近江高校 野球部メンバー 2022年
近江高校(滋賀) 野球部 夏の甲子園 2022年
ベンチ入りメンバー・戦歴・成績・注目選手
【滋賀大会の成績】スポーツ紙の評価:A=5、B=0、C=0。打率:.350(28位) 、平均得点:7.2点(30位) 、総本塁打:3本(13位) 、平均盗塁数:0.8個(38位) 、平均犠打数:3.4個(7位) 、平均失点数:2点(29位) 、平均失策数:1.2個(37位) [備考:平均は1試合あたり]
===背番号 名前 投打 学年 出身中 ⭐️主将===
01 山田陽翔 右/右 3年 滋賀・栗東西 ⭐️
02 大橋大翔 右/右 3年 滋賀・大東
03 石浦暖大 右/右 3年 滋賀・片山
04 津田基 右/左 3年 滋賀・青山
05 中瀬樹 右/左 3年 滋賀・葉山
06 横田悟 右/右 2年 滋賀・彦根中央
07 川元ひなた 右/左 3年 滋賀・能登川
08 小竹雅斗 右/右 2年 和歌山・河南
09 清谷大輔 右/左 2年 大阪・松原第三
10 星野世那 左/左 3年 滋賀・仰木
11 小島一哲 右/右 3年 滋賀・松原
12 塚脇柊太 右/右 2年 大阪・新北野
13 岡﨑幸聖 右/左 3年 岐阜・日枝
14 福西結世 右/右 3年 大阪・小津
15 藤田海輝 右/右 3年 滋賀・木之本
16 藤原秀太 右/左 3年 滋賀・西浅井
17 外義来都 左/左 3年 大阪・摂陽
18 河越大輝 左/左 1年 滋賀・唐崎
[チーム紹介] 特長・注目選手
①ポイント:4大会連続16回目。今春センバツでは、出場辞退した京都国際に代わって出場し、準優勝。エース山田陽翔(3年)が準決勝までの全4試合を完投(計549球)。準決勝・浦和学院戦では左足に死球を受け、満身創痍で臨んだ決勝・大阪桐蔭戦(1-18)では3回途中4失点で降板。大会を通じて594球を投じた。今春は県で優勝し、近畿大会では準決勝で大阪桐蔭に11-2で敗戦。山田(3年)は6回途中で足痙攣のため降板し、終盤に大量失点を喫した。
②ポイント:エースで主将の山田陽翔(3年)が投打の中心だ。昨夏4強、今春準優勝の原動力となった男だ。マウンド上でスイッチが入ると、鬼の形相でアドレナリン全開。そのオーラで球場を支配する。最速149キロの右腕は、滋賀大会全5試合中3試合(2試合完投)で登板し、計22回を奪三振28・自責点1。初登板となった準々決勝・伊吹戦(10-0 6C)では6回を被安打1。準決勝・比叡山戦(6-5)は、3回途中のピンチから自ら志願して緊急救援。決勝・立命館守山戦(4-1)では、被安打3・失点1・奪三振12で完投。打っては、3回戦・甲西戦(12-1 5C)で満塁弾を記録した。
③ポイント:攻撃陣は、チーム打率.350(28位)。センバツでは2桁背番号で活躍した2番清谷大輔(2年)が打率.500、3番中瀬樹(3年)が打率.467と好調。また、初戦・瀬田工業戦(4-3 延長10回)で決勝打を放った津田基副主将(3年)、準々決勝・伊吹戦(10-0 6C)でソロ本塁打を放った川元ひなた(3年)らも勝負強い。このほか、横田悟(2年)、打率.500の7番石浦暖大(3年)、大柄な体格のスラッガー岡崎幸聖(3年)も揃う。また、女房役の8番大橋大翔(3年)は、決勝ではソロ本塁打を記録。センバツの準決勝・浦和学院戦(5x-2 延長11回)では、エース山田が死球で負傷する中、劇的なサヨナラ3ランを放って援護。ここぞの場面で大きな活躍を見せる。
④ポイント:上位進出には、控え投手陣の活躍がカギとなる。左腕の星野世那(3年)、外義来都(3年)、河越大輝(1年)らの踏ん張りと、多賀監督の選手起用・采配にも注目が集まる。滋賀生まれ滋賀育ちの山田は「次こそ滋賀県に優勝旗を」と意気込む。ここまで野球の神様は、エース山田に、近江のナインに、数々の試練を与えてきた。さぁ、最後の夏。いよいよ近江が夢舞台に登場する。
⑤ポイント:【昨夏・今春の主な戦歴】昨夏は、1回戦•日大東北に8-2、2回戦•大阪桐蔭に6-4、3回戦•盛岡大附に7-4、準々決勝•神戸国際大附に7x-6、準決勝•智弁和歌山に1-5で敗れて4強。今春は、1回戦•長崎日大に6-2(13TB)、2回戦•聖光学院に7-2、準々決勝•金光大阪に6-1、準決勝•浦和学院に5x-2(11)、決勝•大阪桐蔭に1-18で敗れて準優勝。
[戦歴•結果] 夏の甲子園2022年
8月20日(土) 準決勝 [13日目]
11:30 近江 2-8 下関国際
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⭐️試合結果⭐️下関国際が8-2で近江に勝利。センバツV大阪桐蔭に続き、準V近江も撃破して、初の決勝進出。先発のエース古賀康誠に代わり、背番号6仲井慎(3年)が2回裏からロングリリーフ。計8回を被安打8・四死球3・奪三振8の好投で、チームを勝利に導いた。攻撃陣は計8安打を放って、終盤の8回表には9番橋爪成(3年)の3塁打で1点、さらにスクイズ2本で2点を奪い突き放した。敗れた近江は、エース山田陽翔(3年)が6回2/3を投げ、被安打7・四死球7・奪三振7・計132球、その後は背番号10星野世那(3年)が継投した。攻撃陣は計8安打を記録し、3回裏には2番清谷大輔(2年)の3塁打と4番山田陽翔(3年)の安打で2点を奪って同点とするも、その後は得点を奪えなかった。
8月18日(木) 準々決勝 [12日目]
10:30 高松商業 6-7 近江
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⭐️試合結果⭐️近江が7-6で高松商業に勝利。エース山田陽翔(3年)が7回1/3を被安打9・四死球7・奪三振10・失点6・計136球(計512球)を力投し、太腿がつって降板。その後、背番号10星野世那(3年)が浅野翔吾(3年)を抑えるなど、好救援した。攻撃陣は計10安打。8番大橋大翔(3年)が4打数3安打2打点と活躍したほか、1番津田基(3年)が7回裏の同点打を含む2打点、3番中瀬樹(3年)が7回裏に勝ち越し打を放つなど勝負強さが光った。敗れた高松商業は、計10安打。浅野翔吾(3年)が同点2ランを含む4打数3安打2打点と活躍。投手陣は、背番号10大室亮満(2年)、背番号11橋﨑力(3年)、背番号1渡辺和大(3年)が継投し、守備陣は計4失策。1点を競り合う白熱した大熱戦を演じた。
8月15日(月) 3回戦 [10日目]
15:30 近江 7-1 海星
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⭐️試合結果⭐️近江が7-1で海星に勝利。投手戦となった試合は、2-1と1点リードして迎えた7回裏に、2死満塁からエースで4番の山田陽翔(3年)が満塁ホームランを放って勝負を決めた。攻撃陣は9安打を放ち、2番清谷大輔は5回表に”あわや”ランニングホームランとなる勝ち越し打を放つなど、3打数2安打1打点と活躍。投げては、エース山田陽翔(3年)が7回を被安打4・四死球2・奪三振9・合計114球(累計376球)と好投。最後は、星野世那(3年)が走者を背負うも逃げ切った。敗れた海星は、エース宮原明弥(3年)が6回2/3を被安打8・四死球2・奪三振7と好投。満塁弾を浴びた後は、背番号10塚本貴広(3年)、背番号11向井恵理登(3年)が継投した。攻撃陣は計6安打に抑えられ、2回表に7番牧真測(3年)の安打で奪った1点にとどまった。
8月12日(金) 2回戦 [7日目]
13:00 鶴岡東 3-8 近江
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⭐️試合結果⭐️近江が8-3で鶴岡東に勝利。本塁打2本で逆転されて迎えた3回裏、2番清谷大輔(2年)の安打で1点、3番中瀬樹(3年)の安打で同点、4番山田陽翔(3年)の2塁打で4-3と逆転に成功。攻撃陣は計8安打。2番清谷大輔(2年)は4打数2安打2打点を記録し、8回裏にも1点を追加する3塁打を放つなど活躍。投げては、エース山田陽翔(3年)が9回を被安打11・四死球3・奪三振12・計149球で完投した。敗れた鶴岡東は、3回表にこの日先発の渡辺千尋(3年)がソロ本塁打、2番土屋奏人(3年)が2ラン本塁打(大会3本目)を記録。投手陣は、背番号11渡辺千尋(3年)と背番号10矢部充稀(3年)の2投手が継投した。チームは、大会を通じて2戦5発を記録するなど鮮烈な印象を残した。
8月7日(日) 1回戦 [2日目]
15:30 近江 8-2 鳴門
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⭐️試合結果⭐️近江が8-2で鳴門に勝利。エース山田陽翔(3年)が8回を被安打4・四死球0・奪三振13・失点2・計113球と好投し、最後は背番号10星野世那(3年)が救援。1点を追う5回裏に、前の4番山田が申告敬遠された5番横田悟(2年)が逆転の2点3塁打を記録。このほか、2番清谷大輔(2年)が5打数4安打1打点、6番石浦暖大(3年)が4打数4安打2打点と活躍が光った。鳴門は、エース冨田遼弥(3年)が7回を被安打14・四死球3・奪三振5。序盤のピンチでは再三の好投で甲子園を沸かせた。攻撃陣は、4番前田一輝(3年)が初回に強烈な先制3塁打を放つも、チームは計5安打に抑えられた。
[チーム成績] 夏の滋賀大会
【近江|夏の滋賀大会2022年成績】
⭐️スポーツ紙の評価:A=5、B=0、C=0
⭐️部員数:103人(10位)
⭐️打撃/攻撃力======================
・チーム打率:.350(28位) [平均.355点]
・総得点 :36点(36位) [平均44.3点]
・平均得点 :7.2点(30位) [平均7.9点]
・総本塁打 :3本(13位) [平均2.8本]
・平均本塁打:0.6本(12位) [平均0.5本]
・総盗塁数 :4個(39位) [平均10.3個]
・平均盗塁数:0.8個(38位) [平均1.8個]
・総犠打数 :17個(15位) [平均14.8個]
・平均犠打数:3.4個(7位) [平均2.6個]
⭐️投手/守備力======================
・総失点 :10点(23位) [平均10点]
・平均失点数:2点(29位) [平均1.8点]
・総失策数 :6個(33位) [平均4.4個]
・平均失策数:1.2個(37位) [平均0.8個]
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・地方大会で戦った試合数:5試合
・(カッコ)内:全出場校における順位
・平均◯◯の値:1試合あたりの平均値
・右側の[平均]の値:全出場校の平均値
[チーム戦歴] 夏の滋賀大会
【近江の戦歴|夏の滋賀大会2022年】
・決勝 :近江 04-1 立命館守山
・準決勝 :近江 06-5 比叡山
・準々決勝:近江 10-0 伊吹6)
・3回戦 :近江 12-1 甲西(5)
・2回戦 :近江 04-3 瀬田工業(10)
[戦歴] 春季近畿大会2022年
◆大阪桐蔭(大①) 11-2 近江(滋①) ※準決勝
大阪桐蔭|001|001|027|=11
近江・・|200|000|000|=2
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⭐️試合総評⭐️大阪桐蔭が11-2で近江に勝利し、決勝進出(公式戦29連勝中)。終盤の8・9回に集中打を浴びせ、計17安打で11得点。試合は、2-2で迎えた8回表、4番丸山一喜(3年)の2ラン本塁打で4-2と勝ち越し。9回表には、ヒットと2つの四球から1死満塁とし、2番谷口勇人(3年)の安打で1点、3番松尾汐恩(3年)の安打で1点、5番海老根優大(3年)の安打で2点、6番星子天真主将(3年)の2塁打で2点、代打・工藤翔斗(3年)の安打で1点と、この回にヒット6本を集めて7点を奪い試合を決めた。投手陣は、背番号1川原嗣貴(3年)が6回を被安打4・四球2・奪三振5・計85球と力投し、その後は背番号11前田悠伍(2年)が2回を被安打2・四死球0・奪三振1と好投、最終回は背番号10別所孝亮(3年)が試合を締めた。敗れた近江は、背番号1山田陽翔(3年)が先発して5回1/3を被安打6・四球1・奪三振3・計80と好投するも、6回表の登板中に降板(症状:右足のけいれん)。その後は、背番号10星野世那(3年)が継投し、9回表は背番号18副島良太(3年)と背番号19宮川陽輝(2年)の2投手が登板した。攻撃陣は計7安打。1回裏にヒット2本と失策から無死満塁とし、5番岡﨑幸聖(3年)の安打で1点、内野ゴロの間に1点と2点を先制するも、その後は得点を奪えなかった。
◆奈良大附属(奈①) 0-6 近江(滋①) ※初戦
奈良大附属|000|000|000|=0
近江・・・|120|003|00x|=6
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⭐️試合総評⭐️近江が6-0で奈良大附属に勝利。準決勝では、センバツ決勝戦で1-18で敗れた大阪桐蔭と激突する。先発のエース山田陽翔(3年)が6回を被安打1・四球1・奪三振6・計70球と好投し、残る3回を背番号10星野世那(3年)が被安打2・四球1・奪三振1・計27球と好救援した。攻撃陣は、1回裏に死球で出た走者を4番山田陽翔(3年)が2塁打で返し1点を先制して勢いづけると、2回裏には相手失策から1点、1番津田基(3年)の3塁打で1点を追加して、3-0。6回裏には、押出四球から1点、3番中瀬樹(3年)の安打で2点を追加し、6-0と突き放した。チームは計9安打、9番の背番号20小竹雅斗(2年)が4打数3安打と活躍した。敗れた奈良大附属は、番号18玉置睦(3年)・背番号1幡剛志(3年)・背番号17岸本侑大(2年)・背番号10長島幸平(3年)・背番号11森下元揮(2年)の5投手が小刻みに継投。攻撃陣は、5回表に5番森一真(3年)がチーム初ヒットを記録するも、試合を通じて計3安打に抑えられた。
[戦歴] 春季滋賀大会2022年
【近江の戦歴|春季滋賀大会2022年】
・決勝戦 :近江 05-1 立命館守山
・準決勝 :近江 07-2 綾羽
・準々決勝:近江 07-1 近江兄弟社
・3回戦 :近江 10-0 滋賀短大附属(6)
・2回戦 :近江 07-0 北大津(7)
[戦歴] センバツ2022年 勝ち上がり
◆大阪桐蔭 18-1 近江 ※決勝戦
大阪桐蔭|113|014|440|=18
近江・・|000|010|000|=1
======試合結果・総評レポート========
大阪桐蔭が18-1で近江に勝利し、明治神宮大会に続いて春のセンバツも優勝。春夏連覇を目指す。投打で近江を圧倒した。攻撃陣は、本塁打4本・計16安打で18得点。3番松尾汐恩(2年)が2ラン、6番田井志門(2年)がソロ、5番海老根優大(2年)が3ラン、2番谷口勇人(2年)が満塁弾を記録。投げては前田悠伍(1年)が7回を被安打2・死四球1・奪三振11と好投し、8回から背番号10川原嗣貴(2年)が試合を締めた。敗れた近江は、エース山田陽翔(2年)が先発し2回0/3(45球)を4失点で降板。その後、背番号9星野世那(2年)、背番号11平井創大(1年)が継投するも相手打線を抑えられなかった。攻撃陣はヒット4本、5回裏に相手失策から奪った1点にとどまった。
◆浦和学院 2-5x 近江(11) ※準決勝
浦和学院|000|200|000|000=2
近江・・|000|100|100|030=5x
======試合結果・総評レポート========
近江が浦和学院に5x-2(延長11回サヨナラ)で勝利。エース山田陽翔(2年)が5回に死球を受けて足を引きずりながらも、一人で投げ抜き、被安打7・死四球1・奪三振10・失点2、計170球を熱投。延長11回裏、女房役の捕手で8番大橋大翔(2年)がサヨナラ3ラン本塁打を放ち、決着をつけた。守備陣も再三の好守でエースをカバーした。敗れた浦和学院は、浅田康成(2年)・芳野大輝(2年)・金田優太(2年)の3投手が継投。3番手の金田優太(2年)は5回2/3を好投するも、最後は決勝弾を浴びた。ただ打っては5打数3安打と活躍が光った。この試合でエース宮城誇南(2年)の登板はなかった。
◆金光大阪 1-6 近江 ※準々決勝
金光大阪|000|100|000|=1
近江・・|100|100|22x|=6
======試合結果・総評レポート========
近江が6-1で金光大阪で勝利。エース山田陽翔(2年)が被安打8・四球1・奪三振10・計127球で3試合連続で完投。中盤まで相手ミスなどから得点し、7回裏には3番中瀬樹(2年)のスクイズ、8回裏には背番号18の9番清谷大輔(1年)の3塁打、1番津田基(2年)の2塁打で1点ずつを奪って突き放した。敗れた金光大阪は、エース古川温生(2年)が6回0/3を被安打7・死四球2・奪三振2と、この試合も好投。救援したセンターの福冨龍之介(1年)も力投した。今大会は旋風を巻き起こし金光大阪、夏の躍進も期待したい。
◆聖光学院 2-7 近江 ※2回戦
聖光学院|101|000|000|=2
近江・・|050|001|01x|=7
======試合結果・総評レポート========
近江が7-2で聖光学院に勝利。エース山田陽翔(2年)が被安打5・死四球3・奪三振2・計87球の省エネ&好投で、2試合連続完投。攻撃陣は、2回裏に背番号18清谷大輔(1年)が逆転2点2塁打を放つなど4打数3安打3打点と活躍し、序盤にチームを勢い付かせた。個性派集団のチームは計13安打を記録し、3番中瀬樹(2年)は4打数4安打2打点と活躍が光った。敗れた聖光学院は、エース佐山未來(2年)が被安打13・失点7。攻撃陣は計5安打で、犠牲フライで奪った2得点にとどまった。
◆近江 6-2 長崎日大(13TB) ※1回戦
近江・・|000|000|002|000|40=6
長崎日大|000|002|000|000|00=2
======試合結果・総評レポート========
近江が長崎日大との3時間4分の熱戦を6-2(延長13回TB)で制した。近江は、2点差を追う9回表に5番岡﨑幸聖(2年)、8番大橋大翔(2年)のタイムリーで土壇場で同点に追いつく。延長13回表には、先頭の4番山田陽翔(2年)が決勝打を放ち、その後は相手暴投などから計4点を奪った。投げてはエースで4番で主将の山田陽翔(2年)が13回を一人で投げ抜き、被安打7・死四球7・奪三振10・失点2・計165球を熱投。敗れた長崎日大は、エース種村隼(2年)が8回を、左腕の川副良太(2年)が残るイニングを力投。攻撃陣は、6回裏に4番河村恵太主将(2年)、5番白川輝星(2年)の連続2塁打で2点を先制するも、7回以降は無安打に終わった。
[センバツ2022] チーム紹介
⭐️秋季大会の主な戦歴①:滋賀大会は3位。初戦の2回戦・彦根総合戦は8-2、3回戦・近江兄弟社戦は5-3で勝利。続く準々決勝・伊吹戦は3x-2(9回サヨナラ)で勝利するも、準決勝・滋賀学園戦では5-6x(延長12回サヨナラ)で敗戦。臨んだ3位決定戦・立命館守山戦は、怪我を抱える中で出場したエース山田陽翔主将(2年)が2回裏に逆転満塁本塁打を放つなどし9-2で勝利した。
⭐️秋季大会の主な戦歴②:秋季近畿大会は8強。初戦で社高校(兵庫1位)との両チーム計21安打・21四死球の乱打戦を11-10で勝利。2点を追う9回表に2死満塁から2番中瀬樹(2年)の走者一層3塁打で逆転。エースで主将の山田陽翔(2年)が肘不調の中、4投手が登板し最後は背番号6横田悟(1年)が踏ん張りをみせた。続く準々決勝では、金光大阪(大阪2位)に6-7で逆転負けし8強。背番号9星野世那(2年)・背番号10外義来都(2年)の2投手が登板するも、序盤に挙げた6点のリードを守りきれなかった。攻撃面では、6番川元ひなた(2年)が5打数2安打3打点、背番号1&4番を兼ねるエース山田陽翔主将(2年)は初回に先制点となる2塁打を放つなど活躍を見せた。【戦歴:滋賀大会(3位)・近畿大会(8強)】
⭐️チーム紹介サマリー:京都国際が新型コロナによる出場辞退のため補欠出場。[3月17日(木)開幕前日に発表] 大黒柱は、エースで4番で主将の山田陽翔(2年)だ。最速148キロ、高校通算30本塁打の二刀流。4強入りした昨夏の甲子園では、全5試合に先発して30回で31奪三振、準々決勝・神戸国際大付戦でバックスクリーンに特大弾を記録するなど、17打数6安打1本塁打6打点と活躍し躍進の原動力となった。ゾーンに入っているかの集中力を見せ、鬼の形相で試合に挑む姿は、多くのファンを魅了する。2021年秋季大会では、右肘痛のために投手登板はなし。対外試合が解禁された今春3月12日には、智辯学園戦との練習試合に登板して、6回1安打1失点(計60球)と好投するなど復調をアピール。
[戦歴] 秋季近畿大会2021年
◆近江高校(滋③) 6-7 金光大阪(大②) ※準々決勝
近江・・|302|100|000|=6
金光大阪|000|300|04x|=7
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⭐️試合総評⭐️金光大阪が7-6で近江に逆転勝利し4強進出(センバツ出場有力に、出場すれば09年以来3度目)。序盤に6点リードされる展開も、4回裏に5番貴島の3塁打で2点、6番今北の3塁打で1点を奪い3-6と3点差。8回裏に死球2つとヒットから1死満塁のチャンスを作ると、5番貴島の2塁打で3点を奪い6-6の同点とし、7番森下の安打で1点を勝ち越した。この試合、5番貴島琉惺は4打数2安打5打点、4回裏に反撃の狼煙となる2点3塁打、8回裏に同点に追いつく3点2塁打を放つなど活躍が際立った(入部以来ずっとゴミ拾いを欠かさぬ習慣を持つ)。エース古川は9回を一人で投げ抜き、被安打9・四球7・奪三振5と粘りの投球で、序盤に6失点するも4回以降は相手打線を3安打に抑えた。一方の近江は、初戦の社高校戦(11-10)に続いて激戦を繰り広げるも準々決勝で敗退。投手陣は、背番号9星野・背番号10外義の2投手が登板するも序盤に挙げた6点のリードを守りきれなかった。攻撃面では、6番川元ひなたが5打数2安打3打点、背番号1&4番を兼ねる山田主将は初回に先制点となる2塁打を放つなど活躍を見せた。
◆近江高校(滋賀③) 11-10 社高校(兵庫①) ※1回戦
近江・・|300|040|013|=11
社・・・|000|150|040|=10
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⭐️試合総評⭐️両チーム21安打&21四死球の乱打戦は、8回裏に2点のリードを奪われた近江が9回表に2死満塁から2番中瀬樹の走者一層となる2塁打で11-10と逆転。9回裏には公式戦初マウンドとなる4人目の背番号6横田悟(1年)が3者凡退に抑えた。近江の投手陣は星野・外義・副島・横田の4人が登板し、被安打9・四死球11を記録。右肘の故障で投げられないエース山田をカバーした。敗れた社は一時最大6点差を追いつき、8回裏には芝本の勝ち越し打でリードを奪うなど粘りを見せるも、9回表にエース芝本が先頭から2者に死球を与えるなど踏ん張りきれなかった。
[戦歴] 秋季滋賀大会2021年
【近江高校の戦歴|秋季滋賀大会2021年】
・3位決定戦:近江 9-2 o 立命館守山(7)
・準決勝 :近江 5-6x 滋賀学園(12)
・準々決勝 :近江 3x-2 o伊吹
・3回戦 :近江 5-3 oo近江兄弟社
・2回戦 :近江 8-2 oo彦根総合
[戦歴] 夏の甲子園2021年
◆8/28(土) 智辯和歌山(和歌山) 5-1 近江(滋賀) ※準決勝
智辯和歌山|200|002|010|=5
近江・・・|001|000|000|=1
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⭐️試合結果⭐️智辯和歌山が5-1で勝利し、19年ぶりの決勝進出。エース中西聖輝が被安打4・四球3・奪三振10・失点1で完投(124球)、ここまで勢いに乗る近江を完璧に抑え込んだ。攻撃は、1回表にリードオフマン宮坂の2塁打からチャンスを作ると、3番角井の2塁打で1点、5番岡西の安打で計2点を先制。6回表は、8番中西・1番宮坂の安打でチャンスを作ると、2番大仲が2塁打を放ち2点を追加。8回表には、ともに安打で出塁した9番大西と1番宮坂を犠打で送り、バッテリーミスから5点目を奪った。この試合では、1番の宮坂厚希主将が5打数4安打と躍動し、5点全ての得点に絡む活躍を見せた。一方の近江は、エース中西の前に4安打に抑えられて1得点。2年生の山田は、6回2/3回を投げて被安打9・四死球4・奪三振3・失点4と力投した。5回表には4番徳丸を申告敬遠して1死満塁のピンチを背負うも、後続を抑えて無失点に抑えた。この試合では、今大会本人最多の122球、打っては1打点と活躍、大会を通じて”圧倒的な存在感”を放ち続けた。4強進出チームで最も過酷なスケジュールを戦い、山田はノーゲームを含めて計546球を熱投。この試合は、3年生エース岩佐の登板しなかったが(右肘の不調)、”山田・岩佐の後輩先輩継投リレー”は見るものを魅了し続けた。終盤はともに2年生の背番号18 副島、背番号11 外義が好投し、新チームでの活躍も期待される。この夏の甲子園では、近江ブルーが輝き続けた。ノーゲームでは井口が幻の本塁打、勝ち上がりでは島滝捕手や新野も本塁打を記録した。背番号16明石や1年生横田などのラッキーボーイも登場した。準々決勝ではキャプテン春山がサヨナラ打を放ち、8強の壁を破って堂々の4強入り。今大会最も勢いを感じたチームで、爽やかな近江旋風を吹かせた。
◆8/26(木) 神戸国際大附(兵庫) 6-7x 近江(滋賀) ※準々決勝
神戸国際大附|000|011|004|=6
近江・・・・|020|100|211|=7x
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⭐️試合結果⭐️近江が7x-6(9回サヨナラ)で勝利。9回表に4点差を追いつかれた9回裏、近江は6番明石が死球で出塁すると、7番のキャプテン春山がサヨナラ打を放ち、準決勝進出。昨年の秋季近畿大会の1回戦では、近江は神戸国際大附に2-5で敗れていたが、この試合でリベンジも果たした。この日も2年生の二刀流 山田がアドレナリン全開の活躍を見せた。投げては先発して6回を被安打2・四球1・奪三振6・失点1と好投、打っては7回裏にバックスクリーンへ2ラン本塁打を放った。また、9回表には先輩のエース岩佐からマウンドを再び預かり、同点に追いつかれるも勝ち越しは許さぬ熱投を見せた。攻撃陣の多彩な攻撃も光った。2回裏には4番新野がソロ本塁打(今大会2本目)を放つと、4回裏は6番明石と8番横田のコンビが躍動した。ともに安打で出塁すると、1塁走者の横田が飛び出し、3塁走者の明石が本塁に突入して1点をもぎ取った。(第100回大会での金足農業戦を思い出させるような好走塁) また、エース岩佐は7回から登板して9回表には2点差に追い上げられるも、この日も大汗をかきながらの力投だった。一方の神戸国際大附は、4点を追う9回表”2アウト”から、代打攻勢で驚異の粘りを見せた。9回表2死の絶体絶命の場面から、6番武本がフルカウントから四球を選んで出塁すると、”代打の切り札・勝木”がヒットを放って2死1・3塁のチャンスを作る。ここから代打夜久の安打で1点(3点差)、代打松尾の2塁打で1点(2点差)、代打柴田が四球を選んで2死満塁。ここで近江はエース岩佐から外野守備の山田に交代。さらに1番関がライト前に2点安打を放ち、6-6の同点とした。最後はサヨナラ負けを喫するも、「野球は2アウトから」「全員野球(登録18人中17人が出場)」という高校野球の代名詞をまさに体現する大熱戦を繰り広げた。
◆8/25(水) 近江(滋賀) 7-4 盛岡大附属(岩手) ※3回戦
近江・・・|300|001|120|=7
盛岡大附属|002|000|011|=4
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⭐️試合結果⭐️近江が7-4で勝利。序盤・中盤・終盤に得点を重ねて、強打の盛岡大附打線の追い上げを振り切った。先発の2年生山田は、6回を投げて被安打7・死球1・奪三振10・失点2と好投(89球)し、上位打線をほぼ完璧に抑え込んだ。7回裏からは守護神のエース岩佐が3回を投げて(60球)、8安打を浴びるも四死球0・奪三振4と力投。”後輩先輩の必勝リレー”で相手打線に一発を許さなかった。攻撃陣は、初回に3番山田・6番明石のタイムリーで3点を先制し、序盤から流れを引き寄せた。6番明石は4打数3安打2打点と活躍、1年生の横田は6回表に追加点となるタイムリーを放ち、攻撃の勢いを再び作り出した。一方の盛岡大附属は、先発した背番号18井口が先頭から2者に四球を出して降板。2番手の背番号10大平は3回途中までを投げて3失点と、序盤にリズムを崩した。攻撃陣は、15安打を放つも4得点止まり(11残塁)。しかし、終盤には伝統の粘りを見せ、8回裏に1点、9回裏にも1番松本から始まる好打順で1点奪うも、主軸が倒れてゲームセット。ここまで2試合を完封したエース渡辺は、6回2/3を投げて被安打8・四死球3・失点4(100球、3試合合計340球)と力投した。今大会の活躍について、関口監督が「MVP」と評価する活躍を見せた。
◆8/23(月) 大阪桐蔭(大阪) 4-6 近江(滋賀) ※2回戦
大阪桐蔭|310|000|000|=4
近江・・|001|110|12x|=6
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⭐️試合結果⭐️近江が6-4で勝利。優勝候補筆頭の大阪桐蔭に対して4点差を逆転勝利。序盤にリードを奪われる展開も、3回裏に9番明石と1番井口の連打で1死1・3塁を作ると、2番西山のスクイズでまず1点。4回裏は、5番新野翔大の弾丸ライナーソロ本塁打で2点目。5回裏には、1死満塁から4番山田の犠牲フライで1点差。7回裏には、5番新野のタイムリーで4-4の同点とした。さらに8回裏には、大阪桐蔭の2番手・川原を攻めて、失策と2四球から2死満塁のチャンスを作ると、途中出場の3番山口蓮太朗がライト前に勝ち越しとなる2点タイムリーを放ち、6-4(これが決勝打)。投手陣は、先発の2年生 山田陽翔が6回を投げて被安打4・四球3・奪三振7と好投(108球)。鬼の形相を見せ、4回〜6回はヒットを許さぬ好投でチームに流れを引き寄せた。7回からはエース岩佐直哉が投げ、3回を被安打1・死球1で大阪桐蔭を無失点に抑え込んだ(自己最速149キロを記録)。守備陣は、背番号15のショート横田(1年生)や背番号16ライト明石のファインプレーに加えて、島滝捕手が2つの盗塁死を奪うなど堅守も光り、全員野球で勝利を掴み取った。一方の大阪桐蔭は、初回にヒットと2四球から2死満塁を作ると、6番宮下が走者一掃の2塁打で3点を先制。続く2回裏には8番松尾がセンターにソロ本塁打で4点目を奪うなど、序盤に主導権を握った。しかし、4回以降はヒット1本に抑えられて計5安打。投手陣は、先発した背番号10竹中が被安打7・四死球6・失点4。同点で迎えた8回裏からマウンドに上がった背番号15川原は、2死から2つ四球を出して満塁から勝ち越しを許した。大阪桐蔭は、大阪大会では激戦を制して勝ち上がるも、近江投手&守備陣がそれを許さなかった。
◆8/20(金) 近江(滋賀) 8-2 日大東北(福島) ※初戦
近江・・|120|010|310|=8
日大東北|000|020|000|=2
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⭐️試合結果⭐️近江が8-2で勝利。1時間遅れで始まった試合は、近江が初回に相手失策から1点を先制、2回表には6番島滝悠真の2ラン本塁打で2点を追加し、序盤から試合を優位に進めた。島滝は5打数3安打4打点(2ラン本塁打・2塁打2本・いずれも打点)と活躍が光った。投げては先発の山田陽翔(2年)が先発し、5回を被安打4・死四球0・2失点と好投、2試合で計131球(①63球+②68球)を投じた。その後は、エース岩佐が4回を被安打1・死球1の好投で、相手に得点を許さなかった。一方の日大東北は、エース吉田達也が1回表に先頭打者のライナーを右足に受けて”わずか3球”で降板(検査結果=打撲)。その後は、星・堀米・馬場の3投手が登板。2回表途中からマウンドに上がった1年生の堀米涼太(双子でベンチ入り)は、5回を投げて被安打7・与死四球5・失点4も、4回表2死満塁では三振でピンチを凌ぐなど力を見せた。チームは今大会限りで勇退する宗像監督(59)と共に、エースの緊急降板・順延・ノーゲームなどの困難な状況の中で、全員野球で戦い抜いた。なお、この試合は前日8月19日(木)にも行われ、近江が5回裏に1-0でリードした場面で雨天ノーゲーム。近江の1番井口遥希がソロ本塁打を記録(幻の本塁打)していた。
[過去] 夏の甲子園メンバー2021年
==背番号・名前・学年・投打・出身中学==
01 岩佐直哉 3年 右右 守山(滋賀)
02 島滝悠真 3年 右右 栗東西(滋賀)
03 新野翔大 3年 左左 守山南(滋賀)
04 津田基 2年 右左 青山(滋賀)
05 山口蓮太朗 3年 右右 河原城(大阪)
06 井口遥希 3年 右右 寺戸(京都)
07 春山陽生 3年 右右 中宮(大阪) ◎
08 山田陽翔 2年 右右 栗東西(滋賀)
09 西山嵐大 3年 右左 枚方三(大阪)
10 星野世那 2年 左左 仰木(滋賀)
11 外義来都 2年 左左 摂陽(大阪)
12 大橋大翔 2年 右右 大東(滋賀)
13 塚脇楓太 3年 右右 新北野(大阪)
14 柴田隼 3年 右右 栗東(滋賀)
15 横田悟 1年 右右 彦根・中央(滋賀)
16 明石楓大 3年 左左 天満(大阪)
17 森川輝一 3年 右右 草津(滋賀)
18 副島良太 2年 左左 阪南(大阪)
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