次回は準々決勝へ。


大分:3回戦。明豊は、大分商業に3x-2(9回サヨナラ)。2-2の同点で迎えた9回裏に1点を奪い、決着。先発の阪口くんが9回を被安打10・四死球0・奪三振8・失点2と好投。4番川口くんは4打数2安打1打点+2盗塁と活躍。敗れた大分商業は、先発の平田くんが9回完投も四死球9つを記録した。藤蔭は、柳ケ浦に11-6で勝利。2点を追う7回表に一挙9点を奪い、逆転。赤穂・太田・河津くんの3人が2打点を叩き出した。大分上野丘は、三重総合に8-4で勝利。1番須藤くんが5打数3安打1打点、4番伊藤くんが5打数4安打2打点と躍動した。大分舞鶴は、大分雄城台に7-4で勝利。4-4の同点で迎えた7回表に勝ち越しに成功。1番宮城・5番久知良くんが共に3安打。4番後藤くんが4打数2安打3打点と活躍。先発の八重樫くんが3回4失点も、2人目の浦松くんが残る6回を無失点に抑え、チームに流れを呼び込んだ。勝った4チームは、準々決勝へ進出する。


鹿児島:3回戦。樟南は、頴娃に8-4で勝利。センター岩下くんが最多3打点を記録。先発の山下空くんが4回4失点も、その後は安藤→山下聖の2投手が無失点に抑えた。鹿児島商業は、指宿商業に7-0(7回コールド)。サード大里くんが4打数4安打1打点と躍動。先発の吉原くんが7回を被安打4・四死球0・奪三振3・無失点と好投した。鹿児島情報は、枕崎に10-3(7回コールド)。木村・上迫・中田・内村・石間伏の5人がいずれも3安打を記録。先発の新屋敷くんが4回3失点、2人目の森田くんが残る3回を無失点に抑えた。鹿児島南は、鹿児島城西に10-7で勝利。1-5で迎えた7回表に一挙5点を奪い、逆転。木塲田・脇田・前田・武宮くんの4人がいずれも3安打を放ち、4番前原くんが5打数1安打4打点と活躍。先発の武宮くんが5回5失点、2人目の福元くんが残る4回を2失点に抑えた。勝った4チームは、準々決勝へ進出する。


沖縄:準々決勝。興南は、美来工科に4-1で勝利。0-1で迎えた7回表に一挙3点を奪い、終盤に逆転。捕手の丹羽くんが5打数2安打2打点+1盗塁と活躍。先発の松鳥くんが5回1失点、2人目の後藤くんが残る4回を被安打3・四死球0・奪三振7・無失点と好リリーフした。名護は、宮古に7-2で勝利。1-2で迎えた7回表に一挙6点を奪い、逆転に成功。3番真栄田くんが5打数3安打1打点+1盗塁と活躍。先発の宮城一くんが4回2失点、その後は仲宗根直→新垣くんが無失点に抑えた。エナジックは、那覇に11-1(5回コールド)。リードオフマンの玉城成くんが3打数3安打2打点・1四死球・1盗塁と躍動。チームは、計10安打+6盗塁と高い機動力をみせた。先発の花田くんが3回1失点、2人目の内間くんが残る2回を無失点に抑えた。KBCは、具志川商業に6-1で勝利。1番大城翔・3番川端くんが共に2安打を記録。先発の金城唯くんが7回1失点、2人目の中村くんが残る2回を無失点に抑えた。勝った4チームは、準決勝へ進出する。



[全国各地] 試合日程・結果

【全国大会】
センバツ夏の甲子園U18代表
国スポ明治神宮大会プロ志望届
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【地区大会】
北海道東北関東東京東海
北信越近畿中国四国九州

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【都道府県大会】
北海道
青森岩手秋田山形
宮城福島
茨城栃木群馬山梨
埼玉千葉東京神奈川
長野新潟富山石川福井
静岡愛知岐阜三重
滋賀京都奈良和歌山
大阪兵庫
岡山広島鳥取島根山口
香川徳島愛媛高知
福岡佐賀長崎熊本大分
宮崎鹿児島沖縄

[目次]