《注目選手》センバツ2021年⚡️ドラフト候補 徹底特集

センバツ2021 注目選手&ドラフト候補

センバツ2021 注目選手・ドラフト候補 特集!①最注目の投手・打者を紹介し、②個人ランキング:投手(防御率・奪三振・被安打・与死四球)、打者(打率・打点・本塁打・盗塁数)を特集する。

その後、③主な注目選手の特徴を紹介し④最後に紹介できなかった注目選手リスト(約100名)を掲載する。


✍️最も注目したい投手”は彼らだ(投手編)

✍️世代No.1右腕・左腕が登場する。最速151キロを誇る世代No.1右腕の市立和歌山・小園健太(3年)は、躍動感と闘志みなぎる投球が持ち味で、秋は強豪勢を完璧に抑え込んだ。左腕の世代No.1は、最速150キロの大阪桐蔭・松浦慶斗(3年)。石巻生まれ・北海道育ちの左腕で、抜群の安定感を持つ。

✍️”ハイスピードな高速投手”も揃う。大阪桐蔭の関戸康介(3年)は、最速154キロを誇り、浮き上がるようなストレートが持ち味。最速151キロを誇る中京大中京の畔柳亨丞(3年・くろやなぎきょうすけ)にも注目だ。甲子園での歴代最速記録は「1位=158キロ 寺原隼人 日南学園」だが、この最速記録更新にも期待がかかる。

✍️北海の木村大成(3年)は、ブレイクを予感させる左腕。秋は計72奪三振を記録し、防御率は驚異の0.34。”北海史上最高の左腕”との呼び声も。また、中学時代から注目を集めてきた仙台育英の伊藤樹(3年)も甲子園経験豊富で、投打が充実する仙台育英を優勝に導けるか。

✍️神戸国際大付属の阪上翔也(3年)は、投げては最速145キロ右腕、打っては高校通算20本塁打を誇る二刀流だ。また、21世紀枠 東播磨の鈴木悠仁(3年)は、秋10試合80回1/3を投げて、防御率1.01と抜群の安定感を持つ好投手だ。

✍️下級生から活躍してきた投手も最終学年を迎える。智辯学園の左腕・西村王雅(3年)と小畠一心(3年)は共に甲子園経験が豊富。ダブルエースの活躍が日本一への鍵を握る。193cm長身右腕・天理の達孝太(3年)は、スケール感と潜在能力の高さを持つドラフト候補だ。

✍️広島新庄のダブルエースも注目したい。力投派で安定感のある右腕・花田侑樹(3年)と、キレと緩急で勝負する左腕・秋山恭平(3年)の継投リレーが勝利の方程式。チームは粘り強さもあり、日本一が狙える。

✍️四国は、左右の好投手が揃う。明徳義塾の代木大和(3年)は、秋7試合62回を投げて防御率0.58を記録。抜群の制球力と完投・連投能力が高い左腕だ。また、聖カタリナ学園の櫻井頼之介(3年)は、170センチ、58キロと細身で小柄ながら、145キロのストレートと90キロ台の変化球を織り交ぜ、得点を許さない。

✍️九州も、左右の好投手が揃う。福大大濠の毛利海大(3年)は、秋8試合49回を投げて”63奪三振”を記録した九州の奪三振王。最速140キロのストレートは、球速以上の伸びを感じさせる。離島から甲子園に初登場する大崎の坂本安司(3年)にも注目。秋は8試合59回を投げて防御率1.53と安定感は抜群だ。

✍️東海大系列3校は、”左腕”の好投手が揃う。東海大菅生の本田峻也(3年)は、体を深く捻りインステップから内外にキレのあるストレートと変化球を投げ込む。東海大相模の石田隼都(3年)は、高速テンポ投法で相手打者を翻弄する。東海大甲府の若山恵斗(3年)は、最速139キロのストレートと80キロ台の変化球を自在に操る。牽制球のうまさにも注目したい。


✍️最も注目したい打者”は彼らだ(打者編)

✍️注目打者の筆頭は、大阪桐蔭の池田陵真主将(3年)だ。U15日本代表で主将も務めた男は、”筋肉パンパンの肉体”を持ち、強烈な打球を打ち返す。秋は打率.519、打点19、本塁打3本を記録。世代最強打者としての存在感を聖地でも発揮しそうだ。

✍️智辯学園の前川右京(3年)は、通算32本塁打を誇るスラッガー。秋は天理の達孝太、大阪桐蔭の関戸康介から本塁打を放つなど、ここぞの場面で一発の力がある。小坂監督が「巨人岡本のようになってほしい。可能性は十分ある」と期待をかける。

✍️市立和歌山の松川虎生(3年)は、高校通算32本塁打を誇る右のスラッガー。小園健太とは、中学からバッテリーを組み、貝塚ヤングで全国制覇している。また、メガネがトレードマークの天理・瀬千皓(3年)は好打者だ。1年時は、明治神宮大会で本塁打2本を放つなど、全国区で大ブレイク。大舞台に強く、聖地での活躍が大いに期待される。

✍️“圧倒的な破壊力”を持つ健大高崎の打者にも注目。小澤周平主将(3年)は、新3年生の合計本塁打数が”230本”を超えるチームで、最多37本塁打を誇る。また、打率6割超えの櫻井歩夢(3年)は、勝負強さと高い打撃センスを併せ持つ好打者だ。

✍️県立岐阜商業の高木翔斗(3年)は、主将・捕手・4番。身長186センチ、体重90キロの体格を持ち、20年夏に行われた大阪桐蔭との練習試合では、大阪桐蔭・松浦慶斗から2本塁打を放ち、プロスカウトの視線を集めた。高校通算本塁打は17本。

✍️北海高校の宮下朝陽主将(3年)は、名門で1年夏から4番を任される好打者。秋の公式戦では、打率.559・3本塁打・17打点と、出場32校の打者でもトップレベルの成績を記録。高校通算本塁打は14本。

✍️下級生では、東海大菅生の福原聖矢(2年)に注目したい。沖縄出身で、中2・3時に”2年連続”でU15日本代表に選出。秋はチーム合計53盗塁中、一人で13盗塁を記録。守備位置は、捕手・野手などをこなし、抜群の野球センスを持つ。



個人ランキング(防御率・奪三振・被安打・与死四球)

①投手のランキングTOP10(防御率・奪三振・被安打・与死四球) [数値:秋公式戦データ]

【防御率 TOP10】防御率(投球回数)
01 木村大成 (北海)      0.34(52回2/3)
02 代木大和 (明徳義塾)    0.58(62回)
03 阪上翔也 (神戸国際大付)  0.65(41回1/3)
04 畔柳亨丞 (中京大中京)   0.72(49回2/3)
05 竹松明良 (敦賀気比)    0.89(40回2/3)
06 鈴木悠仁 (東播磨)     1.02(79回1/3)
07 古賀康誠 (下関国際)    1.15(47回)
07 櫻井頼之介(聖カタリナ学園) 1.15(55回)
09 小園健太 (市和歌山)    1.17(46回)
10 石田隼都 (東海大相模)   1.29(48回2/3)
※条件:30回以上を投げた投手、率は9回あたりの平均

【奪三振率 TOP10】奪三振率・数(投球回数)
01 太田虎次朗(明豊)     13.36  48個(32回1/3)
02 阪上翔也 (神戸国際大付) 12.41  57個(41回1/3)
03 木村大成 (北海)     12.30  72個(52回2/3)
04 達孝太  (天理)     11.77  68個(52回)
05 毛利海大 (福岡大大濠)  11.57  63個(49回)
06 畔柳亨丞 (中京大中京)  10.87  60個(49回2/3)
07 石田隼都 (東海大相模)  10.17  55個(48回2/3)
08 小園健太 (市和歌山)   09.78  50個(46回)
09 竹松明良 (敦賀気比)   09.30  42個(40回2/3)
10 秋本璃空 (常総学院)  9.22  56個(54回2/3)
※条件:30回以上を投げた投手、率は9回あたりの平均

【被安打率 TOP10】被安打率・数(投球回数)
01 阪上翔也 (神戸国際大付)  4.14  19本(41回1/3)
02 本田峻也 (東海大菅生)   4.45  16本(32回1/3)
03 木村大成 (北海)      4.61  27本(52回2/3)
04 畔柳亨丞 (中京大中京)   4.89  27本(49回2/3)
05 毛利海大 (福岡大大濠)   4.96  27本(49回)
06 馬場拓海 (福岡大大濠)   4.99  17本(30回2/3)
07 櫻井頼之介(聖カタリナ学園) 5.73  35本(55回)
08 竹松明良 (敦賀気比)    5.75  26本(40回2/3)
09 平野順大 (京都国際)    5.79  21本(32回2/3)
10 達孝太  (天理)      5.88  34本(52回)
※条件:30回以上を投げた投手、率は9回あたりの平均

【与四死球率 TOP10】与死四球率・数(投球回数)
01 若山恵斗 (東海大甲府)  1.20 6個(45回)
02 代木大和 (明徳義塾)   1.45 10個(62回)
03 松浦慶斗 (大阪桐蔭)   1.50 8個(48回)
04 阪上翔也 (神戸国際大付) 1.52 7個(41回1/3)
05 達孝太  (天理)     1.56 9個(52回)
06 木村大成 (北海)     1.71 10個(52回2/3)
07 坂本安司 (大崎)     1.98 13個(59回)
08 畔柳亨丞 (中京大中京)  1.99 11個(49回2/3)
09 小園健太 (市和歌山)   2.15 11個(46回)
10 秋本璃空 (常総学院)   2.30 14個(54回2/3)
※条件:30回以上を投げた投手、率は9回あたりの平均



個人ランキング(打率・打点・本塁打・盗塁)

①打者のランキングTOP10(打率・打点・本塁打・盗塁数) [数値:秋公式戦データ]

【打率 TOP10】打率(打数/安打)
01 櫻井歩夢  (健大高崎)   .639 36打数 23安打
02 柳澤樹   (上田西)    .596 52打数 31安打
03 木下凌佑  (東海大甲府)  .560 25打数 14安打
04 宮下朝陽  (北海)     .559 34打数 19安打
05 太田和煌翔 (常総学院)   .550 20打数 11安打
06 大津綾也  (北海)     .545 22打数 12安打
06 堀町沖永  (東海大菅生)  .545 22打数 12安打
06 内山陽斗  (天理)     .545 22打数 12安打
09 廣田大和  (八戸西)    .543 35打数 19安打
10 山下陽輔  (智辯学園)   .536 28打数 15安打
※条件:打率の対象選手=打数が公式戦×2以上の選手

【打点 TOP10】打点(試合数)
01 池田陵真 (大阪桐蔭)   19打点 11試合
02 宮下朝陽 (北海)     17打点 9試合
02 櫻井歩夢 (健大高崎)   17打点 10試合
02 小澤周平 (健大高崎)   17打点 10試合
02 柳澤樹  (上田西)    17打点 12試合
06 藤原夏暉 (大阪桐蔭)   16打点 10試合
07 小山凌暉 (東海大菅生)  15打点 8試合
07 門馬功  (東海大相模)  15打点 9試合
07 柴田疾  (東海大相模)  15打点 9試合
07 辻一汰  (中京大中京)  15打点 12試合
07 桑垣秀野 (中京大中京)  15打点 12試合
07 大島正樹 (敦賀気比)   15打点 9試合
07 西川侑志 (神戸国際大付) 15打点 10試合
07 川上陸斗 (福岡大大濠)  15打点 11試合

【本塁打数(3本以上)】本塁打数(試合数)
01 柴田疾   (東海大相模) 4本 9試合
0宮下隼輔  (大阪桐蔭)  4本 11試合
03 宮下朝陽  (北海)    3本 9試合
03 村上太生輔 (柴田)    3本 11試合
03 小澤周平  (健大高崎)  3本 10試合
03 池田陵真  (大阪桐蔭)  3本 11試合
03 中村碧人  (宮崎商業)  3本 9試合

【盗塁数 TOP10】盗塁数(試合数)
01 福原聖矢  (東海大菅生) 13個 8試合
02 野間翔一郎 (大阪桐蔭)  12個 11試合
03 浅野洸司  (仙台育英)  08個 9試合
04 堀町沖永  (東海大菅生) 07個 8試合
04 橋本唯塔  (東海大菅生) 07個 8試合
04 岩田一真  (東海大菅生) 07個 6試合
07 我妻秀飛  (柴田)    06個 11試合
07 山田聖和  (東海大菅生)0 6個 6試合
07 千田光一郎 (東海大菅生)0 6個 8試合
07 繁永晟   (大阪桐蔭)  06個 11試合



①最も熱い視線が注がれる投手たち(市立和歌山 小園健太、大阪桐蔭 松浦慶斗・関戸康介、中京大中京 畔柳亨丞)

✍️市立和歌山 小園健太(3年)は、最速152キロを誇る世代No.1右腕。躍動感と闘志あふれるピッチングが持ち味で、見るものを魅了するスター性がある。秋は、新人戦を含めるて合計11試合68回1/3を投げ、被安打44、奪三振80、与死四球13、失点8、防御率は0.79。近畿大会では3試合に登板し、計22回を21奪三振、失点1点と、強豪校を完璧に押さえ込んだ。

✍️大阪桐蔭 松浦慶斗(3年)は、最速150キロを誇る世代No.1サウスポー。西谷監督が絶大な信頼を寄せ、勝負どころでマウンドを託される。宮城県石巻市生まれ。石巻門脇小1年時に、東日本大震災で被災。小2時に北海道の旭川市へ転居。小6時には、日本ハムファイターズジュニアに選出。中1時には、日本代表としてカル・リプケン12歳以下の世界大会に出場。父は、北海高校の野球部OBで、1988年春・89年夏に甲子園出場している。

✍️大阪桐蔭 関戸康介(3年)は、最速154キロ右腕で、打者の手前からホップするように伸び上がるストレートは魅力たっぷりだ。長崎・佐世保市出身。明徳義塾中学へ進み、中3年夏には最速146キロを計測するなど、当時から全国的に注目を集めている。

✍️中京大中京 畔柳亨丞(3年・くろやなぎきょうすけ)は、最速151キロの右腕。高橋監督は「(高橋宏斗と比べても)ボールの強さなら、畔柳が断然上でしょう」と評価する。秋は、10試合49回2/3を投げ、被安打27、6失点、防御率0.72、投球回数を上回る60奪三振を記録した。中学時代には、U15日本代表に選出。

②大ブレイクの予感(北海 木村大成、仙台育英 伊藤樹、神戸国際大付属 阪上翔也、東播磨 鈴木悠仁)

✍️北海高校 木村大成(3年)は、最速145キロの左腕。札幌地区予選から全道大会までの9試合中7試合に先発し、防御率は0.34。全道大会では、30回2/3を投げて無失点を記録。秋を通じて、合計72個もの奪三振を記録。

✍️仙台育英 伊藤樹(3年)は、最速147キロ右腕。秋は、4試合に登板し2完投(1完封)で4失点、防御率は1.44。宮城の秀光中(軟式野球部)時代には、”144キロ”を計測し、スーパー中学生として注目を集めた。

✍️神戸国際大付属 阪上翔也(3年)は、最速145キロ右腕で、高校通算20本塁打を誇る二刀流。50m6.0秒の俊足を持ち、遠投120m、スクワット250キロ、ベンチプレス100キロなど、高い身体能力とパワーを持つ。秋は、5試合41回1/3を投げ、被安打19、奪三振57、与死四球7、失点4、防御率0.65を記録。

✍️21世紀枠・東播磨 鈴木悠仁(3年)は、制球力が高く、安定感が抜群の好投手。最速142キロを誇る。秋は、10試合80回1/3を投げて、被安打54、77奪三振、与死四球20、失点10、防御率1.01。秋季兵庫大会では、6試合中5試合を完投、2試合は完封勝利。



③下級生から活躍する投手のラストイヤー(智辯学園 西村王雅・小畠一心、天理 達孝太)

✍️智辯学園 西村王雅(3年)は、気迫に満ち溢れる投球が持ち味の左腕。流れを引き寄せるピッチングは、観るものを引きつけるスター性がる。近畿大会では、初戦の滋賀学園戦、準々決勝・龍谷大平安戦、決勝・大阪桐蔭戦の計3試合を一人で投げ抜き、優勝に導いた。父は、龍谷大平安のエースとして1990年夏の甲子園で2勝を挙げている。

✍️智辯学園 小畠一心(3年)は、最速140キロ台半ばのストレートを持つ本格右腕。近畿大会では、準々決勝・市立和歌山戦で1失点の完投勝利。中3時にはU15日本代表に選出されるなど、将来性も豊かだ。

✍️天理高校 達孝太(3年)は、最速146キロのストレートを誇る、身長193センチの本格右腕。ダルビッシュ有を彷彿とさせる端正なルックスを持つ。秋は、7試合52回を投げ、被安打34、奪三振67、与四球9、15失点、防御率2.60。投球回数を上回る奪三振数が光る。

④広島新庄 ダブルエースで躍進の予感(広島新庄 花田侑樹・秋山恭平)

✍️広島新庄 花田侑樹(3年)は、182センチ・75キロの体格を持ち、最速143キロのストレートとキレのある変化球を持つ本格右腕。4番を任され、多くの得点に絡むチャンスメイカーでもある。秋は、9試合63回を投げて、被安打59、奪三振58、与死四球19、失点12、防御率1.57。花田が先発し秋山への継投が、チームの勝利の方程式。

✍️広島新庄 秋山恭平(3年)は、身長170センチと小柄な体格ながら、切れのあるボールと小気味のいい投球が持ち味の左腕。秋は、3試合8回1/3を投げ、被安打5、奪三振6、与死四球1、失点1、防御率1.08。夏以降にコンディション不良が続き、登板機会が限られた。センバツ2020の出場校を決める選考委員からは中国地区No.1左腕との評価も。中3時にはU15日本代表に選出。

⑤四国が誇る左右の好投手(明徳義塾 代木大和、聖カタリナ学園 櫻井頼之介)

✍️明徳義塾 代木大和(3年)は、身長184cmのサウスポー。制球力が抜群で、投球数が少なく完投・連投能力が高い。決め球は、カットボール。秋は、合計7試合62回を投げ、被安打42、奪三振54、与死四球12、失点4点、防御率.058。2019年明治神宮大会や2020年甲子園交流試合でも登板した経験を持つ。

✍️聖カタリナ学園 櫻井頼之介(3年)は、身長170センチ、58キロと細身で小柄ながら、最速145キロのストレートを持つ好投手。秋は、合計8試合に登板し55回を投げて、被安打35、奪三振51、与死四球20、失点8、防御率1.15。本格的に投手を始めたのは2019年秋から。試合中、スリークオーター気味の投球フォームに切り替えることがある。



⑥九州のドクターK、離島・大崎のエース(福岡大大濠 毛利海大、大崎 坂本安司)

✍️福岡大大濠 毛利海大(3年)は、九州が誇る奪三振王。最速140キロのストレートは球速以上の伸びを感じさせ、変化球にもキレがある。秋は、合計8試合49回を投げて、被安打27、与死四球28、失点11、防御率1.47。投球回数を大きく上回る計63の奪三振数を奪った。小6時にはソフトバンクホークスジュニア、中3時にはボーイズ日本代表に選出。

✍️大崎高校 坂本安司(3年)は、チームを初の甲子園出場に導いた右腕で、テンポの良さと高い制球力が持ち味だ。秋は、8試合59回を投げて、被安打42、奪三振37、与死四球13、失点10、防御率1.53。秋季九州大会では、開新・延岡学園・明豊(延長12回)の3試合を1人で投げ抜き、3試合とも2失点に抑える好投でチームを優勝に導いた。

⑦東海大系列3校の左腕エース(東海大菅生 本田峻也、東海大相模 石田隼都、東海大甲府 若山恵斗)

✍️東海大菅生 本田峻也(3年)は、最速143キロを誇る左腕。投球フォームは体を深く捻り、インステップから内外にキレのあるストレートと変化球を投げ込む。自己最速は143キロ。石川県小松市出身で、中学時代にはU15日本代表に選出された経歴を持つ。

✍️東海大相模 石田隼都(3年)は、手足の長さを生かした躍動感ある投球フォームから、極めて早い投球テンポで左右の打者を翻弄する。2年時に出場した2020年甲子園交流試合・大阪桐蔭戦では先発し、7回2失点8奪三振と好投した。

✍️東海大甲府 若山恵斗(3年)は、最速139キロの直球と80キロ台の変化球を織り交ぜるなど、緩急とキレが持ち味のサウスポー。秋季関東大会では、初戦・細田学園戦と準々決勝・東海大相模戦の2試合を一人で投げ抜き、わずか合計2失点。牽制球などのセンスも高い。

⑧仙台育英が誇る控え投手陣、柴田の絶対的エース(仙台育英 松田隆之介・古川翼、柴田 谷木亮太)

✍️仙台育英 松田隆之介(3年)は、最速144キロの本格右腕。秋は合計4試合で25奪三振を記録。秋季東北大会では、初戦・準々決勝と2試合連続で先発し、大会優勝の立役者となった。

✍️仙台育英 古川翼(2年)は、”次世代のエース”として期待されるサウスポー。最速143キロのストレートと4種類の変化球が持ち球で、武器は135キロのツーシームだ。秋は、4試合15回を投げて、被安打10、奪三振15、与死四球10、失点0、防御率0.00と圧巻の記録を残した。

✍️柴田高校 谷木亮太(3年)は、チームの絶対的エースだ。秋季東北大会では、学法石川・八学光星・東日大昌平・日大山形を次々と撃破し、初の決勝進出を果たすなど「柴田旋風」を巻き起こした。秋は11試合(全試合)に登板して、個人防御率は2.76。東北大会では準決勝までをほぼ1人で投げ、5日間で計481球を投じ、決勝・仙台育英戦では「投球制限=残り19球」を受けた。



⑨関東が誇る屈指の好投手(常総学院 秋本璃空・大川慈英、専大松戸 深沢鳳介)

✍️常総学院 秋本璃空(りく・3年)は、身長178センチにして体重80キロの体格を持ち、最速145キロのストレートを誇る右腕。秋季関東大会では、1回戦から15イニング連続無失点を記録。秋は、9試合56回を投げて、被安打42、奪三振54、与死四球13、11失点。

✍️常総学院 大川慈英(じえい・3年)は、最速146キロを誇る右腕。秋は、6試合14回を投げて、被安打11、奪三振12、与死四球4、4失点。チームで一番頭が良いといい、テストでは常に高い順位をとるなど、文武両道。将来の夢は、”プロ野球選手”もしくは”小説家”。

✍️専大松戸 深沢鳳介(おうすけ 3年)は、”完封力”の高い右サイドスロー右腕だ。秋季関東大会では、鹿島学園戦と鎌倉学園戦で、2試合連続の「無死四球・完封」を記録。秋は、8試合に登板し、勝利した5試合中4試合で”完封勝利”をあげた。防御率は1.44を記録。

⑩県立岐阜商業の二枚看板、敦賀気比の元U15右腕(県立岐阜商業 野崎慎裕・松野匠馬、敦賀気比 上加世田頼希)

✍️県立岐阜商業 野崎慎裕(3年)は、最速144キロの左腕エース。制球力が高く、緩急を巧みに使い、打者を翻弄する。秋季東海大会では、初戦・東邦戦と準決勝・岐阜第一戦で2試合連続完封勝利。下級生時代から鍛冶舎監督の信頼を獲得し、実質エースとして活躍。

✍️県立岐阜商業 松野匠馬(3年)は、最速148キロを誇る右腕。祖父・父も県立岐阜商業出身で、3代続けて甲子園出場(3代目松野)を果たす。ストレートの最速は142キロで、100キロを切るカーブなど多彩な球種で打者に的を絞らせない。

✍️敦賀気比 上加世田頼希(2年・うえかせだ らいき)は、中核時代はU15日本代表に選出。最速は、中学時代は軟式で142キロ、高校では139キロを記録する。秋季北信越大会の決勝・上田西戦では、5失点完投勝利をあげ、チームを優勝に導いた。

⑪元U15が控える大阪桐蔭の投手陣(大阪桐蔭 竹中勇登・川井泰志)

✍️大阪桐蔭 竹中勇登(3年・はやと)は、中継投手として活躍する右腕。中学時代にストレートの最速は140キロ超え。2018年のU15日本代表に選出され、出場したW杯では4試合で中継投手として登板し、世界一に貢献した実績を持つ。

✍️大阪桐蔭 川井泰志(2年)は、中学時代はU15日本代表として活躍し、日本の世界一に貢献した左腕。群馬県・桐生ボーイズ出身。2019年の世界少年野球大会(イタリア開催)では、日本の世界一に貢献。大会No.1投手に輝いた実績を持つ。



⑫1年生2人の”二刀流”が躍進の原動力(京都国際 森下瑠大・平野順大)

✍️京都国際 森下瑠大(新2年)は、投打二刀流の左腕。秋は、7試合に登板し、合計39回を投げて、被安打30、奪三振36、与死四球16、失点16、防御率2.08。秋季近畿大会では、和歌山東戦で6安打完投。続く準々決勝・神戸国際大付戦では、9安打を浴びながらも完投勝利し、4強入り。打っては、打率.458、9打点(いずれもチーム1位)、本塁打1本を記録し、投打のキーマンだ。

✍️京都国際 平野順大(新2年)は、外野手と投手を兼ねる二刀流。秋季近畿大会では、準決勝・大阪桐蔭戦で、5回終了時点まで1安打に抑える好投を見せた(京都国際 5-12 大阪桐蔭 7回コールド負け)。秋は5試合に登板し、合計32回2/3を投げて、被安打21、奪三振18、与死四球11、失点11、防御率2.20。打撃面では、チーム2位の打率.419を記録。

⑬九州代表は”1年生の控え投手”に注目(大崎 勝本晴彦、福岡大大濠 馬場拓海)

✍️大崎高校 勝本晴彦(新2年)は、身長181センチの長身左腕。九州大会では、決勝・福岡大大濠戦に登板し、9回を1人で投げ抜き4安打1失点で完投(5-1)。秋は、3試合20回を投げ、被安打16、奪三振15、与死四球8、失点8、防御率3.60。勝本は、長崎の五島出身。実家は洋菓子店「お菓子の店 かつもと」を営む。おすすめは「クリームクロワッサン」。

✍️福岡大大濠 馬場拓海(新2年)は、中学2年から始めたという「プチトルネード投法」で打者を翻弄する。秋は、7試合30回2/3を投げて、被安打17、奪三振20、与死四球13、失点7、防御率2.05。福岡大会の決勝・九州国際大付戦では完投(4-3)。九州大会の準決勝では、2試合17得点の強打で勝ち上がった宮崎商業打線を8回1死までノーヒットノーランに抑える好投で、1安打完封(2-0)。

⑭明豊はダブルエースで過去最高の4強突破も(明豊 京本眞・太田虎次朗)

✍️明豊高校 京本眞(3年)は、身長189センチの本格右腕。自己最速は143キロで、変化球にもキレがあり、制球力の良さが持ち味。秋は、4試合20回1/3を投げて、被安打17、奪三振18、与死四球7、失点4、防御率1.77。中学時代は、大阪・大淀ボーイズに所属し、ジャイアンツカップ優勝した経歴を持つ。

✍️明豊高校 太田虎次朗(3年)は、巨人・太田龍を兄に持つサウスポー投手。自己最速は141キロ。夏の甲子園交流試合でも1年生ながらベンチ入りし、甲子園マウンドで当時の自己最速を2キロ更新する140キロを計測した。秋は、6試合32回1/3を投げて、被安打24、奪三振48、与死四球15、失点7、防御律1.95。

⑮21世紀枠は好投手が揃う(八戸西 福島蓮、三島南 前田銀治、具志川商業 新川俊介)

✍️八戸西 福島蓮(3年)は、チームを春夏通じて初の甲子園出場(21世紀枠)に導いたエース。身長189センチの長身右腕で、最速は143キロを誇る。秋は、9試合55回2/3を投げ、被安打50、奪三振50、与死四球31、失点22、防御率3.40。打っては、打率.421、打点8と好打者でもある。

✍️三島南 前田銀治(3年)は、身長182センチ・体重88キロの体格を持ち、高校通算19本塁打を誇るスラッガー。秋季静岡県大会では、打率.364、6打点を記録。新チーム発足後から投手に挑戦し、1ヶ月で自己最速を139キロにまで向上。主にクローザーを任される。

✍️具志川商業 新川俊介(3年)は、チームを21世紀枠推薦校で、春夏初の甲子園出場に導いたエース右腕。180センチ・74キロの体格を持ち、ストレートの最速は144キロを誇る右腕。秋季沖縄大会では背番号5、九州大会からは背番号1。秋は、6試合29回を投げて、被安打25、奪三振18、与死四球13、失点12、防御率3.10。



⑯最も熱い視線が注がれるスラッガー(大阪桐蔭 池田陵真、智辯学園 前川右京、市立和歌山 松川虎生)

✍️大阪桐蔭 池田陵真主将(3年)は、中学時代はU15日本代表に選出され、”主将”を務めて世界一。圧倒的な存在感を放つ「筋肉パンパン」のガタイから、強烈な打球を打ち返す「TOINの4番」。秋は、打率.515・19打点を記録(いずれもチームトップ)、本塁打は3本を記録した。

✍️智辯学園 前川右京(3年)は、1年夏から4番を経験するなど将来を期待された強打者。小坂監督が「巨人の岡本のようになってほしい。可能性は十分ある」と期待をかける。秋は、天理・達孝太、大阪桐蔭・関戸康介(ライト場外弾)から本塁打を記録。高校通算本塁打数は32本(2021年選抜開幕前時点)を誇る。

✍️市立和歌山 松川虎生(3年)は、身長178cm・体重96キロの体格を持ち、高校通算32本塁打を誇るスラッガーだ。強肩捕手で、遠投は110メートル。小園健太とは、中学時代からバッテリーを組み、大阪・貝塚ヤングで全国制覇を経験。秋は、県大会の智辯和歌山戦で3打数2安打4打点、県大会の決勝では逆転3ランを含む4打数2安打4打点と活躍した。

⑰更なる大ブレイクの予感(天理 瀬千皓、健大高崎 櫻井歩夢・小澤周平、県立岐阜商業 高木翔斗、東海大菅生 福原聖矢)

✍️天理 瀬千皓(3年、せ ちひろ)は、メガネがトレードマークの右の好打者。秋は、打率.390、打点9(チーム1位)を記録。2019年の明治神宮大会では、仙台育英戦で2ラン、中京大中京戦では2ランを含む8打数4安打8打点と大暴れし、その名を全国に広く知らしめた。「瀬」は、全国に350人ほどと言われる珍しい苗字だという。

✍️健大高崎 櫻井歩夢(3年)は、超攻撃的野球の中軸を担う好打者。秋は、打率6割超えで出場選手中で1位の高打率を誇る。関東大会の決勝・常総学院では、土壇場9回の同点打を含め6打数5安打2打点を記録、チームのセンバツ出場を確実に引き寄せる活躍をみせた。

✍️健大高崎 小澤周平(3年)は、高校通算37本塁打を誇る強打者で、チームでは主将を務める。強打が持ち味のチームは、2年生の合計本塁打数が”230本”を超える。その中にあって最多37本を記録するのがこの小澤だ。秋は打率.324、本塁打3本(チーム1位)、17打点(チーム1位タイ)を記録するなど、関東大会優勝の原動力となった。

✍️県立岐阜商業 高木翔斗(3年)は、主将・捕手・4番を務めるキーマン。身長186センチ、体重90キロの体格を持つ。2020年夏に行われた大阪桐蔭との練習試合では、左腕エースの松浦慶斗から2本塁打を放ったことでも知られる。小6時は中日ドラゴンズジュニアに選出され、NPB12球団ジュニアトーナメントでは優勝。高校通算17本塁打を誇る。

✍️東海大菅生 福原聖矢(2年)は、中2・3と2年連続でU15日本代表に選出。中2で出場した2018年のU15W杯では、ベストナインに選出。エース本田峻也(3年)とは、2018年のU15日本代表でチームメイト。秋季東京都大会では、チーム合計53盗塁中、福原が一人で13盗塁を記録した。



⑱北海道・東北が誇るホームランバッター(北海 宮下朝陽・江口聡一郎、仙台育英 秋山俊・吉野蓮、柴田 村上太生輔)

✍️北海高校の宮下朝陽主将(3年)は、名門で1年夏から4番を任される好打者だ。秋の公式戦では、打率.559・3本塁打・17打点と、出場32校の打者でもトップレベルの成績を記録。高校通算本塁打は14本。守備でも1年秋から内野の要であるショートを任されるなど、抜群の野球センスを持つ。

✍️北海高校 江口聡一郎(3年)は、秋季北海道大会では、準々決勝・札幌日大戦で「人生初本塁打」を記録。さらに、勝てば選抜当確となる決勝・旭川実業戦では、決勝点となるソロ本塁打を放つなど、選抜出場の立役者の1人だ。

✍️仙台育英 秋山俊(3年)は、北海道・登別市出身の左の好打者。秋は、打率.314、打点12、本塁打2本を記録(打点・本塁打数は、いずれもチームトップ)。東北大会の決勝・柴田戦では、満塁本塁打を記録するなど5打点。2015年の日本ハムファイターズジュニア出身。

✍️仙台育英 吉野蓮(3年)は、秋は打率.433、打点11(チーム2位)、本塁打1本を記録。秋季東北大会の決勝・柴田戦では、満塁本塁打を放った。1年時に出場した明治神宮大会では、天理戦で2ラン本塁打。2年夏には、甲子園交流試合で7番ライトで出場(3打数無安打)。

✍️柴田高校 村上太生輔(3年・たいすけ)は、チームメイトから「ブンブン丸」と呼ばれる左のスラッガーで、高校通算本塁打数は30本超え。秋季宮城大会では2本塁打、秋季東北大会の準決勝・日大山形戦では2ラン本塁打を記録。秋は、計11打点と攻撃の柱だ。

⑲得点源・安打製造機・キーマンたち(東海大相模 柴田疾、東海大菅生 小山凌暉、敦賀気比 東鉄心・大島正樹、上田西 柳澤樹)

✍️東海大相模 柴田疾(2年)は、秋の公式戦を通じて、打率.471、本塁打4本(出場選手中=1位)、打点15(出場選手中=7位)を記録するなど、センバツ出場選手でもトップクラスの打撃成績を持つ。チームでは4番を任される。

✍️東海大菅生 小山凌暉(2年)は、秋季東京大会では、”控え背番号”をつけながら、27打数14安打、打率.519、打点15を記録。打点15は”チーム最多”で、秋季東京大会優勝の原動力となった。

✍️敦賀気比 東鉄心(3年・てっしん)は、チームのリードオフマン。名前の読み方は「てっしん」。「鉄の心を持った強い子になれ」との両親の想いが込められている。父も敦賀気比出身で、東哲平監督の甥(甥っ子)。秋季北信越大会の準決勝・関根学園戦では、延長10回裏にサヨナラ打を放った。

✍️敦賀気比 大島正樹(3年)は、秋は、34打数14安打、打率.412、打点15を記録。打点15は、”チームダントツ”のトップ。秋季北信越大会の準決勝・関根学園戦では、初回に先制点となるタイムリー3塁打、1点を追いかける土壇場9回裏には、2死1・2塁から同点タイムリーを放つなど活躍。

✍️上田西 柳澤樹(3年)は、チームの安打製造機。秋は、打率.615、32安打17打点を記録。北信越大会では、17打数10安打とセンバツ出場の立役者に。新チーム発足時、主将を選ぶ選手間投票では「ほぼ満票」で主将に選出された。

✍️県立岐阜商業 広部嵩典(3年)は、Mr.フルスイングマン。身長165センチながら、体は筋肉でパンプアップされ、強烈なスイングから本塁打を量産する。好きな選手は、森友哉。兄は、熊本・秀岳館で3季連続甲子園4強に進出した広部就平さん。



⑳優勝候補 智辯学園と大阪桐蔭の好打者(智辯学園 山下陽輔・三垣飛馬、大阪桐蔭 花田旭・宮下隼輔)

✍️智辯学園 山下陽輔(3年)は、キャプテンを務める。秋は、打率.536、本塁打2本、打点9を記録。秋季近畿大会の決勝・大阪桐蔭戦では、ソロ本塁打と9回にはダメ押しとなるタイムリーを放つなど、結果でもチームを牽引。中学時代はシニアで日本代表に選出。1年生秋からレギュラーメンバーとして活躍する。

✍️智辯学園 三垣飛馬(3年)は、攻撃の流れを作る左の好打者。秋は、チームトップの11打点を記録し、近畿大会優勝の立役者の一人に。秋季近畿大会では、三垣の”先制パンチ打”で、攻撃の流れを作り、試合を優位に進めた。

✍️大阪桐蔭 花田旭(3年)は、元U15日本代表にも選出された経験のある好打者。秋季近畿大会では、準決勝・京都国際戦で、3点差を追いかける6回裏に逆転満塁ホームランを放つなど活躍。

✍️大阪桐蔭 宮下隼輔(3年)は、秋チーム最多の本塁打4本を記録。秋季近畿大会・天理戦では、達孝太から勝ち越しの3ラン本塁打を放った。小学生時代には、中日ドラゴンズジュニアに選出され、NPB12球団ジュニアトーナメントでは、日本一。中3時は、ボーイズジャパンで準優勝した経歴を持つ。

㉑生徒会長、恐怖の9番、1年生主将が攻撃の柱(神戸国際大付属 西川侑志、広島新庄 平田龍輝・北田大翔、下関国際 賀谷勇斗)

✍️神戸国際大付属 西川侑志主将(3年)は、特進クラスに所属し、文武両道を極める。野球部では、主将・捕手・4番を務めるキーマンだ。秋は、打率.415、15打点、1本塁打と、いずれもチームトップを記録した。

✍️広島新庄 平田龍輝(3年)は、50m5.9秒の俊足を持つ。秋季中国大会では、全4試合で盗塁を記録したチームが誇るスピードスター。打撃面では、チームトップとなる打率.469を記録。学校では”生徒会長”を務める。

✍️広島新庄 北田大翔(3年)は、花田侑樹と秋山恭平の二枚看板リードする捕手。秋季中国大会では9番打者を任され、初戦・鳥取西戦では満塁ホームランを含む3打数3安打6打点。接戦となった準決勝・鳥取城北戦では同点打を放つなど、チーム最多10打点を叩き出した。

✍️下関国際 賀谷勇斗(新2年)は、下級生ながらキャプテンを務める。チームでは先頭打者を任され、秋季中国大会の準決勝・米子東戦では先頭打者ホームランを記録。秋は打率.326、本塁打1本、チームトップの9打点と、打撃でもチームを牽引する。



㉒下級生時代から名門で活躍する主将(明徳義塾 米崎薫暉、鳥取城北 畑中未来翔)

✍️明徳義塾 米崎薫暉主将(3年・くんが)は、1年時の2019年夏からレギュラーを勝ち取り、正遊撃手として夏の甲子園に出場。秋は、チーム1位の打率.500を記録した。父の米崎薫臣(くんじ)さんは、此花学院から日本生命に進み、1988年ドラフト1位で近鉄に入団、その後は阪神でもプレーしている。

✍️鳥取城北 畑中未来翔主将(3年・みくと)は、鳥取ボーイズ出身。秋は、打率.345、打点6、本塁打2本を記録。2年生時には、甲子園交流試合に出場し、3安打。大会前には、3年生のほぼ全員が「勝つために畑中が必要」と回答し、下級生で唯一ベンチ入りした。

㉓九州が誇るスラッガー、好打者(大崎 調祐李・乙内翔太、宮崎商業 中村碧人)

✍️大崎高校 調祐李(3年)は、捕手と4番打者を任される。エース坂本安司とは、同じ佐世保市立日野中学校出身。秋は打率.273と低調だったが、秋季長崎大会ではビッグNのレフトスタンド最上段へ突き刺すアーチなど本塁打2本。秋を通じて、合計8打点を記録。

✍️大崎高校 乙内翔太(2年)は、チャンスに勝負強さが光る右の好打者。秋は、打率.441(チーム2位)、9打点(チーム2位タイ)を記録。九州大会の準決勝・明豊戦(大分1位)では、延長10回裏に、2死1・3塁からタイムリーを放ち、2-2の同点。延長12回裏には、2死2塁からサヨナラタイムリーを放ち、3x-2と試合を決めた。

✍️宮崎商業 中村碧人(3年)は、主将を務める。秋は打率.375・本塁打3本・打点10を記録。勝てばセンバツ当確となる九州大会・東明館戦では、3ランとソロ本塁打の2本を記録し、1969年以来52年ぶりとなるセンバツ出場の立役者となった。高校通算は26本塁打。



センバツ2021 注目選手リスト

<北海道・東北地区>
北海高校 木村大成
北海高校 宮下朝陽
北海高校 江口聡一郎
仙台育英 伊藤樹
仙台育英 吉野蓮
仙台育英 秋山俊
仙台育英 古川翼
仙台育英 松田龍之介
柴田高校 谷木亮太
柴田高校 村上太生輔
柴田高校 遠藤瑠祐玖

<関東・東京地区>
健大高崎 櫻井歩夢
健大高崎 小澤周平
常総学院 秋本璃空
常総学院 大川慈英
常総学院 島田直也監督
専大松戸 深沢鳳介
専大松戸 大森駿太朗
東海大甲府 若山恵斗
東海大菅生 本田峻也
海大菅生 福原聖矢
東海大菅生 千田光一郎
東海大菅生 小池祐吏
東海大菅生 小山凌暉
東海大相模 石田隼都
東海大相模 柴田疾
東海大相模 金城龍輝

<北信越・東海地区>
敦賀気比 上加世田頼希
敦賀気比 渡辺優斗
敦賀気比 東鉄心
敦賀気比 大島正樹
上田西 柳澤樹
上田西 吉崎琢朗監督
中京大中京 畔柳亨丞
県立岐阜商業 高木翔斗
県立岐阜商業 野崎慎裕
県立岐阜商業 松野匠馬
県立岐阜商業 廣部嵩典

<近畿地区>
智辯学園 西村王雅
智辯学園 小畠一心
智辯学園 前川右京
智辯学園 酒井優夢
智辯学園 山下陽輔
智辯学園 三垣飛馬
智辯学園 大坪廉
智辯学園 北村泰都
大阪桐蔭 池田陵真
大阪桐蔭 松浦慶斗
大阪桐蔭 関戸康介
大阪桐蔭 花田旭
大阪桐蔭 宮下隼輔
大阪桐蔭 竹中勇登
大阪桐蔭 川井泰志
大阪桐蔭 海老根優大
大阪桐蔭 樋上颯太
大阪桐蔭 坂玲哉
市立和歌山 小園健太
市立和歌山 松川虎生
市立和歌山 米田天翼
京都国際 森下瑠大
京都国際 平野順大
神戸国際大付属 阪上翔也
神戸国際大付属 西川侑志
天理 達孝太
天理 瀬千皓
天理 杉下海生
天理 内山陽斗
天理 内藤大翔

<中国・四国地区>
広島新庄 花田侑樹
広島新庄 秋山恭平
広島新庄 平田龍輝
広島新庄 北田大翔
広島新庄 宇多村聡監督
下関国際 賀谷勇斗
明徳義塾 代木大和
明徳義塾 米崎薫暉
聖カタリナ学園 櫻井頼之介
聖カタリナ学園 仲田隆晟
聖カタリナ学園 越智良平監督
鳥取城北 畑中未来翔

<九州地区>
大崎高校 坂本安司
大崎高校 調祐李
大崎高校 勝本晴彦
大崎高校 乙内翔太
大崎高校 田栗慶太郎
福岡大大濠 毛利海大
福岡大大濠 馬場拓海
福岡大大濠 古川秀弥
福岡大大濠 山下恭吾
明豊 京本眞
明豊 太田虎次朗
明豊 米田友
宮崎商業 中村碧人

<21世紀枠>
八戸西 福島蓮
八戸西 廣田大和
三島南 前田銀治
東播磨 鈴木悠仁
具志川商業 新川俊介

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